前回の記事 (きっちりとした英語を身につける必要性)に関連して、正統派の英語を身につけるためのお勧めの本を見つけましたので、紹介します。
nglish EX―Grammar & Usage/Linkage Club
この本は、下記のAll in Oneという有名な受験参考書の姉妹書のようですね。
ALL IN ONEの方は読んだことはありませんが、English EXの優れている点は、以下のとおりです(まだ2割程度しかやっていませんが・・・。)
(1)網羅性
日本語で書かれた学習書としては珍しく、500頁を超えるボリュームです。したがって、必要事項がほとんど網羅されています。
(2)例文が豊富
収録されている例文が2,500ほどあり、かつ、比較的自然な英文が多いので、OUTPUT訓練にも使えます(私はもっぱら、OUTPUTとして使う目的で使用しています。)
(3)見易い構成
左右見開きで左側が問題、右側が解答・解説と学習し易い構成になっています。解説を読んで、忘れていたり、あやふやだったり、あるいは、勘違いしてたりする文法事項が結構あることが分かりました。
(4)付属CDが優れモノ
付属のCDには、例文の音声の他、例文のExcel Fileなども収録されており、自分で加工していけば、自分の苦手な部分だけを効率的に復習できる教材を作ることもできます。
私は、2度目の復習の際に、Excelファイルを基に、できなかった問題や覚えておいた方が良いと思われる例文だけを抽出した自分オリジナルの表現集を作る予定です。
(5)値段が安い
これだけの内容で、1,800円(税別)と、2,000円でお釣りがくるというのは、驚きです。
但し、使用上の注意点というか、若干の難点(?)も気付きましたので、この点にも多少触れておきます。
(1)学習者を選ぶ
ボリュームが多いので、最初からこの本で英文法の知識を身につけていくという使い方をすると挫折すると思います。この本は、高校レベルの英文法を一通り勉強したことのある人が、知識を確認・補完するという使い方がベストと思います。その意味では、この本を使って学習効果が得られる人は、ある程度の英語力を有している人ということになります。
同様に本書は、音声ファイルが1例文ごとに分けられています。したがって、自明な英文はスキップして、身につけたい英文だけ繰り返し聴けるのですが、例文を一通り聴きたいという人には、むしろ使いにくいかもしれません。この辺りにも、本書が「ある程度学習が進んだ人を想定している」ということが伺えます。
(2)受験参考書的な色彩もある
大学受験等にも使える本という体裁なので、多少受験参考書的な色合いがあります。この辺りが多少気になる人もいるかもしれません。特に、各セクション冒頭の日本語の文法説明は教科書的(抽象的)なので、軽く流したほうが良いと思います。むしろ、問題毎の解説をじっくり読んだ方が良いと思います。
(3)即効性は期待できない
本書の冒頭にも書かれていますが、この本はある程度時間をかけて、正統派英語を身につけていくための本です。したがって、確実に力はつくと思いますが、即効性は期待できません。
最後に、この本の中にはいくつかコラムが配されており、とても興味深いのですが、その中から一つを紹介したいと思います。
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英語を話せないのは文法学習のせい?
日本人が英語を話せないのは、同じ英文を何度も音読しないからであって、文法学習が原因ではありません。・・・(中略)・・・。文法とは(中略)論理的思考が未発達な幼児期を除き、大半の学習者には効果的です。(中略)文法学習は英語を身に付ける楽な方法です。英語が話せない人は文法を放棄するのではなく、音読を増やしましょう。
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今はあまりできていませんが、音読の重要性を再認識しました。
上記の文章に共感が持てるようでしたら、本書をお勧めします。しかし、「自分のやり方には合わない!」と感じたら、本書はお勧めしません。 ![]()
