この仕事は、あなたしかできない。
――そう頼まれたら、どうですか?

人は誰でも、頼られた瞬間にスイッチが入ります。
普段以上の力を発揮しようとし、結果として大きな成長につながっていくのです。

仕事を囲い込むのはマネジメントではない

中間管理職の皆さん、自分の仕事を抱え込みすぎていませんか?
部下を使わず、自分だけで処理しているとしたら、それは「マネジメントをしていない」のと同じこと。

属人化は、現代企業において最も避けるべき愚策です。
会社にとって大切な“人材”という資産を遊休資産にしてしまっているようなものです。

マネジメント層の役割は、自分で手を動かすことではなく、部下に経験を積ませながらチームの力を最大化すること。
そのために必要なのが「頼り方」なのです。

信頼関係と成長を促す「頼り方」

頼られると人は力を発揮する

部下に仕事を依頼するとき、ぜひこう伝えてみてください。

「この仕事はスキルが求められるから、今のチームで任せられるのはあなたしかいない。」

たったこれだけで、部下のモチベーションは一気に高まります。
自分は必要とされている」という承認欲求が満たされ、挑戦意欲が湧き上がるのです。

そして、その挑戦の中で得られる失敗も成功も、すべてが成長の糧となります。
頼られた経験は自己成長の加速装置となり、上司との信頼関係も深まっていきます。

 

「頼られる」というシンプルな一言が、組織を強くするきっかけになる。
部下に任せるときは、ぜひ“あなたしかできない”という思いを込めて依頼してみてください。

 

本日もお読みいただきありがとうございました✨

事業計画を作成したら、それは「戦略が定まった状態」です。
つまり、その戦略どおりに物事が進めば、計画を達成でき、会社は勝ち組に近づいていけるということです。

しかし多くの経営者は、この戦略を行動に落とし込めず、戦術レベルまで具体化できないために「計画倒れ」になってしまいます。
つまり、実行されない経営者、実行されない計画になってしまっているのです。

では、これを防ぐためにどんな施策が取れるのか?
本日は「社長が主役」の内容をご紹介します。

事業計画を戦術レベルまで落とし込む5つのステップ

1)事業計画に基づき、社長として「月次で何を達成するか」を決める
→ どの月までに、どの目標を達成するかが見えてきます。

2)次に「週次の行動」に落とし込む
→ 月次目標を達成するために、週単位で何をやるかが具体的になります。
「ちょっと時間が足りないのでは?」と焦る感覚が出てくるかもしれません。

3)さらに「日次の行動」に落とし込む
→ 今日から何かを始めないと計画が遅れる…その危機感こそ大切です。

4)これらをカレンダーに落とし込む
→ 実行予定が可視化され、計画が“机上の空論”ではなくなります。

5)カレンダーを中間管理職と共有する
→ 中間管理職は社長の予定を基準に動くため、社長決裁が必要な案件を先回りして対応できるようになります。

疲労で胸を押さえるビジネスマン

ここまでできれば、戦略は「現場レベルの戦い=戦術」に落とし込めています。
事業計画は立てるだけではただの「問題リスト」です。
行動計画にまで落とし込み、実際に動き出すことで初めて「課題=Challenge」となり、解決が始まります。

経営者が先陣を切って動き、その考え方を従業員に浸透させることで、会社全体が活性化していきます。

コンサルティングの現場でも、事業計画の作成まではできても「行動計画表を作らない(あるいは考えようとしない)」経営者が多いのが実情です。
ぜひ今回のステップを参考に、行動計画表まで落とし込んでみてください。

 

本日もありがとうございました。

カフェのケーキとアイスコーヒー

 

☕️経営の話をゆるく語る場所をつくりました。

こんにちは、タチバナです☕️

このたび、気軽に経営の話をできる
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「社員教育の悩み」
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小さなヒントが、明日の経営を変えるかもしれません。
温かく、学びのあるカフェを一緒に育てていきましょう☕️✨

経営者の皆さんは普段チャットAIを活用していますか?
ChatGPTやClaudeなどのAIは日進月歩で進化し、企業経営や日常業務の支援に使われ始めています。しかし一方で、「まだうまく使いこなせていない」という声も少なくありません。今回は、経営者がAIを「相談相手」として使うメリットと注意点についてまとめます。

1.経営課題を相談して新しい視点を得る

AIに経営課題を相談したことはありますか?
「一般的な答えしか返ってこなかった」という経験を持つ方も多いと思います。実はこれは、AIに十分な前提情報を伝えていないことが主な原因です。

例えば、自社の現状や課題、強み・弱みを具体的に入力することで、AIはより実践的な解決策を提示できるようになります。さらに「最新データを参照して答えてほしい」とリクエストすれば、精度の高いヒントを得ることも可能です。

2.24時間対応できる“参謀”としてのAI

AIの強みは、いつでも相談できる点です。
夜にオフィスで、あるいは自宅でリラックスしながらでも、経営の悩みを気軽に相談できます。AIはカスタマイズ次第で、自社専用の“参謀”のように振る舞うことも可能です。経営者にとっては大きな安心感につながるでしょう。

経営者がタブレットでAI活用

3.最終判断はあくまで人が行う

ただし、AIは万能ではありません。
ときには誤った分析を提示したり、解釈を誇張したりすることもあります。そのため、AIの提案はあくまで参考とし、最終的な判断は経営者自身が責任を持って行う必要があります。

ポイントは、AIを「判断するための補助ツール」と割り切ることです。AIの回答を鵜呑みにせず、自分でファクトチェックを行い、現場の感覚と照らし合わせる。そのプロセスを経ることで、AIは経営に欠かせない心強い“軍師”となります。

 

AIを敵視するのではなく、パートナーとして活用する姿勢が、今後の経営を大きく変えていきます。
「参謀を一人抱えた」という感覚で、ぜひチャットAIを使いこなしてみてください。

「部下にどう教えればいいのか分からない」
――そんな悩みを抱えたことはありませんか?

実は、部下を育てる上で一番やってはいけないのは  すぐに答えを教えてしまうこと  です。
なぜなら、人は人から聞いた答えはすぐ忘れてしまいますが、自分で考えて出した答えは長く記憶に残り、行動につながりやすい からです。

答えを渡すのではなく、考えさせる

部下が困難に直面しているとき、あなたは豊富な経験から解決策を知っているはずです。
ですが、そのまま答えを与えてしまっては、部下の成長の機会を奪ってしまいます。

むしろこう聞いてみてください。
あなたはどう思う?

この一言で、部下は自分の頭で考え始めます。
仮にその答えが間違っていたとしても、試す時間があるならやらせてみることが大切です。
失敗しても、それは大きな経験値になります。

部下が考える様子、上司の誘導と見守り

上司の役割は“誘導”と“見守り

もし部下が答えを出せなかったときは、さりげなくヒントを出し、正解にたどり着くように導いてください。
「考える → 解決する → 経験」
「考える → 失敗する → 助けを得て解決する → 経験」

いずれの流れであっても、最初に「考える」というステップがあるかないかで、成長の度合いはまったく変わります。

 

権限移譲は、単に仕事を任せることではありません。
考える機会を与え、経験を積ませることが組織の資産になる のです。
だからこそ、次に部下が困った顔をしていたら、ぜひこう声をかけてみてください。

「どう思う?」

この一言が、部下を大きく成長させるきっかけになります。

 

本日もお読みいただきありがとうございました✨