横帯に、「オバマ大統領もビル・ゲイツも・・」とあるけれど、これを見た人はどう思うのだろう。「DS側の中核となっている連中は、食に関する真実を知っているからこそ、少食で鋭敏な頭脳で人口削減ゲームをシャカリキに楽しみながら生きているのに、そんな連中による、多食・美食・肉食情報に“洗脳”されている大方の地球人たちは、まさに絵にかいたような“🦆ネギ”の愚か者だよ~~~ん」 🐭ことに気づけるだろうか? 2016年4月初版。

 

 

【1年で36万円】

 これからも賃金は上がらず、物価は上がる、過酷な状況が続くでしょう。

 そんな時代を生き抜くためにも、1日1食で活路を見出すことができます。

 まず、1日3食で、1食に500円かけていたとします。すると、1日1食にすると、1000円浮く計算になります。1か月で3万円。1年でなんと36万円! ・・・(中略)・・・。これで海外旅行を楽しむもよし、趣味に使うもよし。1日1食で健康になり、体はスリムで美しくなる。おまけに睡眠時間は短くて、仕事ははかどり、趣味も深まる。・・・(中略)・・・。「できる男」はお金にも余裕がある! (p.60)

 チャンちゃんは、これにピッタリ当て嵌った人生をしている。

 食べる量と頭の冴えは反比例することは経験的に誰でも分かるだろう。金融システムのエンジニアをしていたから、頭が冴えていないと仕事になんない。だから、食費は月に1万円程度だった。浮いた分はプロジェクトが終わる度に、1週間から1カ月を空けてもらいBPをするのに使っていた。

 それと、1日1食でいやでも健康になります。すると、薬代や病院代の出費もいらなくなる。(p.61)

 これも、ピッタリ当て嵌る。

 いや、エジプトに行って帰ってきたら下痢が止まらなくなってしまい、1度だけ医者に行ったことがある。その時、医者に、「ポカリスエットを飲むだけにして、できるだけ食べないように」と言われ、2日ほどファスティング(断食)していたら治ってしまった。カンボジアから帰ってきた時も同様な症状だったけれど、エジプトの時の経験があったから、同様の断食で同様に治ってしまった。

 自分自身の体験に、本書の内容を加味すれば、「人間の体は、胃を空っぽにすると免疫機能がフル起動するようになっている」ということは確実。「しっかり食べて、栄養を付けて、寝ているように」と言う医者は100%ヤブ医者である。そういう医者には、オモチャの赤い空気トンカチを100均で買っていって、「出鱈目なことを言うな!」とヒッパタイテやったほうがいい。

 

 

【1日1食の空腹感が大切!】

 1日1食では、朝と昼を食べません。すると、さすがに夕方には、お腹が減ってきます。実は、この空腹感こそが大切なのです。

「食べない人はなぜ若い?」 「食べる人はなぜ老ける?」

 その謎を解くキーワードが長寿遺伝子です。(p.67)

   《参照》  『「空腹」が人を健康にする』 南雲吉則 (サンマーク出版) 《前編》
           【サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)】
           【老化や病気もくい止める働き】
           【証拠は著者の若さ】

 

 

【病人を大量生産するための“洗脳”】

 ドイツには次のようなことわざがあります。

 「1日3食のうち2食は自分のため。1食は医者のため」

 つまり、政府や医学界が「1日3食きちんとたべましょう」とやかましくいうのは、3食「きちん」と食べて、しっかり病気になって ――「しっかり稼がせてくださいネ」という意味なのです。

 医療にはビジネスの側面があります。早くいえば金儲け。その世界中の医療利権を支配している“闇の勢力”が存在します。私は、これを国際医療マフィアと呼んでいます。“彼ら”は、病人が多ければ多いほど儲かります。“彼ら”にとって、悪夢は地球上から病人がいなくなること。これは、国際兵器マフィアが、地球上から戦争がなくなることを恐れるのと同じです。だから“彼ら”はせっせと病気のタネ、紛争のタネをまき続けているのです。

