《前編》 より
 

 

【日本はもっと貢献すべきです】
稲盛 もうここまで日本も豊かになったのだから今度は世界に貢献しよう、日本は世界の他民族の方々を救ってあげようという利他の心が必要なんですね。日本には経済力があるのですから、その経済力を使ってもっと貢献すべきです。 ・・・(中略)・・・ 世界から尊敬される日本とはどうあるべきかということを考えて、21世紀にはそういう方向へ歩いていくようになってほしいなと思っているんです。
瀬戸内 それは素晴らしいことですね。(p.116)
 稲盛さんが言っているようなことを、近年では日本に帰化したベンジャミン・フルフォードさんが何度も本に書いてくれている。そして、政治家の中には、それを志し実行しようとした人もいたのである。
 海外で塩付けにされている日本のドルをIMFに提供してユーロの安定化に供しようと提言した人は、「闇の権力」の犬となっている官僚にハルシオンを盛られて失脚し自殺(?)してしまった。それを受け入れようとしたIMFのトップも更迭されてしまったのである。日本が世界に貢献したくても、それをさせようとしない巨大な「闇の権力」が存在しているのである。
   《参照》   『ドル亡き後の世界』 副島隆彦 (祥伝社) 《後編》
             【中川昭一財務・金融大臣】

 その後もさらに、「闇の権力」によって日本を狙って仕掛けられた海底核爆弾が炸裂した東日本大震災で、日本の経済力は大きく削がれてしまった。それでも日本は決して沈没することなどない。必ず最後に愛が勝つのである。

 

<了>
 

  稲盛和夫・著の読書記録

     『日本復活』

     『人間の本質』

     『哲学への回帰』

 

  瀬戸内寂聴・著の読書記録

     『日本復活』

     『ぴんぽんぱんふたり話』