背表紙が並ぶ書店の棚をサーっと見ながら目に留まった“我空”という著者名。思い出したのは、下記リンクに書かれていた“仕組みのアンカーマンである人の名前”。であるなら、読まない手はない。2022年3月初版。

  《参照》  『元つ神に「光ひとつ上ぐる」仕組み』白山大地(ヒカルランド)

          【仕組みの終了】

 

 

【本書の目的】

 今は「地球のアセンション時代」と呼ばれるように、宇宙全体からしてもありえないほど変化変容の激しい、次元上昇の時を迎えています。

 そうした体験を強く望んだ魂たちが、星の代表として、仲間たち御期待を背負って地球への転生を果たしました。

 我々の目覚め(覚醒)とは、まず、魂としての自分を思い出すことから始まります。

 自分は何者で、何をしに地球に転生をし、何を目指してどのように生きていくのか。

 私が本書を著したのは、それらを思い出してもらうためです。

 スターシードたちのバイブルとして、宇宙におられる偉大な魂たちの絶大なる力をお借りして、まとめ上げてみました。(p.19-20)

 本書を手に取る人たちって、おそらく、「星に帰りたいけど、その星がどこなのかわかんない」と思っているような人たちなんじゃないだろうか。

 “魂のタイプ”による違いを知ることから始まっている本書の構成に従って読み進めてゆくことで、自分がどの星から来たのかはともかく、腑に落ちる点はかなりあるだろう。

 

 

【5つの魂タイプ】

 現在、地球に存在する魂は、5層に分かれています。ひとつは、地球生まれのガイア属、そして、地球以外の惑星から転生した魂たちが、ヘー族、ダレス属、ギメル属、ベート属です。(p.3)

 ガイア属は、人口比でおよそ15%。それ以外の4属は、みんなスターシード。つまり、今地球上で生きている人々の85%はスターシード(=宇宙由来の魂)🐭ことになる。自覚ないだろうけど。自覚がないのは、地球支配者たち(DS)による洗脳が、いまだに解けていないから。

 5つの魂のタイプの違いは、ひとえに醸し出すエネルギーの違いであり、波動の違いです。魂が地球人であるガイア属が、一番重い波動です。そしてヘー族から、ダレス属、ギメル属、ベート属になるにしたがって、波動が軽くなります。(p.5)

 ガイア属はいいとして、ヘー族、ダレス属、ギメル属、ベート属って、なんかヘンテコリンな名前ばっか。もうちょっとカッコイイ名前にすればいいだろけど、このような名前の由来は書かれていない。

 

 

【魂の振動エネルギー】

 魂の属性は、人間が放つ波動(生命)エネルギーの最もコアな魂の振動エネルギーなので、本人そのものの情報です。その編成に応じて、地球上での役割の違いがあるのです。(p.4)

 “魂の属性(タイプ)”=“魂の振動エネルギー”=“本人そのものの情報”ってあるけれど、これって神智学で言うところの“コーザル体”のことだろうか。

 人の性質は、やって来た星系の違いで分かると思っている人々は多いだろうけれど、ほとんどの魂たちは、リラ星系を起点として、複数の星系を経由しているだろうから、各星系の特徴(違い)を知っても、おそらく「自分は、これだ!」って確信できる人はほとんどいないだろう。

 だからやっぱり、著者さんが、魂の振動エネルギーとして5属に分類している中のどれかで理解するのが妥当というもの。

 

 

【何のために生まれて来たのか?】

 スターシード4属それぞれの、地球にやって来た目的が簡略に記述されていて、その後、以下のように書かれている。

 そのような目的があるのは確かですが、スターシードの重大な務めのようなものは、実は何もないのです。

「何もない」だけだと語弊があるでしょうから、少し補足しましょう。

 多くの人たちが思い浮かべるような、人の役に立つとか、人を救うとか、そういう「高尚な使命、壮大な使命はない」ということです。

 スターシードにやるべきことがあるとしたら、重い波動の地球で生きる中で少しずつ身にまとってしまった不必要な想念に気づき、根こそぎ浄化させることで、本来の素のままの魂に戻り、輝く光を放つこと、それだけなのです。(p.26)

 そう、スピリチュアルな人々が言っている、「本当の自分に戻る」って、こういうこと。

 ここ数年、コロナなどの影響で、人生を強制的にリセットせざるをえなくなった人々は多いはずだけれど、それは、「“本来の素のままの魂に戻り”なさい」という宇宙からの指示だった。

