人、仕事、時代、世の中、真実の見抜き方、生き方、経営の仕方など、いろんな眼力を語っている。2010年6月初版。
【神ごとをやっている人を見抜く眼力】
神が望むことは、お金ではありません。
神が望んでいることは、一人ひとりの幸せです。
見抜いてください。
本当に神的な人、まともに神ごとやっている人は、若々しくて清潔感があります。おどして、お金を取ろうとしません。
だから、もし、あなたが神ごとをやっている人と会うことがあったら、その人にたずねてみてください。
「おいくつですか?」って。
年齢より若く見えなくて、そのうえに不潔な感じだったら、「この人、おかしい」と思って、まず間違いありません。(p.34-35)
んだ。神が望んでいることは、一人ひとりの幸せです。
見抜いてください。
本当に神的な人、まともに神ごとやっている人は、若々しくて清潔感があります。おどして、お金を取ろうとしません。
だから、もし、あなたが神ごとをやっている人と会うことがあったら、その人にたずねてみてください。
「おいくつですか?」って。
年齢より若く見えなくて、そのうえに不潔な感じだったら、「この人、おかしい」と思って、まず間違いありません。(p.34-35)
【日本の英語教育が文法重視の訳】
これから先の未来を含めても、この教育方法は正しかったのだろう。
日本語は世界の中でも、非常に特徴ある言霊言語だから大切にしたい。
理由は二つです。
一つは、明治から戦前までの政府は、国民に英語をしゃべらせたくなかった。
外国の人とベラベラ英語をしゃべり、外国のデモクラシー(民主主義、民主政治)みたいのを知るようになると、国にとって不都合があったからです。
一方で外国には、明治以降、日本が発展していくためにマネをしたい、良い文化・技術もあったんです。政府はそのいい文化・技術を取り入れるために、外国の文献を読み、ひもといて、いろんなことをしたかった。
だから、政府は、外国の文献を読んで理解できる人間が、どうしても欲しかったのです。だけど、国民にはベラベラしゃべってもらいたくなかったから、「英語の授業は、文法重視の教え方で行こう」と。(p79-80)
なるほど・・・。会話不要で “和魂” を守り、文法英語力で “洋才” を取り入れたわけである。一つは、明治から戦前までの政府は、国民に英語をしゃべらせたくなかった。
外国の人とベラベラ英語をしゃべり、外国のデモクラシー(民主主義、民主政治)みたいのを知るようになると、国にとって不都合があったからです。
一方で外国には、明治以降、日本が発展していくためにマネをしたい、良い文化・技術もあったんです。政府はそのいい文化・技術を取り入れるために、外国の文献を読み、ひもといて、いろんなことをしたかった。
だから、政府は、外国の文献を読んで理解できる人間が、どうしても欲しかったのです。だけど、国民にはベラベラしゃべってもらいたくなかったから、「英語の授業は、文法重視の教え方で行こう」と。(p79-80)
これから先の未来を含めても、この教育方法は正しかったのだろう。
日本語は世界の中でも、非常に特徴ある言霊言語だから大切にしたい。
私たち一般の日本人は日本語だけにドップリと漬かり、日本語が惹起する日本固有の文化を末長く維持すべきである。
《参照》 『僕らはそう考えない』 竹村健一・日下公人・渡部昇一 (太陽企画出版)
【日本人すべてに英語は必要か?】
《参照》 『僕らはそう考えない』 竹村健一・日下公人・渡部昇一 (太陽企画出版)
【日本人すべてに英語は必要か?】
【電器屋である以前に商人であること、そして・・・】
《参照》 『なぜ、エグゼクティブはゴルフをするのか?』 パコ・ムーロ (ゴマブックス)
【諸行無常】
先代が電器屋をはじめた頃、ウチは儲かっていた、って。それも眼力です。先代に眼力があったんですよね。
だけど、時代は変わったのです。「ウチは電器屋だから」といっててもいい時代ではなくなってきているのです。
それを見抜くのが眼力。
この眼力以前に、本当は、この世の中に「電器屋は電器屋しかやっちゃいけない」という法律はないのです。
商人なんですよ、あなたは商人なのです。
わかりますか? これも眼力ですよ。(p.160)
だけど、時代は変わったのです。「ウチは電器屋だから」といっててもいい時代ではなくなってきているのです。
それを見抜くのが眼力。
この眼力以前に、本当は、この世の中に「電器屋は電器屋しかやっちゃいけない」という法律はないのです。
商人なんですよ、あなたは商人なのです。
わかりますか? これも眼力ですよ。(p.160)
【唯一不変の真実】
【諸行無常】
経済には「同じ法則を絶対にたどらない」という法則があるのです。
だから、昔のまんまのやり方でやってたところが、よくなることはないんです。わかりますか?
