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 「結婚しようかどうしようか」と思っている男性がこの本を読んだら、たぶん立ち止まってしまうだろう。離婚裁判に関する実態が、簡略かつ赤裸々に記述されている。2004年5月初版。

 

 

【離婚裁判においては男女平等か?】
 夫に厳しい離婚裁判。
 裁判所における男女差別の実態が、なぜ、世間で話題にならないか?
 言い渡された結果の衝撃に埋もれて、夫達が言葉を失ってしまうからだ。(p.66)


 妻と別れて子育てをする父親が、子どもを道連れに無理心中をはかる事件が起きた。
 国と地方が「父子家庭」への援助を渋るからだ。
 裁判所は母親の申し立てには耳を傾けるが、父親の訴えは門前払い。
 日本は断じて「男女平等の国」ではない。(p.19)
 離婚しらた大抵の子供は母親の側に引き取られるらしい。父親の側には経済力に応じて養育費が課せられるからシンドイことになる。しかし、近年は、失業によって養育費が払えなくなるケースが非常に多いらしい。離婚時にルンルンしていた母親側も、今ではすっかり青ざめているのだという。
 そもそも、日本の司法は、アメリカのそれに従わされているだけで、日本固有の価値観を持ってするものではない。フェミニズム運動と連動して「社会の基礎となる家庭を破壊する」という明確な目的に則して行われているのである。
   《参照》   『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《中編》
             【フェミニズムの陥穽】
             【DV(家庭内暴力)に関する偏向報道】
「奥さんが離婚したいと言っているのだから、そうしてあげなさい」
「離婚の理由についてさっぱり見当が付かない、それでもですか?」
「それを聞いても、元には戻れないでしょう」
「離婚されるような事を僕は何もしていませんよ」
 戦後強くなったのが女と靴下と言われるようになって長く久しいと思ったら、家庭裁判所が陰の立て役者だった。
 なるほどね。(p.76)

 

 

【こんな事例も】
 妻が浮気をして、子どもが生まれた。
 夫は、早く自分の子でない事を知って裁判所に申し立てないと、子供の養育費を払い続ける義務を負うという。
 何という、日本男子を馬鹿にした法律であることか。(p.77)

 

 

【現在の女性が失っているのも】
 昔の日本女性。
 結婚を望まれて、処女でない事が苦しくて自殺した人がいる。
 今の日本女性。
 そんな事にこだわる男は、こっちから願い下げなのだそうな。
 時移り、隔世の感あり。(p.117)
 欧米文化に汚染されて、このような婚前の人生行路をとる人々が増えたから、必然的に離婚が増えているのだろう。
 乱脈な性交渉によって、清らかな霊性を失ってしまっている人々は、必然的にモノ・カネに傾いた人生を生きるようになってしまう。魂が住まう安住のフィールドである愛は希釈されてしまうのである。そのような人々が、自ら回帰すべき場所を見出すのはそれほど容易でない。
   《参照》   『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《後編》
             【天性と霊性を損なう乱脈なセックス】

 霊性を損なっている女性たちの子宮付近のオーラは黒ずんで見えるという。すべての人々が霊性を視覚的に捉えることができるようになるまで、欧米基準の愚かな人生観はなかなか改まらないだろう。
   《参照》   『神界革命』 三原資忍  サン企画
             【理趣経】

 

 

【子供と別れて暮らすお父さんへ】
 子供と別れて暮らすお父さんへ
 子供はいつまでも子供じゃない。
「ぼく(わたし)が、大好きなお父さんと一緒に暮らす事ができないようにしたのは誰?」
 という質問に、父の論理で話しをする時が必ず来る。
 その時のために、裁判番号と裁判官の名を記憶しておこう。
 忘れてしまいたいと思っても、そうしておこう。(p.128)

 

 

<了>