 チャンちゃんは、2011年に強制リセットさせられたけれど、それ以来、自覚的かつ意識的に、社会意識という檻の外に出て、ノー天気にプー太郎人生を楽しんでいる。

   《参照》  『アセンションの超しくみ』サアラ(ヒカルランド)《前編》
          【社会意識(コントロール・グリッド)という檻から出る】

「私は何のために生まれて来たのか・・・」

 答えは簡単です。

 輝くために、です。それだけなのです。(p.27)

「輝くためには、社会的な成功が絶対に必要じゃん」と思うのなら、それは、その人がスターシードではなく、ガイア属だということ。

 見栄や体裁を取りつくろう暮らしは、自分自身の心や思考をなおざりにし、常に他人軸で考える視点から生まれます。(p.70)

 「他人軸=社会意識」だってことが分かってない人には、「他人軸=社会意識=地球人軸」と追加すれば分りやすいかも。それでも分かんないなら、100%ガイア属。

  《参照》  『宇宙マスター神「アソビノオオカミ」の秘教』松久正(青林堂)《前編》

           【地球人にとっての幸せは・・・】

 

 

【前を向いた魂のみが・・・】

 スターシードたちの魂は、幼少期のころから孤高です。

 孤独感や疎外感といったものを抱えています。

 それは、まず、自分自身の内側にエネルギーを向ける必要があるからです。(p.26)

 暗闇の世界が暗ければ暗いほど、「地球での生を謳歌しよう」と自分自身に強く課した勇敢な魂たちだという事になります。

 その暗闇から抜け出せるかどうかは、個人差がありますし、時折サポートもありますが、抜け出そうと前を向いた魂のみが脱出していきます。

 卵の殻を誰かが割ってくれるのをただ待つのではなく、内側から叩いて割って、自ら飛び出さなければならないのです(その段階で、ソウルメイトやツインソウルと出会う場合もあります)。(p.27)

 啐啄同時なのだけれど、スターシードの雛鳥ちゃんに殻を割って外に出る意思があるかどうか・・・。

  《参照》  『SUPER LOVE』 坂本政道 (ハート出版)

         【啐啄(そったく)同時】

 

 

【あなたの属性を知る方法】

 p.38~p.47にかけて、5択の質問が17個記述されていて、これに回答することで、読者は、自分自身の属性(「魂タイプ」)が分かるようになっている。

 自分で本書を買って、5択質問に回答して、自分の「魂タイプ」を分かった上で、本書を読めば、「魂タイプ」の違いにより生じる人間関係上のトラブルや、自分自身の進化状況(ステージ)等も良く分かるので、本書を有効活用できるだろう。

 

 

【ベート属の使命】

 ベートは、いわゆる「オールドソウル」(長い間、転生を重ねている魂)に属しているので、最終的な使命を遂行するために地球に転生しています。

 この場合の最終的な使命とは、人々の「新しい集合意識」をつくり出すという壮大な使命です。(p.33-34)

 地球および地球以外の星々での転生回数が多いオールドソウルは、必然的に経験数が多いのだから、それなりに、出来ることや了解していることが、他の魂たちより多い。だからこそベート属は、「新しい集合意識の創造」というミッションを携えているんだろう。

  《参照》  『宇宙マスター神「アソビノオオカミ」の秘教』松久正(青林堂)《前編》

          【パラレル地球と集合意識】

 

 

【ベート属の子どもと母親】

 ベート属の場合、母親もしくは母親代わりになる人の属性もベートであることが決まっています。母親ひとりに対して、ベート属の子どもはひとりだけです。

 他に兄弟姉妹がいても、 ベート属は一人と決められているのです。(p.34)

 

 

【ベート属の特徴】

 ベート属は、幼少期から、内なる自分のみと向き合いながら育つので、自分を他と比べることがありません。ライバルは常に自分自身であるため、一人遊びの多い子ども時代だったかもしれません。(p.138)

 ただし、猛烈な反骨精神を持つベート属も中には存在しており、その場合は、反逆魂がベート本人の成長へとつながっています。(p.138)

 ベート属の人々の優しさは、人によりそうシンプルなやさしさではなく、厳しさの裏側に存在するもののようです。

 これはベート属の特徴のひとつで、中にはそれを冷たく感じる人もいます。

 ですが、物事の本質を突いていくために、たとえ人から否定されてもベート本人は訂正することなど考えもしません。(p.139-140)

 

 

【ベート属は、アセンションした惑星からの転生】

 ベート属はアセンションした惑星からの転生のため、実情は違っても、優雅な人、のんびり構えた人というふうに見られ、他の人々から別枠扱いされやすい人たちです。

 約1万人に1人という希少な存在ゆえに目立つのです。(p.149)

 チャンちゃんが属するパープリン属は、10万人に1人だから、希少価値はベート属の10倍。

 「パープリンにつける薬はない」と諦めましょう。

 

 

《中編》