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 読みやすく、比較的密度の濃いスピリチュアル本。今更ながらアセンションに興味を持ち始めた人が、読もうと思うなら、この本がいいかもしれない。2012年12月初版。

 

 

【霊性進化の旅】
 今地球上に存在するすべての生命、そして宇宙に存在するすべての生命は、霊性進化の旅をしています。
 ・・・中略・・・。
 今地球で進行しているアセンションは、この霊性進化の通過点にすぎません。
 多くの宇宙生命たちも、その通過点を超えて進化し続けているのです。
 今回のアセンションは、地球全体のことでもあり、宇宙のことでもありますが、その前に一人ひとりのアセンションでもあります。
 何かが起きて自分を助けてくれるとか、一瞬のうちに世界が変わるなどとは考えないでください。
 個人個人が創り上げた世界に変化するだけです。
 三次元的物質界をこよなく愛する方々は、そのような世界に住むだけです。
 精神性を高め霊性進化に目覚めた方は、そういう世界に住むことになります。

 アセンションについては、すべて自己選択であり、個人的に言えばアセンションすることが最初から決定しているわけではないのです。アセンションを決めて実行するのは、個人の意思です。
 一人ひとりが自分の進路を決めなければ、方向性は決まりません。(p.24)
 従来通りの物資的世界に住むことを望み、霊性進化という表現など何ら眼中にない人にとっては、「アセンションなんて、単なる他人事」なのだろうけど、それはそれで個人の意思として全くかまわない。
 いつどのような流れで変化が起きるのかは、宇宙人たちにもわかりません。
 すべてはベストタイミングで行われます。・・・中略・・・。
 世界はすでに尋常ならざる状態に突入しているのですから、今までの考え方を捨てることが先決です。
 すべての人が宇宙意識を理解し、進化するための大きな変化が迫っているのです。尋常であろうとする必要はありません。・・・中略・・・。
 多くの方が、今の社会から脱却し、本来の宇宙意識に基づいた生き方に変更できれば、すでにアセンションは完了したことになります。(p.24-25)
 「宇宙意識に基づいた生き方」なんて言われると、何やら難しく感じるかもしれないけれど、要は「愛に基づいた生き方」ということ。
 「愛に基づいた生き方」を会得する方法には、2通りある。
 一つ目は、顕教的な方法で、心を見つめる内観的な学び方。
 二つ目は、密教的な方法で、チャクラ・システムの活性化により覚醒を目指す技法。
 この2つは、全く独立した方法というのではなく、車の両輪のような関係。大きさが不揃いであれば前に進まない。

 

 

 

【魂の学びのためにある物質世界】
 あなた方が住む三次元の物質世界は、魂の学びには最良の場所です。
 ありとあらゆる善と悪、光と闇、上と下などが体験できるからです。
 高い波動から低い波動まですべてが同じ場所に存在できるこの地球は、自分が学びたい体験を映し出してくれる映画の役割をしています。
 あなた方は目の前で繰り広げられるドラマの主人公です。
 自分が体験したいドラマを体験することで、最も大切な愛を学んでいるのです。(p.28)
   《参照》   『ガイアプロジェクト2012』 チャング・フィヨング (徳間書店) 《前編》
             【地球が物質化させられた訳】
   《参照》   『超意識 あなたの願いを叶える力』 坂本政道 (ダイヤモンド社) 《後編》
             【人生という学校】

 

 

 

【心から出る光にしか興味がありません。】
 あなた方はいつも目に見えるものだけを信じて生きています。
 目に見えるものがすべてだと思っているからです。
 しかし私たちから見れば、あなた方が見ているものは霞んでいます。
 それよりもあなた方がみることのできない霊体の方がよく見えているのです。

 わたしたちはあなた方の心から出る光にしか興味がありません。
 容姿や肉体には興味がないのです。

 あなた方は、容姿やうわべのことばかり気にします。
 地位や権力や財産といった目に見えるものばかりを守ろうとします。
 しかしこれらのものはすべて、いずれなくなる時が来るのですよ。
 すべての人が死とともにすべてを失うのです。
 それなのにどうしてこんなにも儚い幻ばかり追い求めるのでしょう。(p.32)
 魂の進化状況を計れるのは、「心から出る光」、それだけである。
   《参照》   『いよいよ「超霊的パワー」が世界を解放します』 田村珠芳 (徳間書店) 《後編》
            【アセンションしている人】
 地球に来た本来の目的は、おいしい物をたらふく食べることでも、お金をたくさん集めることでも、財をなして物質的成功を得ることでもないのです。

 宇宙の愛である光になるために来ているのです。
 すべての人が光り輝く本来の自分になるために学んでいるのです。
 ・・・中略・・・。
 そのために、アセンションが進行中のこの時期に合わせて地球に転生してきているのですから。(p.67)

 

 

 

【因果応報の速やかな巡り】
 これまで地球は、周波数の低い第三密度にあったため、自分が出したものが帰って来るのにたくさんの時間がかかりました。
 そのため、自分が出したものが返って来たのだということに、なかなか気づけなかったのです。
 今は時間が加速しているので、出したものがすぐに返ってくるようになっています。(p.57)
 周波数の低い第三密度世界において、「体主霊従」にドップリ浸かって生きている人々は、周波数の高い世界である「霊主体従」を基とした「天網恢恢疎にして漏らさず」という言葉の意味が全く分からないらしいから、どのような嘘でも平然とつき、どのような邪悪でも平然となすけれど、時が加速している近年、速やかな時の巡りによって「カルマの法則」を如実に思い知らされる人々は、徐々に増えているはずである。
    《参照》   『プレアデス『メシアメジャー』からの黙示メッセージ』 村中愛 (ヒカルランド) 《中編》
              【時間の短縮】

 

 

 

【ライトワーカー】
 だれかを教え、導くことばかりがライトワーカーではありません。
 名も知れず野の花のようであっても、ライトワーカーなのです。
 だれかがその花を見て美しいと感じてくれるかどうかです。

 人を説き伏せるのではありません。
 あなたが一厘の花となることです。 (p.42)
 ライトワーカーとは、「光への奉仕」を通じて、アセンションに寄与する者たち。
 ライトワーカーは、生きる手本・見本として自分自身を生きればいいのです。・・・中略・・・。
 あなたの生き方が、たった一人の人生に影響を与えれば、それが役割であり、あなたの人生は無駄ではなかったことになります。(p.43)

 

 

《後編》 より