おかやまマラソン2024走りました③ | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

先日かっきぃさんがドラクエⅢについて書かれていました(プレイしてるのはダンナさんだけど)。


私もドラクエ大好きでⅢももちろん買う予定なんですが、かっきぃさんの記事にコメントしながら思い出しました。

オフラインのⅩ、やりかけで長期放置してることを。


やった人います?あれ、微妙につまらなくないですか?私だけ?

今までのタイトルでつまらないと思ったものは一つもなかったんだけど…どうも気持ちがノってこない。

前作のⅪが私の中で神ゲーだったのが余計に、比較しちゃうんですよ。


とにかく主人公がレベル上げても上げても弱くて、どんな職業に就いても役に立つ技覚えないし、スキルもパッとしない。そしてフィールドが広すぎて、指しか動かしてないのに疲れる…。(ついでに町の名前覚えられない←これは老化)


据え置きのゲーム機を持ちたくないのでハードはswitchでやってるんですけど、それもせっかちには合っていないのか、起動が遅いし反応鈍いし戦闘スピード1にしてもワンテンポ遅い。

オンラインだったらおもしろかったのかなあ…でもドラクエは一人でやるものだと思ってるしな…。


ゲームはドラクエしかやらないので(ドラクエだけのためにハードを買う)、現在switchも充電切れのままソファの上で景色の一環になってホコリかぶってます。

早くⅢやりたい。

 

 

 

 

ドラクエのぼやきはここまでにして、おかやまマラソンレポの続き。

 

 

29kmを過ぎたところで転倒、パーティ(←)を離脱した私。


大会という晴れ舞台で転ぶのは、2023年の愛媛マラソン以来1年半ぶり5回目です。(コケ過ぎ)

これまで数々の大会で大勢のギャラリーを前に転んできましたが、メンタルに影響があったことは皆無。

どれも幸いにして大ケガに繋がったことはなく、転んでから10秒以内には立ち上がり、両ひざから血をダラダラ流しながら、あるいは流れ落ちる血でシューズを汚しながら、何事もなかったかのように走り続ける鋼の心(&鋼の骨)。

公衆の面前でコケて恥ずかしいのをポーカーフェイスでごまかしているともいいます。

 

今回も呼びかけに即応答、即立ち上がり、ケガのチェック。

よほど面(=体の前面)で受けたと見え、その分転び方はマンガのごとくビタンと豪快だったと思われますが、ケガは右膝にわずかな擦り傷のみ。

アスファルトに打ちつけることもなかったようで、肉が抉れたり削れたりということもなく、両手のひらも無傷。

ただ、「面」総動員で顔面も参加したらしく、唇が切れているのか、腫れたような違和感に加え血の味。

鉄分を自給自足で賄うのか。

(基本道中は目が潤んでるのでゴールするまで気付かなかったけど、サングラスも傷でダメになってた)

 

 

攣った左ふくらはぎを伸ばし、どうにか動けそうな感じになったところでコースに戻る。

少し先に各種ドリンクを提供してくれている私設エイドがあったので、コーラを横目に水を所望。

右膝の傷を洗わせていただき、残った水を飲んでwお礼を言って進む。


少し進んでは止まって伸ばす、を2回ほどやったところで、ゆっくりなら継続して走れそうな程度までは回復。

さてマラソン再開、と同時に己の気持ちがこれまでになく沈んでいることに気付く。

 

 

コケた…

気を付けてたのにコケた…

気を付けてたのに…

 

 

そう私、気を付けてたんですよ。

足先が地面を擦り始めてからずっと。

コケないように、コケないようにと靴先を意識的に上げて走ってたはずなんです。

なのにコケた…。

 

気を付けててもコケるってことは、この先転倒を避ける術はもうないってことじゃん。

分析すると凹んでいる原因はこの部分で、どうやら未来を憂いて落ち込んでいるようです。

しかも再開してからの爪先も、転んでさらに意識してるにも関わらず擦っている。

攣ったせいで足が上がってないのもあるけど、足首に力が入らない。

もしかしたら今日、生まれて初めての「一日二度転倒」をやらかすかもしれない…。

アスファルトにちょっと膝ついただけでも痛いのに、二回も転びたくないよ!

 

動かない脚に気をとられながら悶々と内に向いて走っていたからか、最大の難関と言われる岡南大橋をそれと知らないまま上り切ろうとし、頂上付近に険しい顔でランナーに檄を飛ばす有森さんがいたことで、はたと意識を戻す。

あ、そうかここが岡南大橋か。

 

 

有森さんにハイタッチすべく寄っていき、そのついでに頂上で撮った写真。

 

転倒すればゴロゴロ転がり落ちることになる下りは、とにかく慎重に。

そんな感じで2kmくらい凹んだまま走ってた気がします。

その間に噂のラーメンエイドも通りましたが、陰鬱とあこはスルー。(いや通過する間ずっと見つめてたけど←)

 

 

岡南大橋のたもとをくるりと回り(ラーメンエイドは橋の下)、コースは堤防へ。

沿道の声援が激減したからか、途端に周りのランナーが歩き出します。

常に歩きたい願望と闘う私ももちろん歩きたいですが、どうしても歩かずには進めないというわけでもないので、もう少し頑張る。

 

この堤防は公式HPに「応援が減る」と書いてはありましたが、農業ゾーンと同じく50mと空けず誰かが声をかけてくれます。個人的には「少ない」なんて感じなかった。

しかも状況をよく把握してくれている声かけが多かった。

 

