《前編》 より

 

【死とは、より制限の少ない世界へ旅立つ一種の卒業】
 私たち金星人は、皆さんが死と呼ぶものをある存在状態から別のものへの移行、もしくは上層世界へのアセンション(次元上昇)と捉えています。ですから私たちにとっては、死とは喜びに満ちた出来事で、より制限の少ない世界へ旅立つ一種の卒業のようなものなのです。(p.157)
 そう。
 だのに、地球人は、何で悲しむの? 「おめでとう」 でいいじゃん。
 別れるときはたいてい悲しい気持ちがこみ上げてきてしまうものですが、それは相手に愛着を感じているがゆえの自然な感情です。ただそれは乗り越えるべきレッスンと捉えましょう。(p.172)

 

 

【物理的な惑星(地球)が存在する理由】
 金星をはじめ物理的次元を超えたどの領域においても、新しい人生のサイクルを開始した魂の記憶は常に周囲によって認められて大切に育まれます。皆さんはこれからさらに高次元の、さらなる気づきのレベルの世界へと転生していくのであって、そこは地球やそれと似た他の宇宙空間の惑星のように多様な文化がまじりあった場所ではなく、分裂もなく、意識レベルが異なる人たちが共存していることもないのです。
 覚えておいていただきたいのは、個々の太陽系もしくは宇宙には、ひとつにまとまることなく、混乱して誤った理解のもとに生きる者たちで満ち溢れている物理的な惑星が一つは存在しなければいけないということです。
 そういうところが必要とされるのは、私たちが迷路で悪戦苦闘しながらもそれを抜け出して克服する体験ができるからです。そしてついに魂はこう言えるでしょう ―― はい、私はそこにいたことがあり、それをしたことがあります! 
 そして魂はものごとをわけ隔てることなく見られるようになり、裁くことをせずに生きられるようになり、混乱や恐れや怒りといったものを乗り越え、人生を愛して、そこで起こることの全てを受け入れられるようになるのです (p.169-170)
    《参照》   『2012人類大転換』 坂本政道 (ハート出版)

              【地球生命系がもつ陥穽】

 金星に攻撃性や恐怖や多くの苦悩といったものが存在しないのは、私たちは皆、これらの体験を経て課題を解決して卒業したからです。・・・中略・・・。
 ですから私たちは、魂が進化を遂げて新たに旅立とうとするのを喜んで手助けします。(p.170)

 

 

【スターシードの先遣隊】
 過去百年ほどの間、ある目的を持って地球に転生してきた魂たちが大勢います。これらは経験豊富な魂です。その多くはニューエイジの到来を迎えた地球を援助するために、他の太陽系の惑星などで暮らしながら準備をしてきています。彼らは「スターシード」または「スターチルドレン」と呼ばれています。この本を読んでいるあなた方の多くがそのような魂です。(p.185)
    《参照》   『異星人が教えてくれた日本の近未来』 中丸薫×秋山眞人 (学研) 《前編》

              【スターシード】

 地球に今回初めて生まれてきたという魂はほとんどいません。この本に限らず、個人の意識を高めて、今生だけの体験を超えて存在し続ける、聖なる自己の本質についての理解を深める書物などに関心をもつほど意識が十分に目覚めている皆さんは、ここでの新参者でもなければ、生まれたばかりの魂でもないのです。まだ多くの体験を必要としている若い魂たちのための学びの場として地球が今後も存続していくように、皆さんは彼らをガイドするために然るべき役割を果たす年長の魂たちの教えの道を整える先遣隊なのです。(p.186-187)
 スターシードの先遣隊としての貢献方法はいろいろあるだろう。チャンちゃんは、このような読書記録を書き残すことで、それをしている。

 

 

【あなたは、スターシードですか?】
 スターシードの特質を持っている人とそうでない人の違いは、スターピープルは自身が一つ以上の宇宙の住民で、一つのレベル以上の存在であり、一つの次元以上の本質を有していることに気づいていることです。(p.199)
 簡単に言えば、幼少の頃から星に向かう意識が普通にあって、やや大人になってからは、多次元宇宙、パラレルワールド、死後世界などの概念を、科学的理解以前に、違和感なく受け入れているような人々ということだろう。
 但し、このような意識をもっていなかった人でも、ある時から、突然目覚めるケースも少なくないらしい。

 

                    <了>

 

  オムネク・オネク著の読書記録

     『金星人オムネク 地球を救う愛のメッセージ』

     『私はアセンションした惑星から来た』