知覚統合が低いから『ぷよぷよ』が苦手である。 | 自閉症の山奥中年ニートのゆるい暮らし。ときどき投資。

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山奥のシェアハウスで社会不適合者たちと暮らしています。発達障害(ASD)だから社会に適応できません。どうやら唯一トレードが好きだから、ひたすらトレードしてるかなぁ。

最近は大自然の中で農作業が主です。

発達障害を診断する際に用いられる知能検査には、ウェクスラー成人知能検査があります。

 

知覚統合の値が低いのですよ、私。

 

『知覚統合』とは?

言葉によらない視覚情報を処理する力です。図やイメージを見て考えることや、空間認知などが関わります。

 

 

 

検査の中には、セリフがない4コマ漫画が起承転結を崩しランダムに並べられ、正しい順番に並べなさいと指示を受けるテストがあります。

 

私はあれが苦手です。

 

時間をかけて並べたものの、それが結局ギャグとして仕上げられ、不条理漫画のようなオチを付けたこともあります。

 

何にしても文字化された解説がないと理解ができませんでした。

 

昔の漫画料理で師匠が弟子に「見て覚えろ」とかいうシーンがあると、俺絶対にムリだわ。しかも寡黙な奴から学べねぇよと思ってました。

 

だから人間社会の一般的な暗黙のルールは知識がありますが、その職場特有の暗黙のルールとか理解できるのにメチャクチャ時間かかります。理解できるまでに職場で場違いな言動や行動をして、みんなから煙たがられ退散せざるをえないですが…

 

落ちゲーの『ぷよぷよ』とか絶対ムリです。数秒で地面に落ちてしまう間に、連鎖消去を目指してぷよぷよをシャッフルして積み重ねていく…ムリなんです。もし他人からぷよぷよを強制されたら、自分の思い通りにならないのでASD持ち前の癇癪を起こしそうですw

 

ルービックキューブの世界大会とかスゴイですよね。ほんの数秒でパズルを解き完成してしまう。手先も不器用なので、あんなクルクルと器用に回せね〜よ。処理動作も遅いしね。

 

まぁ、この物理世界で生きているのに知覚統合が低い、処理動作が低いって「どうやって人間社会で仕事していけばいいのさ」って当事者なら思うんじゃないのかな?全世界のASD人の8割は無職って言うし。

 

 

 

ただ投資トレードだけは違いました。自分でもビックリするくらい。トレードの本質が理解できるまで400万円くらいは損を出し、何度か口座資金上の破産を経験しましたが、まったく自分の心には止める気が起きなかったんです。

 

「あ〜欲出したら詐欺られるってこういうことか」

 

「急いだらここで事故に遭うのね。赤信号は止まらなきゃ」

 

トレードの始めたてのときは、これがオモシロかった。まるで人のドラマを見ているようで。自分の過去のやらかした失敗も値動きを見ながら思いに耽ったりしました。投資市場には人生の教訓が詰まっている感覚でした。「こうやって生きていけば良かったんだな…」そのオモシロさがあったから、そのゲームにも勝ちたくなります。で、いろいろ調べます。

 

人間たちが強欲なおかげもあり多くの先人たちが参加してきたから、解説書も溢れまくっているし(文字化されているし)、やり方も書かれています。

 

手法はいっぱいやり方があり、自分好みを採用できる。

 

あれってホントにありがたくて、ビジュアル情報は自分好みにカスタマイズできるのですよ。

 

しかも自分が値段を動かさずとも、全面的に受け身で勝手に動いていくという。受動型ASDにはありがたい。基本待つだけなんだから。

 

しかも自分が実際に行うことは「ここでパズルがハマる見込みが高いぞ」というときにクリックするだけ。スマホならタップするだけ。超簡単!

 

こ…これは、知覚統合や処理動作が低い私にでも、解けるパズルみたいなものです!

 

ぷよぷよやルービックキューブよりも攻略法がハッキリしている。ありがてぇ〜!しかも人間様が金儲けが好きで良かった!みんな攻略法を好きに書いてるし、失敗談も書かれている!すべて文字化されている!

 

私は反芻思考や拘りが内省力が強いので毎回「何がダメだったのか?あの状況ではどうするべきだったか?」を当たり前に考えてしまうので、破産しない限り次が約束されているゲーム。世界中の市場参加者から合法的に金をいただけるオンラインゲーム!!!!

 

もう「えっ?世の中で強盗とか詐欺やる奴ってバカじゃん!あんな非効率なことして捕まるリスクを犯してまでやることかいな?」とすら思う。

 

一般社会ではまるで私には市場価値がないのに、トレードの世界では私の価値関係なく金を増やしていける。

 

 

ま〜いろいろな条件が私と相性合いましたし、合わない条件もカスタマイズして自分に合うようにできるってサイコーですね。ここに達するまでに痛い目には遭いましたがw

 

 

 

まとめです。

 

なんか理由はわからないけど、好きだとか、止めたい気持ちがない、とか。たぶんそれって自尊心に関わる大事なものなんだと思います。

 

私の場合ですと、生まれながらに脳の機能に障害があり、他人が当たり前にできることもできなかったし、非難もされまくったし…40歳までは社会で生きようともがきボロボロの人生でした。ヤセっぽちの自分が土俵に立って力士と勝負を強制されていたようなものです(自分の意思で土俵を降りる選択もあったはずですが)。

 

4歳くらいのとき祖父と簡単な将棋をして負けるといつも泣いていた記憶があります。負けず嫌いでした。

 

でも幼稚園に入ると、それなりの社会性を見に付ける…と引き換えに、本来の持ち味も失われていったんですよね。幼稚園時代はすでに勝負事が嫌いになって避けるようになっていました。それは必要なことでもあり、不必要なことでもありました。

 

 

続く(投資は自己責任でお願いします)