抗がん剤は患者本人だけでなく注意が必要なことがある。
例えば、私が抗がん剤を点滴してもらう時、
看護師さんはフェイスシールド、使い捨てナイロン製スモック、手袋などを着用し、曝露を防いでいる。
患者が注意を受ける点としては、
抗がん剤点滴中は安静にベッドに横になる、
血管の痛み、腫れなどを感じたらすぐに申し出る。
・・・血管から漏れると皮膚に影響がでるため。
もし失禁したり、
計量中のし尿ビンからこぼしてしまったら、自分で処理せず看護師を呼ぶ。
・・・特別な処理が必要との事。
排泄物で少なからず曝露する可能性もあると聞くが、
退院後の生活で気にすることはないとの事だった。
因みに、入院中から男性も座って用を足すようにと言われている。
退院後、
食事は好きなものを食べてよいと言われた。
抗がん剤の副作用で吐き気が強く、体重が落ちている人は特に、とにかく好きなものを食べて体力を回復することが必要なようだ。
手術後の退院では、次の外来(2週間後)までは
・飛行機に乗らない
・体をひねる運動は避ける
などの注意はあったが、
抗がん剤治療の退院では、そういった制限もなかった。
とはいえ、
私の場合、1クール目の退院直前、白血球数がかなり減っており、実は退院前日に少し発熱していた。
翌日医師に報告し、抗生剤を処方してもらい帰宅したが、外出は自粛した。帰宅して3日後には体調も戻ったが、次の入院まで必要最低限の外出しかしなかった。
抗がん剤2クール目は白血球のコントロールのため、抗がん剤の量が調整されていたこともあり、前回より楽に退院してきた。
しかし、ほぼ外出せずに過ごしている。
医師からは、抗がん剤投与後14日後のピークを目安に、普通に過ごしてよいが、感染症対策はするように。とのことだった。
どちらかというと出不精なので、私は気にならないが、
過度に制限しなくていいよ、という事だと思う。
因みに、
食事に気を付けるのであれば、
豆・野菜・きのこ・ヨーグルトを摂るのは良いようである。