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 2010年末に書かれた著作。古書店にあったので読んでみた。『聖書の暗号』と『日月神示』を元に語っている内容が多い。世界経済に関しては、「創造のための破壊プロセスにある」という見方。「生き方」に関しては船井さんの従来通り、「天の理に即して生きましょう」ということ。2011年1月初版。

 

 

【景気はよくならず、資本主義は崩れざるをえないだろう】
 いまの日本はデフレと不況に悩んでいます。しかし、来年(2011年)中にインフレに転換するように思えます。ただ資本主義的にみれば不況からは回復しないでしょう。(p.24)
 リーマンショック後の当時は、EUやアメリカをはじめとする世界中の金融機関が、ジャブジャブに貨幣を供給していたから、当然インフレになるだろうと予測しやすかった。ところが日本は他国に比べたらそれほど貨幣を供給していなかったので、インフレどころか円高維持のデフレが続いていた。その間の事情は、下記の著作に書かれている。
    《参照》   『日本人が知らされていないお金の話』 高橋洋一 (青春出版社)
 アベノミクス開始から10か月目になった現在、ようやくインフレの兆候が顕れ出してきたけれど・・・。
 これらが、金利上昇、債券の大暴落に絶対につながると思います。
 それは早ければ2011年、おそくとも2013年だと思えます。(p.25)
 仮にこのことが起こったとしても「創造のための破壊」であると前向きに考えればいいことである。

 

 

【『聖書の暗号』による地軸移動予測】
 『聖書の暗号』に関しては、マイケル・ロドズニン、
伊達巌さん、稲生(イオン・アルゲイン)さんの著作があるけれど、解析結果には共通するものが多いらしい。
 聖書の暗号は2050年くらいからの地軸のゆっくりとした移動の可能性を指摘。1万3000年前は地軸の移動にかかった時間はわずかに1週間くらいだったが、今回は10年単位。プレート移動による地殻変動がその一部である可能性がある。少なくとも当時のように文明が消滅するほどの激変はない。2011年や2012年激変が起きる心配はない。2015年以降は人々の思いも変化して、その先の未来は今見えるものとは大きく変化する。(p.78)
 地震の後、バングラデッシュの沖合に、海底が隆起して島が出現したというニュースが5日ほど前に流れていたけれど、破局の開始ではなく、よき未来のための漸変と考えておこう。
 地軸移動が急激に起こるか漸次起こるかは、人間の意識の進化次第である。数値上の景気が回復基調にあるからと言って、人々の心に私利私欲の拝金精神が復活するだけなら、急変を免れないだろう。バブル期の意識を引きずって、いまだに新時代の意識にシフトできていないのならお話にならない。
    《参照》   『デイ・オブ・オメガポイント』 渡邊延朗 (ガイア出版)
              【オメガポイントまで】

 

 

【極移動をキーワードにして「聖書の暗号」を調べた解析結果】
 2035年くらいに富士山の噴火が始まる。本格化するのは2045年くらい。この前後に極が動くのではないかと思われる(動かない可能性も同時に検出された)。氷の島や津波も聖書の暗号から確認できた。
 今回の極移動は、前回(約1万3000年前)とは異なり、ゆっくりと移動する可能性がある。ゆえに人工的なコントロールが可能になるかもしれない。(p.80)
 人工的なコントロール方法とは、フリーエネルギーを用いる手法である。
 原発を封印してフリーエネルギーを解禁するかどうか、そこに極移動抑止のみならず、太陽異常亢進による海面上昇を抑止できるか否かが全てかかっている。
    《参照》   『これが無限の[光フリーエネルギー]発生の原理だ』 河合勝 (ヒカルランド) 《3/3》
              【日本への警告】

 

 

【IPCCという詐欺師】
 IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は闇の勢力の傘下の機構であり、詐欺師であると判断できる。詐欺の予報によるミスリードはたくさんある。(p.80)
 「地球温暖化の原因は、二酸化炭素である」と言っていた連中がIPCCである。
    《参照》   『15歳のためのグローバリゼーション』 正井泰夫・監修 (幻冬舎)
              【地球温暖化の原因】

 

 

【太陽には伴星が存在する】
 歳差運動を理論的に説明するには、まだ発見されていませんが太陽には伴星が存在するという仮説が、私にとって最も納得できます。この理由は単純で、インドの古い古い書物に太陽の伴星が2万4000年の周期を持って存在していると書かれているからです。この信憑性は高いと言えます。詳しくはまだ邦訳のない、『LOST STAR』という英語の本に説明が出ています。(p.86)
 太陽の反対側に地球のコピー星が存在するという話は以前からあるけれど、太陽にも伴星があるという話は初めて読んだので書き出しておいた。
    《参照》   『宇宙人の告白』 田村珠芳 (TO文庫) 《後編》
              【地球のコピー星】

 この伴星の存在によって地球がどのような影響を受けているかというと・・・
 今までに大きな隕石や彗星などが地球に衝突していますが、どうもその根底にはこの伴星の存在があるようです。
 加えて、もう一つの大きな作用は、太陽への影響です。近づきつつある時と、離れつつある時では、その影響が違うものと想像します。距離によって変化する双子星の引力の影響を受けて互いのエネルギーが交換され、太陽の活性度が変化するものと思われます。
 (聖書の)暗号によれば伴星は2015年までは下降中で、それ以降は上昇に転じることを暗示しています。この変化により地球に何が起きてくるのでしょうか。
 ・・・中略・・・。地球温暖化は歳差運動により起こされている長周期の変化でもあります。この影響と環境破壊により、2050年までは温暖化が進み、以降それを人工的に抑えることになるのかもしれません。(p.90)