トレードをしていて、スケベ心を出してエントリーをしたら
しっぺ返しを喰らい含み損を抱え、そのままレートが戻らずに膨らんでいき
結局そのまま不本意な損切りをしてしまい
「あぁ…あんなところでナゼ俺はエントリーをしてしまったのだろう」
と思ったことは何度もある。
しかも自分で確立している手法があるのも関わらず、
そんなスケベ心が勝りエントリーして損切りしたときには後悔する。
そして利食いできたとしても、
そのやり方が正当化されて「トレードって簡単だな」と錯覚してしまい、次回以降もやらかしてしまい、
いつかは不本意ながらも大損失を被る経験も何度もした。
しかも揉み合い相場で手を出して、レートの動意が曖昧のままで続いていき、ポジション持っている間ほどチャートにかじりついて含み損益の経過を見てしまうのは本当に疲弊してしまう。
やっと利確できたとしても、その労力には見合わないほどの対価だ。
結局はスケベ心でやったトレードは、結果がどうであれ『悪いトレード』であると評価できる。
こういうときのトレードこそ過大なロット数でポジションを持ちがちでまったく良いことはない。
二度と同じ過ちを繰り返さないよう工夫が必要だ。
そんなときは、俺はいつもシモ・ヘイヘを思うようにしている。
狙撃兵(スナイパー)で著名なシモ・ヘイヘという人物は、
狙撃するそのときまでは、いつまでもじ~っと待っていたという。
(詳しい説明は省略します。詳しく知りたい方は↓をどうぞ)
「俺はシモ・ヘイヘだ。ただそのときがくるまで待つ。」と言い聞かせる。
過去には頻繁なトレードした結果はいまいちだったが、
シモ・ヘイヘの如く局面を絞ったトレードを心掛けたらアッという間に収益が右肩上がりになったこともある。
つまりはスケベ心は俗にいうポジポジ病のことでもあるが、これは経験して痛い目を見ないとわからない。
ひとつの同じような経験としては、
昔、東京の池袋の風俗街を歩いたときにキャッチに引っ掛かり、
写真の女の子を指名したのに、全然違う女の子がホテルにきて全然タイプじゃなかったため
キャンセルしたときがある。もちろん俺はキャッチにすでに現金を渡してしまった。
だから一人ホテルで虚しい時間を過ごした。
こういう風にスケベ心を出したら、たいていは搾取されるのがオチだ。
まさにスケベ心である。
そもそも負け組のトレーダーは欲に任せて市場に参加しているが、
勝ち組のトレーダーは市場参加者の欲を利用したトレードをしているため、
そりゃゲームをやる前から欲に走るトレーダーは結局は搾取されるよね、と
気付くのはまた時間が経ってからの話である。
相場は聖域だ。
一回一回のトレードは謙虚に丁寧にやらなくてはならない。