術後、主人は私の取り出した肺を”こんなにきれいなんだ”と思ったという。生々しい色で、”写真を撮りたかったが不謹慎かと思って言えなかった”と言った。
私は写真でしか見られなかったし、"取り出したばかりはこんな色じゃなかった"と言っていた。
私も見たかった。
で、病理診断の前にDr.Iから言われたことは
「リンパへの転移があった」
「わかる範囲の、取れる範囲は取った」
とのことだった。
手術から4週間ほどで外来受診し、
「病理診断の結果、心臓への浸潤、リンパへの転移」
「ステージⅢb」
「とれる範囲の細胞は取り切っている」
「外科としては寛解」
「元々診察を受けた呼吸器内科Dr.Aへ紹介します」
・・・・
あれ?
早期発見・・・じゃない?
あれ?
ステージⅢってなんだっけ?
Ⅲbって、そもそも手術対象じゃないじゃん…
5年生存率?
再発率???
あれ?
結構深刻じゃん..。
などなど、
調べれば調べるほど、
残った時間について考えざるを得なかった。
”術前にステージⅢと言われていた人が、
術後にステージⅠになることもよくある”
というweb記事を読んで、
逆の人はどうすればよいのか、
どう捉えてよいのか戸惑いながら、
現実を正しく受け入れるために
一人で闇雲に調べない方がよいと思った。