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エヘン虫(咽喉頭異常感症・ヒステリー球)を薬なしで克服する方法④中国の方剤から学ぶ

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エヘン虫(咽喉頭異常感症・ヒステリー球)を薬なしで克服する方法③日本特有の漢方処方

 

咽喉頭異常感症の第一選択薬として日本では半夏厚朴湯が処方されていますが、漢方の本場中国では半夏厚朴湯はあまり使用頻度が高くありません。

東洋医学に則った治療原則では【三因制宜】により、特定の症状に特定の漢方薬を処方するということはありえないからです。
中国では漢方薬を扱う医師免許である『中医師』があります。
古典から現代医学まで幅広い知識を習得した医師である中医師は【さんいんせいぎ】を大前提として漢方薬の構成を考えます。
結果として半夏厚朴湯には偏らない処方構成となります。

ではどのように診ていくかというと、まず体質などを診て『証』を決定します。
『証』に対応した漢方薬を処方することになります。

咽喉頭異常感症の東洋医学による4つの『証』

  1. 痰気鬱結―水の代謝が悪いために起こるノドの違和感、粘りのある痰が常にノドに絡むのが特徴です。脾胃が弱い方に多い

    痰気鬱結と判断した場合には清咽利膈湯が処方されます。

  2. 肝鬱気滞―ストレスがピークに達することでノドの違和感が出現するタイプ。強烈な肩こりや頭痛に悩まされる人が多い。
    肝鬱気滞と判断した場合には柴胡疎肝散が処方されます。
  3. 痰結失音―痰気鬱結の咽喉頭異常感症がひどくなると声が出なくなるという現象が起こることがあります。嗄声とも呼びます。
    痰結失音と判断した場合には四逆散が処方されます。
  4. 肝鬱失音―肝鬱気滞の咽喉頭異常感症がひどくなると声が出なくなるという現象が起こることがあります。嗄声とも呼びます。
    肝鬱失音と判断した場合には半夏厚朴湯が処方されます。


上記は参考で、実際は【三因制宜】による処方は無限にあると考えられます。
日本にない処方であっても他の漢方薬で代替できると思いますので、医療機関にて相談しても良いでしょう。

 

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エヘン虫(咽喉頭異常感症・ヒステリー球)を薬なしで克服する方法⑤東洋医学に則った鍼灸治療

 

 

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