高齢者の腰痛の治し方②腰椎の後弯がなぜ起こるのか?
前回のブログ
高齢者で慢性腰痛で悩んでいる人は十中八九、腰椎に後弯が起こっています。
腰椎の後弯が起こるほど放置していた人は自己責任と突き放すのはあまりにも酷な話です。
腰椎の後弯が起こる過程で【負の連鎖】が起こります。
一度【負の連鎖】が始まると通常は止めることはできません。
腰痛を抱えている本人だけでなく、施術者側にも普通のレベルでは【負の連鎖】を止めることはできません。
ですから高齢で慢性腰痛を抱えている人に、「この腰を放置したあなた自身の責任です。」なんて馬鹿な話をする施術者がいますが、これはまずい対応です。
腰椎の後弯が起こる過程では以下のことが起こります。
- 頸部(斜角筋)の過緊張によって長胸神経麻痺
- 翼状肩甲骨の発生
- 胸椎の前弯強化
- 重心が後方に偏る
- 膝が伸びきらなくなる
- 変形性膝関節症の発生
- 腸腰筋の拘縮
- 腰椎の後弯が発生
腰椎の後弯の原因は、頸部と胸部の異常姿勢だけでなく、膝の変形性膝関節症も併発することによって起こります。
腰椎の後弯が起こるということはマジで姿勢の悪化の最終期に起こることがわかりますね。
この状態をよくするには上記の順序を巻き戻す必要があります。
困難ですが、順番通り慎重に進めていく必要があります。
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