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ドイツ暮らしの情報

ドイツで音楽の仕事などしてる大阪人です。

生活や音楽や、
海外に興味のある方に向けての情報、またはただの呟きに付き合って下さる方との繋がりを求めて、こちらでの暮らしの様子を綴ります。

今日はバルト三国エストニア🇪🇪の

建国100年記念なのだそう!



来週Duoでコンサートをする相方くんがエストニア出身で、

一人盛り上がっていて微笑ましたかった今朝。


ミュンヘンはとってもいい天気です〜!

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久々の快晴になんだか心まで温まる日でした





ちなみにエストニアといえば、
世界で最もよく演奏される現代作曲家としても知られるArvo Pärtさん。

有名なところだと


この音の少なさと音と音の間の深遠さ…

エストニアの空気感ってどんなんだろ〜と想像が膨らんでしまいます。




首都のタリンは最近は日本からの旅行客も増えて人気があるんだそう!

でも街を外れると、ソ連に占領されていた頃のまま人が住んでいないところがたくさんあるのだそう。

1918年に戦争でソ連に勝って独立宣言してからも、長いこと占領下に置かれていて
1991年にやっと独立を勝ち得たのだと。


2004年からはEUにも加盟して、
もちろんドイツ滞在も自由。

ビザの心配をしなくていいなんて
羨ましい!と昔言ったことがあるけど、


エストニアが自由を得るまでの長い戦いがあったからなんだなーと
ふと自分の日々の軽々しい発言の数々を反省しているところです。。←今更


エストニアといえば、もちろんN響の指揮者でも有名なPaavo Järviさん!


昨年12月16日に、
Deutsche Kammerphilharmonie Bremen
とのブラームス 交響曲4番と、
ベートーヴェンのピアコン4番を
Leonskaja様の演奏で拝聴したところです。

今思い出しても、何をとっても素晴らしいコンサートでした。

オケとの呼吸もぴったりで。
レオンスカヤさんの温かく澄んだ音楽も、オケともホールともとても良く合っていて。


そんな素晴らしい音楽家を生んだ国の一大イベントが今日だったんですね


ベルリンでこの週末たくさんの独立を祝うコンサートがあるのだそうです。





自由や権利があることに、
喜びと感謝を感じる今日でした




皆さんご機嫌いかがですか⁇



ミュンヘンは寒い日が続いています。

と書いて天気予報をチェックしたら
明日からもっと寒くなる様子…

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去年より冷え込んで来そうです。





外は寒いですが、
レッスンしているドイツ人の生徒が
送ってくれた練習の録音を聴いて
一人で大笑いしてしまって。

というのも、
1-2-3を言いながら練習するように
というのが今週の彼の課題で。

ドイツ語だと、

eins zwei drei(アインス、ツヴァイ、ドライ)なのですが、


日本語では何ていうの?と訊かれて

いち、に、さん

を教えたところ、
日本語の方が言いやすい!と。


録音も全部、いち、に、さん!
ととても頑張って数えていたので
まずそこでクスッと笑ってしまいました。




そして音が上がると、何故か
拍を数えているはずの声も上がってしまうのですよね。




レッスンでは、

「数える時は同じ高さで、
メロディに左右されず、規則的に!」

と指導しているのですが、
これがなかなか難しい。





そして彼は声がひっくり返るほど
メロディと一緒に高くなってるので…

高い声を出さなくていいのに
なぜか(無意識に)
メロディに合わせてしまっているので

練習の目的(拍の枠の中で弾く)
とは、もはや、ずれてしまっている。


それに気づいてないのは問題なんですが、、

無意識にいち、に、さんを

歌い上げてしまっている

無邪気な録音に
大笑いしてしまいました。

むっちゃほっこりしました。
ありがとう、生徒くん。





でもね、
拍は歌うものではなく
刻むもの。


ベートーヴェンで特に感じます。



今取り組んでいるチェロソナタ4番、
作品102で、面白いのが作品101のピアノソナタと似てるな!と思うところもあって。




ベートーヴェンのハ長調といえば
私はワルトシュタインがすぐ浮かぶのですが、
同じハ長調でも

このチェロソナタを弾いてると、
より神聖で、クリアな精神性を感じます。

自分の人生の陰も陽も
全て受け入れている、
そんな強さと愛をベートーヴェンから伝えられているような、気がしてきます。

面白いのが、根っからの激しさとか神経質なリズムは健在していて、
神々しい部分とコントラストがあるところ。


私はその美しさに、
ついつい拍の枠を超えてしまいがちなんですが、
ここでも拍ありきの歌。
ロマン派のような強いルバートは

あなた、やりすぎよ!
と言われてしまう。



結局私も、生徒と同じように
拍を取る難しさと向き合っているのでした。

とほほ。






この寒いのに、ここではインフルエンザBが流行っているそうです。

皆さま、身体をお大事に。
あけましておめでとうございます!!


