心もソーシャルディスタンスを | にぶんのいちのこっち側で ★癌と猫のわたしの部屋★

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2023年ブログタイトルを変更し、
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2023.01)胸腔鏡左下葉切除
 T3N2M0(ステージⅢb)の肺腺癌との診断。
2023.02)抗がん剤治療を開始。
 シスプラチン+ナベルビン
2023.04 遺伝子変異分子標的治療
 タグリッソ

こんにちは。

キャリアコンサルタントのこまちです。

 

今朝、NHKおはよう日本 の中で取り上げられました、

千葉教育委員会が調査した、教職員から受けたセクハラに関するアンケート。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/chiba/20200605/1080011146.html

"自分や、自分以外の人が被害を受けたのを見聞きしたケースを含めて「学校でセクハラと感じて不快だったことがある」と答えた児童と生徒は588人で、前の年の1.4倍と大幅に増えています。"
 

"千葉県教育委員会教職員課は、調査結果について「子どもたち側のセクハラへの意識が高まる一方、認識が甘い教職員がいてギャップが生じている。"

 

 

具体的にどんな行為を「セクハラ」と感じたのかというと、
 ・身体をなでるように見られた

 ・特定の女子だけ下の名前で呼ぶ

 ・教師からのボディタッチが多い

 

という回答があったそうです。

 

一つずつ検証してみたいと思います。(個人的見解です)

先ず最初に、現在の先生方の教育の難しさ、尊厳を保つことの難しさと、"ハラスメント"という言葉の普及が相まって、「セクハラ」と声を上げやすくなっている現状もあると思っています。

この考えが、私の世代観、認識の甘さ...といったことに繋がるのかもしれません。

よって、小学生と中学生の我が子達にも話を聞いてみました。

 

「・身体をなでるように見られた」

実際にその様子を見たわけではないので何とも言い難いところはありますが、

女子中高生であれば、このような事を理由に先生に対して「キモイ」とか言っている様子も想像できます。小学校高学年くらいから女の子は身体が女性へと成長しています。

身体は大人へ、心は子どもと大人のバランスが取れず、利己的に、自己中心的になることも珍しくありません。

そんな段階ですから、"見られる"ということに過剰反応を起こすことも想像できます。

ですから、特に男性教師は、女子生徒を見るときには注意が必要です。

個人的な意見ですが、"10代の女子生徒"と"男性教師"と考えると

教師としては"ただ見ただけ"であっても、女子生徒はそれも嫌だと感じる可能性があるという理解の上で接することが前提になると思います。

体育の時間などは、尚更です。

体操服も、水着も、女子はそれを見られるのが嫌です。

生徒同士は楽しそうにしていても、そこに男性教師が加わろうとしてはいけません。

女子生徒たちが「センセー!!」とでも呼ばない限り、安易にその輪に入ってはいけません。

 

部活動などで、成果をあげたくて生徒が意欲的に参加している場合は、積極的な指導が必要になると思います。体育の授業よりも熱が入りますよね。技術指導だとしても身体を触るときには、相手の表情やその後の態度など、気に掛けるようにした方がいいと思います。

あまり顔色ばかり窺っていると、「〇〇ちゃんばっかり触るよね」なんていう陰口も直ぐに出てきますし、それが「ひいき」とみられることもありますから、時折、女性教員に協力してもらうなど、体罰、セクハラという問題にオープンに取り組むことをお勧めします。

 

 

「・特定の女子だけ下の名前で呼ぶ」

これ、"セクハラ"なの?と思います。

どちらかというと前述のように「○○ちゃんの事ばっかりかわいがって、ひいきしてる」という発想かな、と思います。

中学生の我が子も、「それがセクハラ?意味わかんない」と言っておりました。

 

その現場を見ていないので分かりませんが、

この事例としては、セクハラとして扱う必要はないのではないかと思いました。

ただし、「不公平感」を感じている問題があるのかもしれません。

皆に平等にすることは認識していただきたいと思います。

ただ、「平等」という意味は、"その子に見合うチャンスを与える"事であったり、"役割を与える"ことでもあると思います。

教師と言っても人間ですから、好き嫌いは当然ありますし、建て前もあります。それを子どもたちにそう感づかせないテクニックを使ってほしいと思います。

 

 

「・教師からのボディタッチが多い」

これこそ、教師と生徒との信頼関係の中で判断されることだと思います。

先ず言える事は、ボディタッチをしていいのは信頼関係ができてから...という事です。

ボディタッチをすることで信頼関係を築こうと思うのは間違いです。

因みに、私の学生時代の事ですが、

ワークの時間に生徒の間を回ってくれる先生がいました(今でもそんな光景はよく見られますよね)。 すると、ある時からクラスメートに「〇〇先生ってこまちのこと好きだよね」とか、「わざとぶつかってくるよね」とか、色々言われるようになりました。私は、それくらいの事は許容範囲だと思っていましたが、周りの友達はいちいち見ています。

それだけ、異性を意識している子も少なからずいるのです。

そして、誰が特別扱いされるのか、ということもよく観察しています。

 

・・・となると、アンケートで言うと、本人は何とも思っていなくても

周りの子がセクハラと思って"先生が触る"と事例を出す。しかも、触られているのは本人ひとりで、本人はセクハラだと思っていない...けど、見たり聞いたりした生徒10人がセクハラだと感じ記入した...ということも考えられます。

ま、それが本当にセクハラに値するような事であれば「10」という数字は正しく評価すべきと思いますが、件数よりも、その内容をよく精査する必要があると思います。

 

学校でも、職場でも、

ハラスメントに対する意識が高まり、

自分が嫌だと感じたことを表現しやすくなった一方で、

何にでも使える万能表現の様に使っている人もいることを理解して、

何があったのか、どんな風にいやだったのか、繰り返しされていないか、エスカレートしていないか等の状況判断もしっかり行っていく必要があると思います。

 

「嫌な思いをした」という受けた側、見ていた側の主張によって判断される

その感情に寄り添う根っこをしっかりと張り、

実態調査

問題把握

 をしていくこと。

 

そして改善には、

先生方の意識改革もそうですが、

子どもたちにも、「イヤを表現する方法」、「自分だけにならない工夫」など

教育していく必要性を感じました。

 

 

因みに、

私がカウンセラーとしてではなく、別の業務で働く職場では、

経営者の一人の言動に職員が疲弊しています。

特にこのコロナの渦中、経営状況の悪化がそうさせているのは分かりますが、厄介な問題です。小さな職場で退職者が複数名出ているのですから、自分の過ちに気づいて欲しいと願うのですが恐らく簡単ではないでしょう。

実態調査に入ろうと思っていますが、他の経営者含め"うん"と言ってくれるように仕掛けたいと思う今日この頃です。

 

 

それではまた。