今を楽しむための断捨離 | にぶんのいちのこっち側で ★癌と猫のわたしの部屋★

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2023年ブログタイトルを変更し、
猫のこと、病気のことなど書いています。
2023.01)胸腔鏡左下葉切除
 T3N2M0(ステージⅢb)の肺腺癌との診断。
2023.02)抗がん剤治療を開始。
 シスプラチン+ナベルビン
2023.04 遺伝子変異分子標的治療
 タグリッソ

一年前の今頃は何を考えていたのか…というと、

今とあまり変わらない気がする。

 

教室講師の仕事を拡大させようとポスター作りをしたり、テレワークで出来るパート仕事を探していたように思う。

実際11月下旬にぴったりの仕事が見つかった。そして、翌月癌が見つかる。

 

さてさて、

最近、気候も良く過ごしやすくなったので、不用品を片づけようとゴソゴソしていると、古いノートが出てきた。勉強会のメモなどが書いてあり、捨てるのも勿体ないと思ってしまったが、恐らく1年以上放置されていたのだから意を決して捨てた。読み返しても良く分からないものもあり、身につかなかった情報なんてそんなもんだと諦めた。インプットしたらアウトプットできるくらいにならないと意味はないんじゃないか。ふーん...で終わった記憶に残っていない情報は、この際一旦捨てようと思って捨てた。

 

私は取捨選択が下手なんだと思う。

優先順位をつけるのが下手ともいえると思う。

 

がんが分かった時、これだけはやりたい!やらなきゃ!!を考えたが、意外と無かった。。。強いて言えば、問題だらけの第一子、まだかわいい第二子が成人するところまでは元気でいたいと思った。そして、親に面倒見てもらわなくていい様に、悲しませないようにしたいとも思った。が、何かをやり遂げたい!というような野心は生まれなかった…。

とはいえ、自分よりも私の事を心配してくれる人たちがいると思うと、治療から逃げようとは思わなかったし、やっぱり私もまだこの世にいたいと思っている。

 

数年前、愛猫の病気が分かった時、私の世界観が変わった。

愛する者がいなくなってしまうかも…と思うと、家中の物が不用品に思えた。

これも、コレも、何にもいらないから、穏やかに暮らせる場所と時間が欲しい!と思った。

 

こうゆうことがないと、私は決められない、捨てられない人間なのかもしれない。

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そこで断捨離の決意表明!

・本(本棚は欲求の塊)

・着物(フリマサイトでいっぱい買ったが、似合わないものを手放す)

・活かせていない資格(更新しない)

・3年以上着ている普段着

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少し前、フォローしていた癌サバイバーが天に召された。

数日前、知人の知人が事故で亡くなった。

明日も生きていることは当たり前ではない。

人はどこかで自分は大丈夫と勘違いし、奇跡が起こると思って期待し、今あるものが無くなるかも…という恐怖から目をそらそうとしているのだと思う。

でも、現実はこうなんだな、

でも、誰もがいつかはこの世に身を置けなくなるのだ。

自分が癌になったことで、「人生100年なんかじゃない」と身をもって知り、それを自分事にする仮体験もした。

だったら、残りの人生を自分ファーストにするために、優先順位をつけるのは今やっておくべきことだと思う。