朝ビー@セントレアです。
朝7時のラウンジですが、けっこうアルコール飲んでる人います。
セントレアはカードラウンジでもアルコールが飲めるのがいいよね!(昨今の物価高で、そのうちなくなるのではと心配)
とか余裕ぶっこいてのんびりしてたら出発時間の20分前になってて、呼び出しがかかってた![]()
プロペラ機なので、移動時間分が必要だった。
手荷物検査場の前からリレー形式のANAのお姉さん達にずっと張り付きで案内されました。
全部で階段含め150mくらい走ったと思うんですが、マラソンやってて良かったと思いました…。
いや、そんなことより迷惑かけてすみませんでした🙇
気を取り直して、続きいきます。
中木のエイドでみやみさんと別れ、渋々走り出したところから。
ここはエイドを折り返しにして数100mスライドゾーンのため、すれ違うランナーとお互いの労を労いながら進みます。
10km過ぎの石廊崎と違い間もなくハーフというところに加え、アップダウンが始まっているのですれ違うランナーにも疲労の色が。
もちろん私だってカラ元気です。
「日本一ユルい大会」なる、南伊豆みちくさぼちぼちフルマラソン。
事前にメールで送付されてくるコース図もグーグルマップに手書きで線を引いたものでしたし(地元民以外にはほぼ無意味と言って良い)、高低図など当然ありません。
ということで、フィニッシュ後に明らかになったその高低差の全容がこちらです。
人によってはたいしたことないかもしれませんが、累積標高は約1400m。
愛知県最高峰の茶臼山一回分ということで、私的には大層な高低差です。
さて、みやみさんがくるのを待ちながら走ること数km、再びの上り坂にとりかかったわけですが、これがまあ長い。
石廊崎の先にあった坂より延々坂。
ここで前出の高低図を見ていただきたいんですが、進むにつれどんどん山が高くなってるんですよ。
当時そんなこととは知らない私、この坂やたらと長くないか!?と早々にゲンナリ。
さっきの坂だって歩いたのに、さらに長い上り坂なんか走ってられるか。
気軽に歩き出します。大丈夫、私にはワープがある。
のうのうと歩き続け、中盤を過ぎた頃みやみさんが追いついてきました。
そして「歩いてんじゃん!」とまた言われる。
おそらくこの時点で上りだけで500mはあったと思われ、とにかく長いのでみやみさんも一瞬足を止める。
が、「あたしディフェンディングチャンピオン狙ってるからw」と言い残して先へ行かれました。
とあこ、ここで女子2位となる。
この先私とみやみさんはゴールまで会うことはなく、既にみやみさんが書かれている通り、みやみさんは無事ディフェンディングチャンピオンの座に。
それどころかサムみやでワンツーフィニッシュということで、南伊豆先生カップル爆誕。
残された私はめげることなく歩きます(絶対走らない)。
すでにコースは山ゾーン。
歩いてるうちに前後が誰もいなくなり、やがて下りになったので走り出すも、走れども走れども前に人は見えず、後ろにも来ず。
ここまで来る途中でさらに山に分け入りそうな分かれ道があったのが気になり、もしかしてコースアウトしてるんじゃないかと気が気でなくなってきます。
何がって、コースアウトしてたらこのけっこうな下りを戻らなきゃいけないってのが気になるんですよ!
何の役にも立たないコースマップを確認しようにも、道は歩道がなくカーブばかりの山道。
対向車を止めて「来た道にランナーいました?」と尋ねたい衝動にかられるが、基本交通量は極少。
たまに来ても後ろから「がんばれー」と言われるばかりで(とても嬉しい)、さすがに私を抜いていく車を止めるのは不可能。
下りなのに自然とラップは遅くなり(コースアウトだとわかった時、少しでも上りたくないという怠け心が働いている)どこかに止まっていられる場所はないかと探し始める。
やがて反対車線側ではあるものの、元・人家であろう空間を見つけて道路を横切り飛び込む。
電波の悪い山中で何の役にも立たないマップを開くのに目を血走らせていると、目の前を通過していく女性2名と男性1名…。
良かった!
コースアウトしてなかった!
