『借金』するのは悪い?…っていうか答えは“人による” | 自閉症の山奥中年ニートのゆるい暮らし。ときどき投資。

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山奥のシェアハウスで社会不適合者たちと暮らしています。発達障害(ASD)だから社会に適応できません。どうやら唯一トレードが好きだから、ひたすらトレードしてるかなぁ。

最近は大自然の中で農作業が主です。

私は消費者金融数社から借金をして、返済の目処が立たなくなり債務整理をした過去があります。


当時「ビジネスをしよう!」ということで組んだパートナーがいて、私はお金に関して恐ろしいほどに無知であり、さらにはASD(自閉スペクトラム症)という発達障害の特性からか『他人を信用してしまいやすい』ためにまんまと騙されてしまいました。消費者金融から借金したのも、パートナーから唆されたからでした。


あのときの俺…バカバカと思います。


悪人にとっては鴨がネギ背負ってやってきた感じだったのでしょうね。


そして、その後は投資でそれなりに数千万円の資産を築き、それも盗難されてしまって…という感じで、お金に関しては無関心のくせにさんざん振り回された経験があります。


でもそんな経験からか「人間ってお金のために血眼になり人生をメチャクチャにするし、平気で人を殺めるし、勘違い野郎にもなれるし、ん〜…オモシロイ生き物だなぁ」とも感じました。




そして今日の本題ですが『借金』って悪いのか?ということを書きたいと思います。


一般的には「悪い」という回答が大半を占めそうですし、上の経験をする前の私も同じ回答をしていました。


しかしながら、今の私なりの回答は「人による」です。借金を良しとするのも悪しとするのも「その人次第」ですね、結論としては。


なんとなくでも会計の知識のある人は貸借対照表を想像してみてほしいのですが、借方(左側)には資産で、貸方(右側)には負債と純資産です。つまり負債(借金)は資産の一部になります。


借入金など行いそれを資産の一部にして、利益を生み出していきます。


つまりは、借金しても利益を生み出すよう活用していけば「良い」、逆に利益を生み出さない活用をしていけば「悪い」となります。


それを個人単位で考えても同じことだと思います。


包丁という道具を美味しく料理するために活用したなら「良い」、逆に人を傷付けるために活用したなら「悪い」と同じことです。


借金を「悪い」という答えしかできない人は、利益を生まない(自他ともに傷付ける)発想しか思い付かないのでしょう(または単に一般的なイメージの「悪い」に洗脳されているだけ)。


私個人的には資本主義に興味はないけれど、地球という星は資本主義に毒されているので最低限のマネーリテラシーは身に着けておいたほうがリスクヘッジにはなりそうです。社会人になるとお金の知識がない人は搾取されますし、騙される機会も多いですし、損しやすいですし、ニュースも何を言っているのか理解に苦しみますし、企業や行政や自治体の職員からも軽んじられます。ハッキリ言っちゃえば、丸腰で資本主義に立ち向かっても食い物にされてしまう(そしてリアルに死ぬ)。


私は貨幣経済が嫌いですが、それは私個人の都合であって大多数の人たちにはどうでもいい話です。だからお金の知識は資本主義の世界に生きる以上は必須です。


で、その借金が「悪い」というイメージに毒されているのは、活用の仕方が下手な人たちの人生が事例として紹介されているからでしょう。


ギャンブルで損して消費者金融で借りまくり返済目処も立たず、ヤミ金に手を出してヤクザから取り立てして…とか典型的なそんなイメージですか笑


『闇金ウシジマくん』みたいな笑


そんな事例なんぞ少数だし無視無視w

もっと広い俯瞰で考えて見ましょう。


まず「借金ができる」ということは「信用がある」という意味ですし、「借入額が大きい」ほど「信用力が高い」という意味です(一般的には)。


なるほど…これを活かさない手はない。


ということで意図的に借金してしまい、ちゃんと返済していけば信用力も増すというものです。


「ほうほう…アイツちゃんと返済するんだな。よっしゃ、俺もっと貸したいわ(だって貸した額が大きければ大きいほど、その分だけ利息もらえるし〜)」となるので、貸し手(債権者)は額を大きくしてくるはずですし。返済能力ある人にはドンドン貸したいですからね。


