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 著者(選者?)の植松先生を、東京の九段会館で始めて見た当時は、橘カオルという5月5日の「鯉のぼり」の歌詞に出てくるような名前だったけど、お誕生日はお雛祭りの3月3日である。
 タイトルの「妙」って少女の寓意だから、ケバいオバちゃんは読んではいけない。(いいかも・・・)
 綺麗な写真に簡潔な文章が添えられている。こういう本って、人生の節目にある妙なる女性向けのプレゼントに良いかもしれない。
 薄らトンカチなチャンちゃんは、こういう高貴な波動がこもった内容の書物にコメントは書けない。
 1996年2月25日初版。

 

 

【唯一不変の真実】
 天も地も常に動いています
 全て変わるものなのです
 変わり続けるということ ―――
 それが唯一変わらない真実なのです
 だから、全てのことにとらわれてはなりません
 神様からくる叡智とは
 そういう所からくるものなのです    (p.4)

 

 

【御魂と姿】
 御魂(みたま)とは見たまま
 姿とは素の型です    (p.10)

 

 

【ヒト】
 自分とは、自ら分かれるという意味です
 何から分かれるのか

 神から分かれるのです
 自分が、自分がと執着しないで
 ちっぽけな我を捨てましょう
 大元の神人一体のときのことを思い出して
 皆がよかれという思いの中に生きましょう
 そうするときっと、今進む道がみえてきます

 そのときにヒト(霊止)となって
 自分を越えることができるのです     (p.13)

 

 

【カミ】
 神とはカ(火)とミ(水)の働き
 人間の中にあるカミについて言えば
 火は上に燃え上がり、活動の気
 水は横に流れ、休息の気
 火の気が立つと活発になり
 水の気が足りないと枯れてきます
 この二つがほどよく調和されることが大事です
 この縦と横の働きが十字に組むことが
 伊都能売(いずのめ)の体の働きなのです
 この他にも、カミはあらゆることにあてはまります
 そして、森羅万象、八百萬の神の働きを
 物語っているのです     (p.22-23)
 この記述は、下記ブログに引用されている。
   《参照》   
日本文化講座 ⑤ 【 言霊・天皇 】
             【「神」という言霊】

 

 

【ミロクの世】
 ミロクの世とは、三、六、九の世
 三は三次元、
 六は六次元、
 そして九は九次元界 大極から九次元へおろされたものが
 六次元界へおろされ
 直接三次元にうつし出される世
 それがミロクの世なのです
 四次元霊界はだんだん閉じられていきます
 五次元の神社などの神霊界は六次元へと高級化したのです
 私たちもミロクの世に生きられるようになりたいものです (p.24-25)

 

 

【禊(みそぎ)】
 禊とは
 神様に対して身を清めること
 罪やけがれをはらうために
 川などで水を浴びて身を清めることです
 しかし
 現実界では身をそぐこと
 身をそぐほどに精進努力して
 御魂を練磨することを意味します
 そして、様々な苦しみを通して
 自分の業を払うことでもあります
 こうして私達ははじめて清々しい御魂になり
 神様に対して清らかな祈りや
 ご用ができるようになるのです  (p.32)

 

 

【言霊】
 言霊から全てが始まります
 言葉は一つの剣です
 配列一つで人を生かすことも
 殺すこともできるのです
 できるだけいい言葉で話して
 人を幸せにしましょう
 それには内なることたまからきれいに
 していくことです
 そうすると
 剣が数玉(切ると増える)であるのと同じように
 言霊も数玉となって自分も人も次々に幸せにします (p.44)

 

 

【古事記】
 古事記はそのまま、ありのままに読んでください
 歴史的に解釈しても
 文学的に解釈しても
 違うものになってしまいます
 古事記は
 すべて体の中にあるのです   (p.71)

 

 

【御魂の成長】
 御魂の善し悪しは
 最後までやり通すかどうかの
 姿勢と足跡で決まります
 中途半端は一番いけません
 形になるまで続けること
 それが大事なのです
 神様は、あなたの天命、因縁にそって
 試練を与えるのです
 越えられる課題だからこそ与えるのです

 そう信じて最後までやり通してください
 そうすれば
 きっと素晴らしい御魂に成長することでしょう   (p.72)

 

 

【信仰心とは】
 信仰心とは
 どんなことがあっても
 貫き通す精神のことです
 何を貫くのかと言うと
 自分の志、意志を貫くのです
 そしてその意志とは
 世のため、人のために
 役立たせてくださいという
 神様への誓いや
 実践のことです。    (p.92-93)
   《参照》   『神さまが教えてくれた幸福論』 神渡良平・小林正観 (致知出版) 〈前編〉
             【祈りや願いの本質】

 

 

 植松愛子先生については、下記の著作に言及されている。
    《参照》   『元つ神に「光ひとつ上ぐる」仕組み』 白山大地 (ヒカルランド)
              【仕組みの終了】
              【「神人合一の道」】
              【「玄牝の門」】

 

 

<了>