だいぶ息切れしてきました。
やっぱり鉄は熱いうちに打たないと気力がもたない…。
完結できるんだろうか。(そして下関はもう書かない気がしてきた)
観光名所の石廊崎を経てスタート以来のみやみさんと再会したところからです。
石廊崎には4つめのエイド。
スタートから90分は経っていてお腹はこなれてはきたものの、まだ固形物は食べたくない。
とはいえお母さんたちが食べてってと誘ってくれるので、かぼちゃのポタージュをいただきました。
おいしいと言ったら「おいしい?良かった~」と喜んでくれました。(そしてこっちもあっちも食べてーと勧められる)
来た道を戻り、行きにバカじゃないのと思った勾配の坂の入り口を通過。
正確にはコースがわからず(石廊崎周辺は実にわかりにくかった)、ここ戻るの?と思いながら振り返ったら、後ろから来ていた男性2人組がこっちこっちと教えてくれました。
この男性2人組は毎エイドでしっかり食べていて、その間に私が通過、そしてコースで軽く抜かれるという繰り返しでゴール直前まで前後を走ることになりました。(なんなら③のアロエセンターで写ってる)
あの勾配、今度は下るのかよと思ってたから良かったー、ってそっちも上りじゃん。
いよいよアップダウンだらけの後半戦のはじまりです。
(写真が斜めなわけではなく、道自体に斜度がある)
山の上の風力発電の風車。真っ青な空にはすでに雲は一つもなし。
風はそれほど強くはありませんでしたが、日陰に入ると冷たく感じて寒い。
なお南伊豆のコースは海の後山メインになるので、意外と日陰が多いです。
そして坂がいきなり長い…。
石廊崎で歩いたり上ったりして時間をロスしたので、走らなきゃいけないと5時間の圧を感じてはいるものの、走れども走れども上り坂なのでイヤになり、ワープという必殺技を言い訳に歩き始める。
そこにみやみさんが追いついてきました。
「歩いてんじゃん!」と言われている図。
しばしみやみさんと同行。
途中、みやみさんがそこで撮った写真が南伊豆の案内を飾ったこともある「出会いの鐘」への入り口があり、その前でスタッフの女性が「余裕があったらぜひ立ち寄ってくださーい」と誘導。
その手が指し示す先はどう見ても小高い丘で、もちろん階段がお待ちかね。
みやみさん「あたし4回行ったから」とパス。これは正当と言える。
とあこ「こんなとこ(丘登り)にムダに使える脚力はありませんよ!」もはや泣き言と言える。(安定に情けない)
石廊崎と違ってコースではないので立ち寄らなくてもいいということで、二人して通過。
景勝地だけあって景色は良く、登ったらきっと爽快な景色だったろうと思います。
振り返って丘の入り口の写真だけ撮っておく。
ちなみにサムさんもパス、らんな~さんは上って鐘を鳴らしたそうです。
エイドのフードのみならず、しっかりみちくさも食ってるのにサムさんに追いつくって…![]()
フェニックス?ソテツ?ヤシの木?
わかりませんが、海沿いならではの南国っぽさがあるところもありました。
やっぱりこの石廊崎周辺が、景色としては一番良かったんじゃないかな。
距離的にも10kmから15kmのところで、時間に追われている私でも景色を楽しむ心の余裕がまだあるところ。
海がまた、こんな距離から見ても透明度が高くてすっごいキレイなんですよ。
なんで私はこんな風光明媚なところで鬼の形相になってマラソンなんぞ走っているのか。
許されるならここでぼーっと景色を眺めたいけど、「5時間」が許してくれない。(それと紫外線を浴び続ける肌が許してくれない)
みやみさんと同行のまま、早くも5つめのエイド。
この駄菓子エイドはダイドーが提供してくれているそうです。
(アングルがひどい)
選ぶ楽しさもしっかり味わえる多種多様なラインアップでしたが、何しろ未だ私の腹は固形物を欲していない。
エイドのおばちゃんが「ハムカツ食べてみたい」と言うのをきいて、「じゃあ私の分ってことで食べて」と権利を譲る。
そこにみやみさんが「一人3つまでいいんだって!」と、私の権利がまだ2つ残っていることを教えてくれる。
エイドの女性たちも口々に「そうだよ、持っていきな」と勧めてくれたので、ゼリーを2つ貰いました。
エイドのすぐそばにあったバス停が可愛いので、可愛いみやみさんとツーショット。
なんでこんなに横からのアングルなのかというと、みやみさんとバス停とエイドと景色を一枚に収めようと思ったからです。
見てわかるように、欲張った結果すべてが中途半端になりました。
正面からのショットはおそらくみやみさんがアップしてくれると思います。
さて、もう少し女子一位と二位の同行は続きます。
なんで私がみやみさんと並んで走っていけるかって、もちろんみやみさんが合わせてくれてるからですよ。
その証拠に、5つめから6つめのエイド間では延々こんな会話。
「私、最後のワープゾーンでワープするので(おもむろに決心を伝える)」
「ほんとにー?」
「だってこのコース、話以上にすでにエグいですよ。石廊崎なんてマラソンコースにしちゃダメですよ」
「だよねえ~、確かこれからもっとアップダウンがキツくなった気がする(※5回目)」
「いやそんなんもうムリです」
「あたし別大くらい必死だもん」
「そんなに?w」
「そうだよー!こんな必死で走るの、別大だけで充分なんだけど!」
ほんと誰ですかね、このマラソン大会が日本一ユルいって言ったの。
みやみさん、3.5以上ランナーしか走れない別大と並べちゃってるじゃないの…。
2人でブーブー言いながら、6つめ中木エイドに到着。
ここにはおにぎりをはじめ、しっかりお腹にたまりそうなフードの数々。
この米高騰の中、おにぎりも数種類準備してくれてありがたい。
米大好きなんですけど、私の腹はまだ空いていない。
これがただの散歩中なら食べるんだけど一応マラソン中だし、この先のアップダウンで出るかもしれない。
ということで入れるのは水分ばかりですが、せっかくなのでカメノテ入りの味噌汁を。
茹でたカメノテをおばちゃんがせっせと剥いてみそ汁に入れてくれていました。
カメノテ知ってます?(フジツボと見た目一緒だけどNotフジツボ)私は愛媛で初めて食べました。
主に西日本で食べられてるので、東日本の伊豆半島で出るのは珍しいかも。
みやみさんは2回目のトイレへ。
「私トイレに用ないので(←水分ばっか取ってるのに鋼の膀胱)先行ってますー」
変わらず5時間に追われる私がさらに「歩いてますー」と告げると
「走りなさい!」
叱られて渋々走り出したところで⑤に続く。
...てか、みやみさんに叱られるのなんて私くらいだろ。ドヤア←








