また呼吸器内科に戻ってきた。
手術をすることになったとき、
抗がん剤より手術の方がいい、
抗がん剤は怖い…と内心思っていた。
切って終わりと思っていた私に、
「外科で確認できる癌細胞は全て取ったが、
画像に写らない、目に見えない小さなものが
体の中に残っていることを想定して、
抗がん剤治療をお勧めします。」という提案。
あー、来てしまった。。。
と思った。
しかもだ、
「抗がん剤をすることで再発率は、
やらないより5~10%抑えられます」と。
(ステージⅢbの場合だと思います)
は?
え?
たった
5%~10%????
いやいや、
抗がん剤って、結構つらいでしょ。
しかも、脱毛もするから、
周りにそれとわかってしまうし…、
それがそんなもんなの?と思った。
でも、
これを「やりません」という勇気はなく、少し迷っていると、
消化器内科Dr.Aは"そんなに迷う?"と言わんばかりに笑みを浮かべる…。
「やるか、やらないかのお返事を先生は待ってますか?」
と聞くと、そうだと言い、
「みんなやってますから。おばあちゃんとかも沢山…」と。
いやいや、そうゆうこと?
というか、
私は先日のステージⅢbにも困惑していて、
疑問というか、どう表現していいのか整理がついていない状況なのに…、と思いながら、
やる選択をした。
一緒に診察室に入った主人に、帰り道でそれをそのまま話した。
「5~10%って、そんなもん???
って思ったけど、やらないという勇気なかったよ。」と。
Dr.Aに初めてお目にかかったときは、
「私より先生の方が病人っぽい」と主人に説明したのが
なんだかバチとなって返ってきた気がしたのと、
Dr.Aとのコミュニケーションにちょっと不安を抱いた。