「部下にどう教えればいいのか分からない」
――そんな悩みを抱えたことはありませんか?
実は、部下を育てる上で一番やってはいけないのは すぐに答えを教えてしまうこと です。
なぜなら、人は人から聞いた答えはすぐ忘れてしまいますが、自分で考えて出した答えは長く記憶に残り、行動につながりやすい からです。
答えを渡すのではなく、考えさせる
部下が困難に直面しているとき、あなたは豊富な経験から解決策を知っているはずです。
ですが、そのまま答えを与えてしまっては、部下の成長の機会を奪ってしまいます。
むしろこう聞いてみてください。
「あなたはどう思う?」
この一言で、部下は自分の頭で考え始めます。
仮にその答えが間違っていたとしても、試す時間があるならやらせてみることが大切です。
失敗しても、それは大きな経験値になります。
上司の役割は“誘導”と“見守り”
もし部下が答えを出せなかったときは、さりげなくヒントを出し、正解にたどり着くように導いてください。
「考える → 解決する → 経験」
「考える → 失敗する → 助けを得て解決する → 経験」
いずれの流れであっても、最初に「考える」というステップがあるかないかで、成長の度合いはまったく変わります。
権限移譲は、単に仕事を任せることではありません。
考える機会を与え、経験を積ませることが組織の資産になる のです。
だからこそ、次に部下が困った顔をしていたら、ぜひこう声をかけてみてください。
「どう思う?」
この一言が、部下を大きく成長させるきっかけになります。
本日もお読みいただきありがとうございました✨