一昔前には『意識高い系』という言葉が流行り、スターバックス店内でMacで作業するビジネスマンとか、自己啓発セミナーに通いああだこうだといった感じで資本主義社会の中で上位置で生き抜こうとする動きがありました。
これはバブル期とは異なり、インターネットが普及したために個人が企業と同等に勝負できる環境も相まってか個人レベルでもバンバン勝負できる時代に突入した時期でした。
しかし一方で、同時期には資本主義から「降りる」という生き方も注目を浴びはじめ「(必要以上に)働かない」という生き方も萌芽してきた時代にも思います。
ハッキリ言ってしまえば、今の日本は格差社会になってしまったので、働いても働いても弱者側は搾取されるという社会構造が確立されてしまっているから「働くのが馬鹿らしい」という考えも持つ人も多くなってきました。私も完全にそう思います。
「無理に結婚して子ども作ったところで生活が苦しいだろうし、俺は一人で好きに気ままに生きるわ~」と思っている若い世代も多く、価値観は多様化しています。
「一億総中流社会時代の画一化された価値観で今の時代を生きるって死ぬなぁ・・・」と、社会不適合者の私は常々思いますw
現在の日本の所得税は超過累進課税という形態が採用されており、稼げば稼ぐほどに納税額が多くなります(もちろん一部は分離課税ですが)。だもんで「自分の身丈に合った生活水準を満たされてそれでいいなら、もうそれ以上は所得は必要ないや。そもそも国に納税したところで自民党議員が着服するし。アイツらに俺の金を献上したくね~よ。」そりゃ納税するのが嫌になるよね。もちろんガチでみんなの税金がみんなの生活を支えるように使われるなら喜んで納税するよ。でもそうじゃないんだもん。国民が主体なのにさ。
あと人類規模で俯瞰したとき、資本主義により地球環境を破壊してまで生きるのが嫌だし、そんな空気感に侵されて強制されてまで人間やっていたくないですね。「資本主義に揉まれて生きるより、資本主義を利用して生きてやれ」という感じで斜に構えて生きようっと。トレードしていれば分かりますが、需給の大衆心理で相場が動くので「ここだ」というときにだけ金をいただきます。
資本主義って人間の生活を便利で豊かにしてきたんでしょう。しかし山奥に住んで半年。個人的に思うこととしては「人間も生物。自然とともに生きなくては、自然から乖離してしまい『人間は狂う』のだ。」
終