え、今日はもぉ1月31日だって?
まさか…















ホンマや…びっくり

















はい。ごめんなさい。


年末年始にゆっくりし過ぎたツケがまわって、なんだかとんでもなく忙しく過ごした1月がやっと終わりました。


今年はなるべく計画的に、
火事場の馬鹿力を
発揮しなくていいように
過ごすことができれば…


今日は満月らしいので、
そのような目標を掲げてお月様にお祈りしたいとおもいます。


でも、

力を発揮したい時に
全力を発揮できる身体だということも、
実はとても有り難いことだなぁ
とさいきん、つくづく思います。


間違いなく、思考が歳をとっています。笑








2018年初めのコンサートは19日、
ピアノソロの為の現代曲で幕開けでした!




いつものパターンですが、
今回は油断していまして
ソロの現代曲なのに本番の10日間前に楽譜をもらってヒヤヒヤでした。。


状況はこんな感じです。




ミュンヘン検察:
グリュースゴット。
では、検証を始めよう。

クリスマス休暇前の2017年12月22日午前11時頃、あなたにオーケストラ事務局からこのメールが届いたんですね。




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被害者K: はい、間違いありません。


検察側: これはいったい、どういった内容ですか?


K: えぇ、これはですね。
関係ない部分を省くと、
1月19日のコンサートで演奏する人は、
今すぐ、 図書館で、
楽譜を借りることができます。

という内容ですね。



検察: それで、あなたはその時、
すぐに、借りに行かなかった。
何故ですか?


K: えぇ。

すぐに、
と書いてあるのに、


すぐに、
行けなかったことは私にも非があります。


ですが、
私は22日金曜日、音楽学校での指導があり、メールを見たとき既に午後17時頃でした。


検察: なるほど。それで、そのあとすぐに図書館に行ったのですか?



K: いえ…図書館は金曜日は16時に完全に閉まるので。


検察:それを証明できるものは?


K:ネットで確認できます。



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検察: そして、週末は図書館はもちろん休暇ですが。あなたは月曜日も図書館が開いていると、勘違いしたのですね?クリスマスなのに?


K:はい。。私は年末の仕事が全て終わったことでリラックスしてしまって。。



検察側:ははぁ。そして結局、あなたは月曜日に図書館に行ったが閉まっていた。
あなたは1月8日の図書館開館日まで2週間待つことになった。


K: え、えぇ。2週間も図書館が休暇だとは思わず…

でもね、
このメールの書き方だと、

すぐに図書館で借りれますよ!
と書いてあるだけです。


休暇前の閉館2時間前にメールを送るなら、


図書館はあと2時間で
クリスマス休暇に入ります。

緊急‼️

とか、

もし取りに来られない人は、メールで送ります!即連絡!


とか、対応してくれればいいと思うんですが。
だって皆予定があるのだから、
すぐに取りに行けると思います??


オーケストラ事務局はその後、応答なしでした。



検察側: ほかに言いたいことは?


K: い、いえ…




検察: 
残念ながら、

この件は100パーセント、あなたの注意不足です。

残念ながら、

あなたの考えは甘い。とんでもないです。

ここはドイツです。
バイエルンです。
ミュンヘンなのです。
我々の休暇を甘く見ないでください。

お忘れなきよう。


Es tut mir Leid.(お気の毒です。)

では。








K: ...く、、クソぉぉぉぉ







という私の凡ミスで図書館に行く時間がとれず、気付けば休暇に。。



ほかの楽器の子たちとブーブー言いながら、こおゆう試練でなぜか鍛えられている現代音楽課程とも、、

夏にはようやく卒業(する予定)と思うとそれはそれで…我々学生のネタがなくなる←そっちかよ




話を戻しますが、
今回はイスラエルの音楽大学から、現代曲専門のピアニストがレッスンをしにいらしてくださいました。

そのお陰で皆、最後には形になったのでした。Amit Dolberg というピアニストです。


そおゆう方を呼んでくれるなら尚更、楽譜を早めに渡してもらえれば有り難いのであるけれども。




そんな、学生に若干の不信感を持たれながらも毎度コンサートをオーガナイズして下さってる先生がいるのですが。

今回私が演奏した作曲家とお友達ということらしく、


私が弾いたのを動画で送ったら喜ぶわ!💓

という先生の思いつきで、急遽
コンサートをケータイムービーで撮って頂いたので、ここに載せさせてください。










画質音質、あまりよろしくないですが、

興味を持って頂ける方に見て頂いて、何か参考になれば、とおもいます。




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いつも、終演後に出演者と関係者でビールで乾杯したら、終わりよければ全て良し‼️と感じてしまいますね。



(そしてこの日譜めくりをしてくれた、この美女はピアニストなんですが、彼女と仲良くなれただけで幸せ。笑)

(私は半目なので隠させて頂きます。)

後ろから見てるおじさんはこの日のカメラマンさんでした。カメラマンだけにカメラ目線…ちゃうか





まとまりのない長い記事を最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました!!