《前編》 より

 

 

【エイリアンと人間の違い】
 人間は意識を持っている。一方、エイリアンはハイテクを有している。一見、エイリアンのほうが高度進化を遂げているように思えるかもしれないが、そうではない。進化の萌芽は意識に見出されるのであって、テクノロジーからは進化は望めないのだ。
 意識の力で人は蟻とも会話できる。聖人がオオカミと話したというような逸話も残っている通りだ。本当は、人にはケイタイなど必要ないのだ。この事実が認識されることを、各国政府は恐れている。(p.189)
 闇の世界権力とは、エイリアンと提携した邪悪な人間たちばかりだから、人間の意識の力を恐れているのである。
 エイリアンは宇宙人とか異星人と訳されるけれど、HEB(高度に進化した存在)こそが、物質過程を卒業して進化していった本来あるべき存在であるのに対して、エイリアンはその過程を逸脱した存在と理解すればいいだろう。
   《参照》   『来るべき世界』 ルース・モントゴメリー (ナチュラルスピリット)
              【地球を先導する宇宙からのサポート】

 

 

【真の2012年とは、二元性(幻)を打ち砕く精神面での文化的改革】
 意識は時間と空間、エネルギーを生み出し、二元性を構築するのだ。
 では、なぜ二元性なのか? 明暗や美醜、善悪という二元性があれば、選択肢が生まれる。もし世界が一元的で善のみであれば、何も選べない。すなわち、どんな経験を積むか選択できなくなるのだ。
  ・・・(中略)・・・ 
 二元性は重要なテーマだ。これはユニバースの虚構だからだ。現実には、二元性など存在していない。二元性は、思考作用(特に左脳)によってユニバースに顕現しているだけなのだ。(p.199)
 皆さんには、二元性のない世界を創造してほしい。そこには、自らの意識を獲得するという、第3の道が用意されている。二元性が消滅すれば権力は成立しなくなり、全てが変わる。これこそが私たちにとっての真の革命なのだ。(p.201)
 二元性の問題については、しばしば書き出しているけれど、重要だからである。
   《参照》   『地球維新 ガイアの夜明け前』 白峰 (明窓出版) 《後編》
              【二元性を統合する不老不死】

 

 

 200ページ以降には、レオ・サガミ氏の属するフリーメーソンのことが写真付きでいろいろ紹介されている。

 

 

<了>

 

中丸薫・著の読書記録