日本のMBAはどうなのか? | enjoylifeのブログ

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10月30日(木)の日経朝刊に日本のMBAに関する記事が出ていました。


記事のタイトルは、『社会人大学院が苦戦-開設増、広がる過剰感-MBA、企業の評価低く』というものでした。近年開設が相次いだ日本の社会人向け大学院(専門職大学院等)について、かなりの割合で定員割れが生じ、過剰感が出ているとのことです。また、日本の企業では、従業員が大学院に通うことを嫌う傾向があることも指摘されています。



1.MBA日(欧)米比較


日本のMBAに限らず、欧米のMBAを取得しても、日本企業ではさほど評価されません。外資系ではある程度評価されるものの、MBAをとっただけでは将来は保証されません。MBAは魔法の杖ではないのです。


日本のMBAが苦戦しているのは、記事の中にも記されていましたが、需給バランスが悪い点に尽きるように思います。要はMBAという学位を出す大学の数が多すぎる(供給過剰)ということです。法科大学院や会計大学院でも同様に定員割れの大学が多いのと一緒で、まずは供給を現状の1/2~1/3位に絞ることが必要と思います。


私の行ったMBAは超TOPのMBAではありませんが、それでも7-8倍の倍率はあったと記憶しています。恐らく2倍以下の倍率だと、事実上の選考プロセスはない(基礎学力だけで選別できる)と思いますので、2-3倍程度の倍率が確保できる位まで減らす必要があるでしょう。


また、ビジネススクールの教員確保も重要です。最低でも30人位の教員がいないと、MBAとしての正常なプログラム運営は不可能でしょう。それだけの教員が確保できないスクールは統廃合が必要です。ちなみに、私の行ったビジネススクールでは120-130人位教員がいました。



2.日本のMBAのメリット


私を含め、欧米のMBAへ留学した人(或いは志願者)にとって、日本のMBAは基本的に検討対象(選択肢)に入っていないことや、日本のMBAを修了した人たちとの繋がりもほとんどないことから、正直言って日本のMBAの実態というのは良く分かりません。


あえて独断と偏見で、日本のMBAの良いと思われる面を探ってみました。実際に通ったことがないので、事実に基づく記述ではない点、ご勘弁ください。



(1)経営に関する知識を広く浅く学べる

 これは、日本に限らずMBAプログラム全般に言えるのですが、MBAでは経営に関する知識を「広く、浅く」学ぶことができます。



(2)キャリア中断の必要がない

日本のMBAの場合、基本的には仕事をしながら夜間(又は週末の)のパートタイムに通うという形になると思います。その意味では、会社を辞めずに(仕事を続けながら)学ぶことができるというメリットがあります。実はこれこそが一番大きなメリットだと思います。


特に現在のように雇用が不安定な時代、会社を辞めて留学するというのは(仮に海外の超TOP校であっても)リスクは非常に大きいと思います。


(3)学費が安い

日本のMBAの学費は欧米MBAに比べると、驚くほど安いです。欧米の場合、上に行けばいくほど(負担能力に応じて)学費が跳ね上がってきます。私の場合、州立大学でしたが、2年間の学費だけで優に600万円位はかかっています。これに生活費とかも加わりますから、今考えてもゾッとするような金額がかかっています。この点、日本の大学院の学費は驚くほど割安です。


結論から言えば、会社に勤めながら通う限り、MBAに行って基本的に損はないと思います。したがって、興味のある方は、「案ずるより産むが易し」で、どんどん国内MBAに学びに行かれると良いと思います。