進路選択を考える...中学生のときに考えた進路と今 | にぶんのいちのこっち側で ★癌と猫のわたしの部屋★

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2023年ブログタイトルを変更し、
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2023.01)胸腔鏡左下葉切除
 T3N2M0(ステージⅢb)の肺腺癌との診断。
2023.02)抗がん剤治療を開始。
 シスプラチン+ナベルビン
2023.04 遺伝子変異分子標的治療
 タグリッソ

こんにちは。キャリアコンサルタントのこまちです。

 

前回、自己理解について書きましたが、

人がどうやって進路を決めたか、

知りたい方もいるかな...と思い、

今回は、私の初めての進路選択"高校を選ぶ"ということについて書きたいと思います。

 

 

私、中2の時には"普通科にはいかない"ときめていました。

 

学力勝負の意味が分からなかったのです。

負けず嫌いな私ですが、勉強で一番になる事にどんな意味があるのか分からず、

 自分が勉強で一番になれるイメージもありませんでした。

 

私がどんな女子中学生だったかというと、

国語と英語はそこそこできました。

特別苦手なものはないのですが、社会(特に歴史系)は、なぜ勉強するのか

意味が分かりませんでしたし、理科も嫌いでした。

運動を含め実技が得意で、実技4教科の成績はいずれも良かった感覚はあります。

更には、生活態度や委員会・部活動などの内申点は結構高かったようです。

 

なので、全体的には成績は良かったと思いますが、

兄は、私とは全く違って学力が高く、地元の進学校に入学し、

とても苦労している姿を見てしまったのです。

 

私は田舎育ちです。

公立高校の入学条件に地域制限があり、私が通常ルートで入学できる学校はそう多くはありませんでした。

中2で"普通科以外"と決め、普通科でない学校を探そうにも、なかなか自分が思うような学校は見つかりませんでした。

 

先ずは、どんな職業に付けるのか?どんな専門的教科があるのか...という

ことを調べました。

 

私の場合は、学校推薦をもらわなければならない地域にはなるものの、

いくつかやってみたいことが見つかりました。

 

「デザイン科」、「コンピュータ系」、「商業系」でした。

 

全寮制覚悟で高専の「電子制御科」も学校見学に行きました。

でも、ここは校風が合わないと思った事と、学力的にもう一段上を目指していく必要があり、

候補から除きました。そもそも、近所のお姉さんが"●●高専に受かったんだって!すごいね!!"と称えられた事でその学校の存在を知り、興味を持った..という程度だったのですが、やはり見学に行ってよかったと思いました。

 

校風が合わない...というのは、

私は運動が得意だったこともあり、運動部に所属したかった点です。強そうな運動部もなければ、女子が圧倒的に少ないので、そもそも活動できるのか...と思った事、

見学に行ったときに見た生徒が、内向的な方が多いように感じ、ちょっと私とは合わないかな…などと思いました。

 

そして、「デザイン科」については、デザイナーになれたらステキだな~とは思いましたが、

当時はまだデジタルの時代ではありませんでしたし、本当にデザインの世界で就職できる人は一握りなのではないかと想像したことと、

そもそもデザインのように正解のない世界で評価を受ける難しさを感じ、

職業にするなら正解のある世界にしようと思い、外しました。

 

 

すると、必然的に「商業」ということになりました。

通常の通学圏内ではありませんでしたが、

学校推薦をもらう前提で、志望校は決まりました。

そこは運動も勉強も、文化部も活動が盛んで、

とにかく地元企業からの信頼も厚く、就職先が豊富。

母とも意見が合い、学校の先生も”そこなら推薦できる”という話になり、

志望校は決まった..と記憶しています。当時、その話(学校推薦)になるまで、

自力入学ができないとは知りませんでしたが、色々ルールがあったようです。

 

そんな私も

当時はまだ、どんな職業に就きたいかは決まっていませんでしたし、

今のように職業の種類もそれほど多く知りませんでしたから、"専門性のある仕事"に就きたい。"コンピュータを扱う仕事"がいいな...と思っていたくらいでした。

手に職をつける!というところを重視して、専門性の高そうな科を選択しました。

その後、これが失敗だったと思ったのですが、この話はまた改めて...

 

因みに、

女の子が仕事を考えるうえでよく上がってくる職業..."看護"や"保育"

そして、進学を検討する段階でよく話題となる事..."女子高"についても考えたことがあります。

 

正直、女子高もいいな♪と思っていました。

通学圏内にある女子高は「普通科」「看護科」「保育科」。

「普通科」は無しの私に残された選択肢は「看護」と「保育」ということになりますが、

 

私の中では当に「やりたくない仕事」でした。

よって、即却下。

 

こうして、商業高校を選択したのです。

 

因みに、もう30年も前の話ですからね...

今と随分違うこともあるのですが、

私が今思う事は、

実業高校のレベルアップをしたい!!ということです。

地方の商業高校などはまだまだ学力も上位の生徒が志高く入学してくるケースもありますが、

大学進学を前提とした高校選び...という状況からは、学力の低下が起きているのは確かだと思います。

私の母校は、就職もそうですが、進学も学校推薦枠を使って、有名大学に進学している生徒もいましたし、いろいろな進学方法があるのですが、

高校で実業高校を選択した時点で、学校の授業だけでは大学受験に必要な学習ができないのは事実だと思います。

進学か、就職か。

どこで判断するか..という事にもなりますし、専門性との天秤になるわけですが、

レベルアップするためのきっかけづくりが出来ればと思っています。

また、同じように、部活動などの活躍は私立高校優位になっていますね。

学費の問題が助成金を通して緩和する中、益々公立高校の舞台が小さくなっているように感じてなりません。

 

何かいい方法は無いものか...

 

学校の先生方、

塾の先生方、

企業の皆様、

キャリコンの皆様...

お知恵を貸してくださいませんか?

 

母校を盛り上げたい!!というのが、

正直な私の気持ちです。

 

 

ではまた。