 “彼ら”は地球上の教育、マスコミを支配しています。だから、人類の“洗脳”などお手のもの。「1日3食しっかり食べさせ、しっかり病気にする」という陰謀も、仕掛けている罠の一つなのです。(p.95)

 食べ物の番組ばかり放映しているマスゴミ、食品業界、医療業界、医療保険業界、すべてリンクする同じ穴の狢。

 

 

【減食時に出る症状】

 おなかがすくと目がまわったり、指が震えたり、足がフラつく、という人もいるでしょう。

 しかし、それは、すでに過食で糖尿病体質になっている証拠です。だから、低血糖ショックを起こすのです。それは自然界ではありえない飽食、美食のツケです。(p.100)

 飽食・美食が習い性になっている貪婪な人は、減食時にいろんな症状がでやすい。

 本気で健康体に戻したいのなら、時間をかけて徐々に減食してゆくしかない。🐭こと。

 

 

【長生きしたければ「朝食」抜き】

 「朝ごはんを食べないと、エンジンがかからない」というのはまちがいです。

 「朝ごはんを食べるから、午前中にエンジンがかからない」のです。・・・(中略)・・・。『長生きしたければ朝食は抜きなさい』 東茂由著 河出書房新社 は、わかりやすい好著です。副題は「栄養学常識のウソを突く――」。 (p.103)

 食べると、血液が内蔵に行ってしまい、脳に行かない。だから冴えないし、眠くなる。

 本当に「食べないとエンジンがかからない」という人は、餓鬼霊に憑依されているだろう。

 

 

【水野南北の食養生】

 江戸時代の観相学の大家、水野南北はこう言っています。

▼常に大食・暴食の者は、たとえ人相がよくても運勢は一定しない。

 南北は観相学にも秀でていたのですが、それより「食」による「吉」「凶」を重視しています。

▼大食・暴食して人相も「凶」であれば、死後、入るべき棺もないほど落ちぶれる。

▼酒肉を多く食べて、太っている者は、生涯、出世栄達なし。

 大食漢には、耳の痛い戒めでしょう。南北は、また次のような教訓も残しています。

▼少食の者は、死病の苦しみや長患いがない。

 南北自身は、若い頃、こう宣言しています。

 「われ衆人のために食を節する」

 それ以来、1日麦一合1勺の麦飯に徹し、酒は1合を上限、副食は一汁一菜という徹底ぶり。このような節制生活を送り、晩年には「屋敷一町四方、蔵七棟に及ぶ」という財を成したのです。(p.111-112)

   《参照》   『食は運命を左右する』 水野南北 (たまいらぼ)

             【修身:五常と飲食】

             【天与の食】

▼常に身のほど以上の美食をしている者は、たとえ人相が「吉」であっても、運勢は「凶」。美食を慎まなければ、家を没落させ、出世も成功もおぼつかない。

▼貧乏で美食をする者は、働いても働いても楽にならず一生苦労する。(p.113)

   《参照》  『南仏プロヴァンスの12か月』 ピーター・メイル (河出書房新社) 《後編》

             【人類進化のチャンス時に、 美食・多食をしているようでは・・・】

   《参照》  “少食・微食・不食” に関する引用一覧

 

 

【“脂肪”は“死亡”】

 中高年で肥満の人の死亡率は、肥満でない人の3~4倍です。脂肪は、まさに“死亡”リスクを高めるのです。(p.116)

 日本食こそが世界最高の健康食であることなど、1977年に著されたマクガバン・レポート以来、世界中でキッチリ明確に認識されているのに、脂肪を多量に含む洋食に傾斜している時代錯誤でアンポンタンな日本人は、日本文化の根幹である“言霊”に関する基本的な知見すらろくに無いんだろう。

   《参照》  『減速して生きる ダウンシフターズ』 髙坂勝 (幻冬舎) 《後編》

             【マクガバン・レポート】

   《参照》  『地球と人類を救うマクロビオティック』 久司道夫 (文芸社) 《前編》

             【欧米流食生活、弊害の認識】

 

 

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