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 面白そうな表紙とタイトルの本。写真と短文が2頁ずつペアで掲載されている。女性用に編集された本だった。だから、チャンちゃんが読んでも、「当然じゃん」「感心しない」「いかにも女性」が70%。意味不明が5%。「アホクサ」「違うでしょう」が20%だった。

 

 

【従順な女】
 従順な女は天国へ行くが、生意気な女はどこへでも行ける。
      ウーテ・エーアハルト(心理学者/ドイツ)  (p.17)
 従順な女は天国へ行けるだろうか? 大いなるゆだねの境地に達していて従順であるというなら行けるだろう。従順でないと損をするからとか痛い目にあうからというようなネガティブマインド由来の従順なら、思いっきり低い霊層に行くだけである。要は、魂が「直」か「曲・歪」かの問題。

 

 

【夢中で生きる】
 夢中で生きることが生きていく目的。
      宇野千代(作家/日本)  (p.38)
 これって「中今に生きる」という、人生のエッセンスを分かりやすく表現したものだろう。
 夢中で生きていたら、過去にウジャウジャ拘ったり、未来のことに気もそぞろになったりすることなどない。
   《参照》  『大いなる不変の法則』 ジェームズ・アレン (徳間書店)

            【魂の要求】

 

 

【タコタコタコ】
 私は、わがままでせっかちで、少し不安定。
 ミスをおかすし、自分をコントロールできないときもある。
 でも、もしあなたが私の最悪の時に、きちんと扱ってくれないなら、
 私の最高の瞬間を、一緒に過ごす資格はない。
      マリリン・モンロー(女優/アメリカ)  (p.79)
 タ~~~~~コ!
 ベスト&ブライテストを率いたJFKが、こんなオネエちゃんに魅了されてたっちゅう~の?
 だったら、ワースト&ドン臭デストじゃん。

 

 

【自信があるフリをするのよ】
 自信があるフリをするのよ。
 新人の時はいつもそうだった。
 でもそうしていくうちに、
 いつか自分のものになっていくの。 
      ジュリア・ロバーツ(女優/アメリカ)  (p.82)
   《参照》  『ハーバード、マッキンゼーで知った一流にみせる仕事術』 富阪美織 (大和書房) 《後編》

            【「根拠のない自信」が人を惹きつける】

 

 

【美しい唇】
 美しい唇である為には、
 美しい言葉を使いなさい。
 美しい瞳である為には、
 他人の美点を探しなさい。 
       オードリー・ヘップバーン(女優/イギリス) (p.85)
 対の表現として綺麗だけれど、不完全。
 知性と倫理観に乏しい人は、美しい唇の形をしていません。それは、ハッキリしています。
 唇の形はリップスティックでごまかせても、オーラはごまかせない。

 

 

【セクシーさって・・・】
 セクシーさってそういう身体をしているかどうかじゃないわ。
 オーラよ。
 たとえ袋におしこめられていても、男はちゃんとかぎつけるもの。
      エルガ・アンデルセン(女優/ドイツ) (p.143)
 ボディコンや華美な服装に寄ってくる軽~い男もいるだろうけど・・・。
   《参照》  『装いかた上手』 植田いつ子 (海竜社)

            【語りすぎない装い】

 

 

【一目惚れを信じる】
 一目惚れを信じることよ。
      サラ・ベルナール(女優/フランス)  (p.100)
 ベルナールさんは、「舵を絶えたまま、由良のとを渡る舟人」の覚悟に魅入られてこう表現しているのなら、何も言うことはない。しかし、一目惚れを信じれば、常に、幸せな結果になるとは言えない。
   《参照》   『ひとめぼれの法則 - 顔からはじまる運命の恋 - 』  スジー・マリン  小学館プロダクション

 

 

【忘れられた女】
 死んだ女より
 もっとかわいそうなのは
 忘れられた女です。 
     マリー・ローランサン(画家/フランス) (p.125)
 フランス文学者である大江健三郎の評論の中に、「最大の屈辱は、忘れ去られること」という記述があったのを思い出したのだけれど、執着を当たり前とするフランス文化的発想だろう。
 日本人にはそんな執着心はないのではないだろうか。少なくともチャンちゃんは、ケン・ソゴルのように、誰かの記憶に残ることなく知らぬ間に消えて行くことの方が相応しいと思っている。人やこの世に執着するから、悲の器としての人生を盛ることになる。それ、即ち未熟な魂。並行宇宙のあちこちに数多ある己の魂の一カ所で、“忘れられたくない”だのって、そんなの付き合いきれません。

 

                    <了>