ぜひ生活保護を受けよう! | 自閉症の山奥中年ニートのゆるい暮らし。ときどき投資。

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山奥のシェアハウスで社会不適合者たちと暮らしています。発達障害(ASD)だから社会に適応できません。どうやら唯一トレードが好きだから、ひたすらトレードしてるかなぁ。

最近は大自然の中で農作業が主です。

私はどんどん生活保護は受けようと思っている派の人間です。

 

というのも、自分がどうしても働きたくても働けない側の人間だからという事情もあります。

 

生活保護に対するバッシングは、私が認知している限りでは、2012年に某人気お笑い芸人の母親が15年間に渡り受給していたということで自民党の一部の議員から端を発し、日本中がバッシング劇場へ発展したことを思い出します。

 

まぁテレビなんて資本家の所有物なので、資本家がバックについている自民党の思惑通りに情報を流布して国民を騙したり洗脳したりすることなんて容易いですよね。

 

そこから10年以上が経過して現在に至りますが、相変わらず生活保護に対する悪いイメージというのは変わりませんね。

 

生活保護の不正受給者は全体的の2%未満であるにもかかわらず、なぜか「生活保護を受給している奴は怠け者だ!」と全体の受給者を叩く風潮にはウンザリしています。

 

しかも本来は生活保護を受けてもおかしくない状態の人が100%だとしたら、実際にはその30%の人しか受給していないというデータもあるようです。

 

生活保護は日本社会の最後のセーフティネットであるにもかかわらず、その制度の仕組みを正確に把握している人は少ないどころか、誤った情報が先行している印象もありますね。

 

非常にもったいない。

それだけで「私には受給資格がない」とかで諦める人がいるのも事実でして悲しいですね。

 

それに加えて近年は行政側の“水際作戦”という対応がなされ、ガチで生活困窮に陥っている人の末路は、餓死したり、自殺したり、そして社会的に凄惨な大事件を引き起こしたりします。いわゆる『無敵の人』といわれる人です。

 

 

う~~~ん。どうしたもんでしょうか。

 

 

ホームレスやってる人が生活保護を受けたくないという事情もあり、行政側の指導がウザイとか、中には都内ですと毎日どこかで炊き出しをやっているのでメシには困らないから受給は不要だとか、ゴミを漁る達人もいて新品同様のモノを手に入れたりだとか、“都会の幸”の恩恵を受けていたりと逞しい人もいるようです。あと自尊心の問題としてホームレスでも自力で何とか生きることのプライドを保つ人も中にはいるとか。

 

まぁ、本当に人それぞれなんですよね。

本当に働きたくない人、働けない人、受給資格を満たしているのに敢えて貰わない人、思想上の理由により受給する人さまざまで人間ドラマがあります。

 

 

 

 

まぁ、こういう諸問題や諸事情についてはさておき、本記事では生活保護に対するイメージは無視して「生活保護を受けるための情報提供」をしましょうか。

 

 

まずオススメの本を1冊紹介します。

 

『学校では教えてくれない生活保護』

著:雨宮処凛(河出書房新社)

 

2023年1月に出版されたこの本。最新データを盛り込んで生活保護の実態や、みんなが思うQ&Aを専門家がインタビュー形式で答えていたり、こんなにも生活困窮者に陥っている人へインフラが整備されているんだぜという情報源、もちろん全国の相談窓口や情報サイト一覧を網羅しています。

 

これ一冊で生活保護の概要は大枠把握できるかと。もし私が生活困窮に陥って路上に放り出されたら、この本だけは携帯していたい。そのくらいの価値があると思っています。

 

買える人は買って手元に置いたら良いかと。

お金がない人は図書館に置いてあるかもしれません。どんどん公共の財産は利用してきましょう。

 

 

 

あと、情報サイトとしては

 

『自立生活サポートセンター・もやい』がオススメです。

 

 

 

 

 

貧困問題のみならず、依存症やLGBTQなどの、とにかく何かしらの問題を抱えた人へはオススメ

 

 

 

あとは『ビッグイシュー基金』もオススメ

 

 

 

特に『路上脱出 生活SOSガイド』はオススメですね。

 

路上生活する人が生きのびて自立への道を歩めるようになるために必要な情報を一冊の冊子にまとめています。

大阪、東京にはじまり、札幌、名古屋、京都、福岡、熊本の各地でも作られ配布されています(現在他の地域のはありません)。

その都市に特化した地域の情報が掲載されています。

文字が読めない人のためにルビがふってあるのもいい。

印刷して一冊置いておくのも良いですね。

 

 

 

 

…とまぁ、上に書いた情報は私のお気に入りの情報源でして、あとは必要に応じてご自身の抱えてる特有の問題に特化して相談や支援を求めていけばよろしいかと。

 

 

よく困ったときには身近な人に相談するという手段はあるにはあるのですが、むしろ私個人的には害になると思っています。

 

“身近な人”は専門家ではないし、知識も疎いし、その人自身も素人ですし。世間でイジメられている未成年が学校の教員に相談したら、、、数日後自殺したとか。あれは酷な言い方すると「相談先を間違えた」結果だと思います。

 

教員だって、教育者側の人間だから利害関係により“揉み消し”にかかるのも悲しいですが、当たり前にありうることは世の中のニュースを見れば自明の理です。

 

生活困窮も然り。

いきなり行政に相談するなんてリスキーすぎる。国からの金で、自治体に割り振られた予算で回していかなきゃならないのですから、そりゃ出費はしたくない。そういうことはあってはならないけれど、あるのが事実です。“水際作戦”なんて行政側が仕掛けてくる可能性はありますし、こっちはこっちで理論武装しなきゃ。『もやい』みたいな支援団体は同行してくれたりしますし。

 

 

身近な人は聞くだけしかできません。

プロへ相談しましょう。

 

情報はガチで正確なものを掴みにいかなければ死活問題です。イメージなんてクソ喰らえですね。