女性がはしゃぐときの甲高い声を「黄色い声」と言いますが、
なぜ「黄色い声」というのでしょう
一説として、江戸時代のある時期に、声を色で表現することが流行したことがあり、
その際の表現の1つとして「黄色」があったと言われています。
(黄色以外に、「白い声」など全部で5色の声があったそう。)
これは、もともと中国で黄色が「ただ事ではない」という意味で使われていたことに由来するそうです。
その他の説として、声を構成する音の高低によるとも言われています。
色と音について1931年にカール・ジーツが、
「高音や低音を響かせている間に、被験者に対してカラーカードを見せる」という実験を行いました。
その結果によると、低音ではカラーカードの色は濃く見えて、青みや赤みを帯びて見えたようです。
一方、高音では、カラーカードの色はどの色も黄みを帯び、薄く見えたそう。
甲高い「黄色い声」は、そのことにも由来しているのでしょうか。
ちなみに、音刺激によって色覚が伴うことを「色聴」といい、ドレミの音階は、
ドは「赤」、レは「すみれ色」、ミは「黄金色」、ファは「ピンク」、ソは「空色」、ラは「黄色」、シは「銅色」
を感じると言われています。
色と音の関係について、「色の秘密」(野村順一著)という文献を参考にさせて頂いたのですが、
この文献、色に関するトピックスが満載で、めちゃくちゃ面白いです
また是非参考にさせて頂きます