山奥に移住してきて3か月が経つ。それなりに慣れてきた。
最初は20時でも真夜中の感覚があり、夜が長かったが今ではそれがデフォルトになった。
やはり『シェアハウス』という伝手を辿り移住してきたのは強い。
人は群れると「なんとかなるでしょ」という安心感がある。
具体的に何が?とは言えないが、生活に安心感がある。
誰かしらいるので生活の脆さは誰かがカバーしてくれる。
もちろんその分自分も何かやれることはやって貢献する。
仕事みたいに「必ず○○をやれ」とかいう理不尽さがないからプレッシャーがない。
そして仕事をするにあたり最大のストレスとなる人間関係がないので最高だ。
シェアハウスではゆるいつながりをするので、お互いに絡みたくないときには絡まなくても良い。
絡みたくないときは自室に引きこもっていれば良いのだし。
(「絡みたくない人とは絡まなくてもいい」というのは最強だ。仕事だとそうはいかないので死ぬ。)
住人たちは「一日8時間×5日間の労働人生を続けていられるか!」という思いが強いので、
個人個人が自分に合った収入の糧を得ている。
まぁ、ゆるく住む分には快適なのだ。
都会みたいに殺伐としていないので精神衛生上良好に過ごしている。
人がいるところに情報があるので、何やら日銭を稼ぐ仕事の話はある。
律儀にそれなりに仕事をしていれば、信用されてさらに別の仕事の話がくる。
決して仕事は強制されたものではなく、あくまで個人の裁量で引き受ければいいので気が楽である。
日々暮らせる分の収入があれば、あとは自分の好きな時間を過ごしている人が多い。
自分の場合は投資もしているので、それを考慮して給与所得を多く稼がないように設定している。
(翌年の住民税非課税世帯を目指しているので、障害者の自分は合計所得金額が135万円を超えないようにしている。)
それとは別に非課税対象の障害年金を受給しているのでオイシイ。
(ちなみに一般的な年金は『老齢年金』と呼ばれるものであり課税対象。)
自分の場合は特殊ケースだが、投資していなくても年金を受給していなくても、
集団でいれば「何とかなる」という気持ちを維持できるのは強い。
もしも、これが単独でこの村に移住してきたらどうしよう・・・
まるで生きていける気はしない。
やっぱり人に助けられているなぁと痛感する。
この山奥には人里を離れ自治会にも入らず人目を避けるように暮らしている移住者もいるらしい。
村人は「あそこに人が住んでいるらしい」という情報程度しか知らないらしい。
特に問題行動は起こしていないので放置しているらしいのだが。
村の環境からして、人目を避けて完全に孤独に住めることはイメージできてしまう。
しかし自分からすると、この村でそんな感じで住めることがスゲ~と思ってしまう。
どうやって暮らしているんだろうか。
この隣の村ではヤバい地域があって、犯罪者に近い人格の人をかくまう地域もあると聞く。
なんかよくわからないけど、とりあえず自分の住んでいる地域は治安が良いほうだ。
自由な村と思いきや治外法権的な地域もあるので、グレーなところもリスキーで面白いっちゃ面白い。
話は逸れたが、どこに住んでいても独り身の人はお金の心配をしなくてもいい社会だ。
徹底的に社会保障を調べればいい。
生活保護の正しい知識を手に入れたらいい。
格差社会になった現在、低所得者層は低所得者層のままでいる可能性が高いので、高所得者になる努力するよりも低所得者が生きていける情報を仕入れるほうが安全で安心で精神衛生上健やかであると思う。
別に他人の目を気にしなくていい。
気にしているから無理して自分のキャパを超えた仕事をして、我が身を潰して病気になって最悪死ぬ。
どんどん生活保護は受けたほうが個人のためでもあるし、社会のためになると思う。
文句あるなら受給者にではなく国会議員へ言えとすら思うし。
そもそも文句言う人は、自身が人生で生活困窮に陥る可能性を考えたことがないのだろうか。
俺は1億円近く資産の目途があった時期でも、全然お金を使う性分じゃなくても家族がいなくても、自分が生活保護を受けてしまうかもしれないという可能性は頭から消えたことはなかった。
デジタルで資産を管理している限り、どうなっちゃうか分からないし。
最近だって東京都議会員の人がマイナンバーカード偽造されて勝手にスマホが解約されて、結果として金銭的な被害に遭った聞くし(『SIMスワップ』というもの)。
どうしろっちゅうねん。
最近は証券会社でもマイナンバーカードの提示を求めて情報が一元化されていくことを考えると、
「どこかでヤラれたら一瞬で終わりやんけ」という気持ちが強い。
もはやアッパーマス層も、準富裕層もクソもねぇわなと思う。
ま、資産額なんてどうでもいいのだが。
お金のことは気にせず生きていける社会がいい。
来世は地球人ではなく、地球外生命体に生まれ変わりたい。
資本主義は疲れるのだ。