つまり金融業は金を貸すことで儲けるわけです。


借り手(債務者)も借りるだけ借りてキチンと返済していけば信用力も増すので、借りる金額も大きくなれます。(身近な似たような例では、クレジットカードの返済をやっていったら信販会社から「ショッピング枠やキャッシング枠の上限を上げました」という通知がくるというもの)


もちろん借り手は借りた金を利益を生み出すことに活用すれば建設的ですよね。


だから本当はお金を貸し借りする行為は双方ともにWin-Winになるはずなんです。


しかし、そこで借りた金を返済しないケースが発生すると、その構図が破綻します。


破綻したらどうなるかは…言わずもがな。


だからチャンスが到来したらば、自分の手元に金がなければ借金してしまって投資したりビジネスしたりするのは賢い選択になります(もちろん返済するのを前提として)。


仮想通貨が流行の兆しをみせた時代には、ある会社員は『会社員』という信用力を担保にして銀行から借金してビットコインを大量に購入してしまって億り人になったという人もいました。(もちろんビットコインに投資しても利益を生まない可能性もあった。)


違う例では、ローンで住宅を購入して、その住宅を担保にしてさらなる借り入れをする…んで近年のように不動産が高騰したようなタイミングで売却してしまって高額で利確した人とか。


個人レベルでもこんな風な目的で借金をするのは建設的かと思います(利益を生む可能性のものに投資をする)。


よく「投資は必ず余剰資金でやろう」とは言います。投資未経験の人は投資の勝手や要領が分かっていないので余剰資金でしたほうが良いかと思いますが、そうじゃない人はどんどん活用したほうが良いと個人的には思いますね。


『リボ払いは危険』とは言われていますが、リボ払いは使い方によっては信用を高める機会になるので意図的にリボ払いにしても全然いいかと思います。それでキチンと毎月返済していけば信用力も高まるのは必然です。もし途中で利息が膨らむのをストップさせたいならば一括で支払ってしまえばいいですし(但しキチンと個人で残債を管理できる人であれば有効な話です)。


…これらのことを言えるのは私には投資の経験がありますし、金融機関から借り入れしてあれこれ揉まれた経験もありますから言えるのですが。


あと最悪な場合は自己破産をしてしまい、生活保護を受ければ問題ないじゃんと思ってるのでw


生活保護を受けられないということはありえませんし、それは日本国憲法第25条生存権で保障されています。行政の水際作戦に遭うことを想定しても理論武装していけば問題ないし、弁護士やらNPO法人に頼るのもいいですしね。




総括です。

結局のところ、借金が良いか悪いかなんて個人に依ります。私が私以外の人にあれこれ説き伏せるものでもなければ、私以外の人が私を説き伏せるものでもないですし。


ホリエモンがあれこれお金のことを話せど、私には彼のような実行力もなければ人脈もないし、彼のアドバイスを受けて行動しても私は失敗しますよ(望ましい結果が出るまで継続できない)。


お金に限らず、人生は全般的にそんなもんでしょう。


ゆたぼんみたいに「学校行くな」言っても、本当に行かなくてもいい人もいれば、行ったほうがいい人もいます(最近のゆたぼんは学校に行ってるみたいですがw)


「あれしたほうが良い、これした方が良い」みたいな他人の助言なんて人生の観点からすると、どっちでも良いはずです。アドバイスを聞き入れたほうがいい人もいれば、無視したほうがいい人もいて当然です。


結局のところ、包丁を「良く」使うも「悪く」使うも本人次第ですからね。


自分の技量や伸び代や年齢や状況や…いろいろ鑑みて決めればいいんじゃないでしょうか。


個人はガチで個人差あるので。


と、いろんな分野の能力値が凹凸すぎる発達障害の私の書いた記事でした〜