堤防に入ったばかりのところで「4時間20分ペースだよ!」と、「4.5」ではなく正確に教えてくれた男性。

35kmも過ぎ、しんどさで下ばかり向いてしまうところで「笑って」とか「笑顔で」とか書いたボードが増え、笑顔で手を振ると「いい笑顔!」とみんな褒めてくれる。

あるおじいちゃんは「にっこり笑顔でありがとうね」と言ってくれて、思わず「こちらこそ!」と応酬。

手を叩いてくれていたおばあちゃんは、ありがとうと言ったら「ここまでよく頑張って走ってきたねえ」と優しい声をかけてくれた。

何かの施設の下で学生さんのブラスバンドが奏でる「負けないで」が耳に入ってきたときは、なにがそんなに響いたのか涙が出てきて気道が狭まり、一時呼吸困難に。

 

 

堤防道路は名勝後楽園に近い道路のようで、後楽園に近付くにつれどんどん沿道も増えていきます。

そんな中で私の名を呼ぶ声が聞こえ、見ると父と父友。

後楽園で観光後そのまま沿道で待っていてくれたようですが、父友がカメラ向けてて、思わず塩対応になったのは仕方ないと思う。(写真嫌いw)

周囲がほぼ歩いているところ、走っててよかったー。

 

 

堤防道路を出るときに転倒の後遺症か左のふくらはぎがまた攣るも、スピード出さなければ走れそうだったので、知らん顔することに。

おかやま最後のアップダウンは、序盤にも通った橋。image

ここ。

帰路では41km地点に当たります。

 

 

下りではなく上りのところで、AYUの「とあちゃーーーん!」が大音量で響く。本日5回目なので、声帯も温まって絶好調。

歩くゾンビたちを避けつつ疲労困憊の体を必死で運んでいるところなので、苦笑まじりに地面を指しながら「坂!w」と言ったら「知ってるー!」と返ってきました。Sかw

AYUは岡山でもレンタサイクル「ももチャリ」を駆使して走り回ってくれました。

夜は「尻が痛い」と私より体が痛んでいました。いつもありがとね。

 

ここからは往路と同じなのでだいたい距離感がわかり、余裕が出てきます。そう思うとコース知ってるのってやっぱ有利なんですね。

街中に戻ったこともあって、ゴールまでの沿道はびっっっっっっしり!

最後のありがとう運動を開催しつつ、競技場に入る手前でゲストの重友梨佐さんとハイタッチ。「ただいま!」

 

競技場は見て「ほぼ1周じゃん」と思ったので、300mほどでしょうか。

左ふくらはぎが攣っていることもありラストスパートはかけ(られ)ず、淡々と走ります。

ひそかに目標にしていた金沢切りは達成できませんでしたが(※ネットタイム基準)、網走・金沢・おかやまとなんとなく安定したタイムでゴールできたことと、3大会とも歩かず「完走」できたのは私にとってはかなりの収穫でした。(給水除く)

 

 

欲しかった備前焼のメダルももらえてよかった!

一つ一つ柄も色も違うのがいい。

このメダルは集めたくなりますね。

 

 

 ゴール後はメダル、タオル、ボディメンテのジェル、大手まんじゅう、バナナロールを受け取り、ホテルが徒歩圏内なので更衣室には寄らずに外へ。


 偶然なのか必然なのか連絡もしてないのにAYUと合流し、その辺で座ってしばし休憩ののち、シャトルバスで岡山駅に戻りました。

 


レポ後半はエイドについて述べてませんでしたが、最後の最後までバラエティ豊かにエイドは取り揃えられていて、その収穫はこちら。

 左下のきびだんごは、パッケージが紙のため湿度でヤバいことになってたので撮影後AYUと即食べた。


こうして見ると少なく見えるかもしれませんがフルーツなどの水物系はその場で食べてますし、その水物系がとても多かったので、全体的にかなり充実したエイドだったと思います。

ラーメンもありますし!



夜は日曜定休が多い岡山の店でどうにか入り込めた日本酒の品揃えが豊富な居酒屋で乾杯。

 応援団が3人もいたのに、誰1人として私のゴールタイムを把握してなくて笑いました。

確かにタイム追ってピリピリしたレースじゃないから第三者にはつまらないかもだけど、もう少し興味持てよw


あとコケた報告したら、言下に父が「やっぱりな!」と一言。

父友と「あいつようコケるんだわ」と今日も話していたそうで、想定の範囲内だったようです。




おかやまマラソン、評判以上のいい大会でした。

何より沿道が素晴らしい。ボランティアの皆さんも積極的に声をかけてくれる。つまり人が素晴らしい。

コースもアップダウンというほどの高低差もなく、さすが一流ランナーが監修しているだけあって走りやすいと思います。

打ち上げの店も良かったし、多分飲食店もレベル高い。


また走りたいと強く思いますが、いかんせん唯一の問題はとにかくホテルがド高いの。


この後前日後日編で岡山レポをもう一回書くつもりですが、岡山って物価は高くないと思うんだよね。

なのになんでホテルばっかりあんなにぶっちぎっちゃってんのか…。

マラソン大会開催日の前後は全国どこも上がりはしますが、中でも金沢と岡山の高騰ぶりは群を抜いてる気がする。



ここが折り合いつけば、また絶対走りたい大会でした。

ホテル代なんかいくらでも構わないわ!って高収入のランナーの皆さん、ぜひ一度走ってみてください。超オススメします。