マップはまだ開いてなかったけど、それだけわかればもう安心です。(開いても意味ないし)
すぐさまその列車に連結。
どうでもいいけど、ここでとあこ女子4位に陥落。
総勢4名でエイドに到着。
ここには猪汁があった記憶があるけど、もちろん私は水分(烏龍茶)のみなので、誰より出発が早い。
せっかくのエイド、ワープするなら急いで通過する必要ないんですけど、水分しか必要としてないのでやることがない…。
次のエイドはほとんど記憶がなく(どうせ水分しか取らないし)、なぜなら私が用があるのはその次のエイドだから!
そう、最後のワープゾーンです。
スタート前からワープワープと言ってきましたが、ここ南伊豆には3ヶ所のワープゾーンがあり、「ワープします」と告げると車でゴール近くまで連れていってくれるシステム。
それができる最後の場所が次の29.7kmにある子安エイドだということだけ、しっかり頭に叩き込んできたんです。
よし!ワープするぞ!と意気込んで到着した子安エイド…
…あれ?どこにもそんな記載がない…。
その気満々だった私、狼狽えながらオレンジゼリー(ほぼ寒天)とバナナを食べる。
食べながら周囲を窺うも、やはりそれっぽい記載はない。
ここじゃなかったのかな?仕方ないのでコーラを飲み、先へ。
その先に女児が2人「この先もののけゾーンでーす!」と道案内。
ほら、やっぱりさっきのとこだったよ!
最後のワープゾーン、もののけゾーンの手前だもん!
じゃあ戻るか!と思うも、いや待てよ。
5時間まで100分ほど。今ワープして、サムみやさん&らんな〜さんが戻ってくる5時間まで何するの…。ヒマじゃね…。
残りの距離は約12km、もののけゾーンの上りは全歩きするとして(絶対走らない)、残りキロ6でギリいけるか…。
いや30km過ぎてキロ6ムリだって私…やっぱワープするか…
などと延々やりながら、上り坂よりチンタラ歩いていたもののけゾーン直前。
時間稼ぎに写真とか撮ってましたが、結局このまま走ることに。
なんでかって、あのね、ここにきてようやくお腹が空いてきたんですよ、私。
こんな伊豆半島の先端まで来て、これまでの豪華エイドを全スルーして、ゼリーとバナナ(直前のエイドの全フード)で終えるのか!?浮かばれないだろ!と思ったことが決定打です。
ワープ前提で散々歩いてきた(し、これからも歩く)から、5時間に間に合わないかもしれないけど、謝ろう!
ようやく心を決めて歩き出した←ところにスタッフのおじさんが。
ちょっと話してみたら、なんともののけゾーンの上りは3kmあるとか!(高低図でいう最後の山)
は!?3km!?上りだけで3kmて!!何事か!!5時間間に合わないの決定
決めたばかりの心がグラつきましたが、戻るのも面倒でブーブー言いながら上り開始。
もののけゾーンって仰々しいけど、つまり山です。
元々山の近くで住んでる私には、景色としては特段珍しくもありませんでしたが、上りだけで3kmは驚いたわ。
ほんとに上りだけだから。勾配の緩急はあれど一瞬たりとも下らなかったから。
歩いてるせいで空腹に気をとられる余裕がある。
そういえば駄菓子エイドでもらったゼリーがある!と取り出したら蒟蒻ゼリー…。
なんでここで一桁カロリーのゼリーなんだよ…こういうのは仕事中のオヤツとして食べるもので、マラソン中はもっと高カロリーなもの選べよ私…。
自分に文句垂れながら一つ食べる。(腹の足しにならないので一つでやめた)
地元のもののけゾーンにはクマが出たけど、南伊豆のもののけゾーンは一つももののけが出てくることなく、最後の山を(全歩きで)突破。
なお順位ですが、もはや女子何位なのかわからないほど抜かれています。
全歩きだって3kmそこそこ急いで上り続ければそれなりに疲れるわけで、下りに差し掛かっても走る気にならない。
しかしながらこれまで私がアテにしていたワープゾーンはこの先にはなく、ついに5時間の圧が全力でのしかかってきています。
走らないと間に合わない!
いや走っても間に合わないけど←、誠意は見せる必要がある!
山登りを全歩きしておいて何を今さらですが、南伊豆は次回クライマックスです。
3kmの山登りのところどころで応援してくれていたカカシくん。