昔のままの電器屋がよくなることはないのです。(p.163)
現代は、時代の流れ方も、流れる方向も急速に変わっている。昔のまんまで永続できるものって、あるかもしれないけれど、極めて稀、いや奇跡に近いだろう。だから、昔のまんまのやり方でやってたところが、よくなることはないんです。わかりますか?
昔のままの電器屋がよくなることはないのです。(p.163)
【微差が大差】
心の襞を上手に扱える繊細さって、日本人ならではの繊細力とでもいうのだろう。
著者には 『微差力』 という著作もあるらしい。
「損して得取れ」に関しては、ギブ・アンド・ギブの精神でこうしたら後々巡って思わぬ処から戻ってくるかもという、長いスパンの発想が必要。
《参照》 『「素頭」で1億円稼ぐ仕事塾』 小山政彦 (ビジネス社)
【戦力 vs 和力】
ここでコツですが、そのとき絶対に「とん汁、飲みますか?」と聞いてはダメですよ。聞かれると、殆どの人は遠慮して「結構です」と断るものです、
笑顔で、そって出して「味だけでも見てください」というんですよ。なんでもコツがありますからね。微差が大差ですからね。
これが本来の「損して得取れ」です。(p.166)
「微差が大差ですからね」 という表現に、「なるほど~~、さすが商人!」 と思ってしまった。笑顔で、そって出して「味だけでも見てください」というんですよ。なんでもコツがありますからね。微差が大差ですからね。
これが本来の「損して得取れ」です。(p.166)
心の襞を上手に扱える繊細さって、日本人ならではの繊細力とでもいうのだろう。
著者には 『微差力』 という著作もあるらしい。
「損して得取れ」に関しては、ギブ・アンド・ギブの精神でこうしたら後々巡って思わぬ処から戻ってくるかもという、長いスパンの発想が必要。
《参照》 『「素頭」で1億円稼ぐ仕事塾』 小山政彦 (ビジネス社)
【戦力 vs 和力】
【仕事を考えださなきゃいけない時代】
経営者に比べたら、従業員なんて、このうえなく、とんでもなく、はてもなく、チョー、ウルトラ、スープラ、スープの中でプカプカ浮かんでいるマッシュルームみたいに、お気楽である。
なにを言いたいのかというと、自分で頭を使って仕事を考えださなきゃいけない時代が来たんだ、って。仕事を考えだせる社長でなきゃ、生き残っていけなくなってきてるのです。(p.174)
多くの従業員を抱えている現代の経営者の多くは、みんな頭をフル回転させて新しい仕事を考え出しているはずである。そうしないと、従業員が路頭に迷ってしまう。経営者に比べたら、従業員なんて、このうえなく、とんでもなく、はてもなく、チョー、ウルトラ、スープラ、スープの中でプカプカ浮かんでいるマッシュルームみたいに、お気楽である。
とはいえ、時代はもうマネーの流通不全段階に来ているだろう。社会は、ベーシックインカムに切り替えて、人々はもっとノンビリゆるやかに生きるべき時代になっていると、チャンちゃんは思っている。チャンちゃんは、もう働くことなく、少ない支出で生きていける生活形態にシフトしている。
<了>
斎藤一人(舛岡はなえ・芦川政夫)著の読書記録