金沢マラソン2024走りました 後編 | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

シーズン真っ盛りの今日この頃、各地の大会を走ったみなさんお疲れさまでした。

しかしアレですね、やっぱり暑かったところもあったようで。

金沢も暑かったですし、10月末とか11月で暑いってどうなの…。

このままだとマラソンシーズンがどんどん後ろ倒しになって、1月から3月に全集中って事態になるんじゃないですかね。

 

 


 

どうやら三部作で終われそうな金沢マラソン、最後のレポです。

 

 

金沢マラソンには短いスライドゾーンが3ヶ所あります。

ミャクミャクに扮したこたさんを毎度探していたんですが、結局一度も会いませんでした。

去年もみやみさんと会えたの1回だけだし、実際すれ違えるのはおそらくタイム差5分以内です。

でもたとえ知らないランナーでも、顔が見えればみんな頑張ってるのがわかるし、心強いですね。

30kmを過ぎると、歩きだすランナーもだいぶ増えてきます。

私は…不思議なことにまだいける。もちろん脚はかなーり重たいですが。

ただ実は私スタート直後から脚が全然上がらず、まあ上がらないなら頑張って上げなくていいやと思いながらここまで来ているので、そこからさらに重くなった今、転倒にだけは細心の注意を払いつつ進みます。

 

 

前に行ったり後ろに行ったりしながら、つかず離れず走っていた猫ひろし@4時間半ペーサーは、相変わらずのサービス精神を発揮して沿道を沸かせ中。

ですがぺーサーはランナーの士気を上げるのも仕事なので、ここで不意に「さー、ここからここから!」とランナーを叱咤。

 

しかしずっとそばにいた私は知っている。猫に付いていたランナーはここまでで全員いなくなったことを。

そのため当然応答するランナーはいないんですが、猫、後ろを振り返って「みんな、元気ないぞー!にゃーー!」とやる。

いや、今見えてるランナー、みんなたまたま周辺走ってるだけだから…私含めて…。

 

自分の真後ろに一人もいないことは見たらわかると思うんですが、後ろより沿道を見てる時間の方が多かったであろう猫ひろしには、ちょっと離れただけだと思ったんでしょうね。軽い上りだったし。

改めてやるわけです。「もう一回いくよ!にゃーーーーーー!!」

 

「にゃー…」

 

放置するのも気の毒だと意思表示なくとも一致したのか、私を含め、たまたまそこにいただけの周りのランナーが行きがかり上付き合うという珍事。

この事態どうすればいいんだ、笑っちゃってもいいですか。てかもう笑ってる。

(なお私の描写は飽くまで私目線で見えた事柄を書いているだけで、決して猫ひろしをディスっているわけではありません。

むしろ42kmを一般ランナーと一緒に走るタレントなんて貴重だと思うよ。猫、かなり天然だけどw)

 

 

そうこうしているうちに32km地点。

ここは立派な競技場を備えた城北市民運動公園の前を走るんですが、つらくてつらくて走るのを一刻も早くやめたかった去年の私が、ゴールであればいいという希望を抱いてボランティア女子に「ここゴールですか?」と訊いた結果、もちろん否定されたという思い出の地です。(説明長い)

そしてスライドでみやみさんに捕獲宣言されて震え上がった地点でもあり、さらに言えば初めて金沢を走った2018年には大勢のギャラリーの前で転倒からの前転を披露した場所でもあります。

ここばかりに思い出集中w


その先には有名な金沢カレーエイド。

ここちょっとした大エイドで、ダンスやってくれてたり、たくさんのトイレがあったりした記憶。

 食べたい気持ちはあるものの、今年も食べず。

写真撮っただけ進歩です。今年は後ろからの足音がなかったからなw


というか今年はリュックを背負っている安心感から、食べなくていいんだとばかりにここまで何も食べず。

空腹の感覚もあったんですが、蓄えでなんとかなるだろうと。いつもコレ言ってる。

なんだかんだゴールまでもったので、朝ごはんを多めに食べたのが良かったかも。


その代わり給水は全部取りました。

あ、水ばっかり飲んでるのもいかんと、37kmで塩タブレットもらったな。

特に25km以降は、立ち止まったり座り込んだり倒れたりしているランナーをあちこちで見ましたし、救急車も一台見ました。

やっぱりみんな暑かったんでしょうね。


暑い暑いとスタート前から言いながら謎に順調にきた私も、35kmを超えたあたりからはしっかり通常営業に戻り、ただ前に重たーい脚を動かすという作業に取りかかり中。

残り7kmとか5kmとか、下手するとどこより絶望感ありません?

まだ7km(5km)もあるの!?みたいな。

それをどうにか「あと少し」に切り替えて進むわけです。


そんな現実を沿道の応援に頼り、ありがとう運動を繰り広げていた最中(気を紛らわしている)、金沢駅の裏で父に発見される。

私ときたら必死で父のことをすっかり忘れてたのに、へんな帽子かぶってた私をよく見つけたものです。(まあ割と周りがヘロヘロなところで1人声出してるからわかるっちゃわかる)

虚勢込みながら「あと少し行ってくるわ!」と、今回は父のおかげで切り替わりました。


金沢駅裏?では去年、激烈グッタリの中でもイチョウ並木が輝いて見えたのを覚えていますが、今年も同じくイチョウは輝いていました。

でも今年はあまり銀杏の臭いがしなかったので、紅葉してるとはいえ去年より遅かったのかもしれませんね。



40kmを超えてからも短い橋越えがあり、当然軽く上ることになるんですが、ここがもう見渡す限りのランナーが歩いてる。

元気なときはともかく、終盤の上りって思い切りメンタルにくるんだなとその様子で思いながら、歩きたくなかったので意地で走破。



そしてようやく到着、ゴール地点の西部緑地公園!

 ここだけはすごく覚えてたんですよ、残りたった1kmなのに去年歩き出しちゃったところなので。

応援もこれまでに増して多くて、4時間半間に合う!って何度も声かけてもらったところ。

今日は元気に走り抜けよう!

集大成とばかりに手を振り、ありがとうを連呼しながら競技場へ。


…そういやこんなところで思い出すのもアレですけど、10kmからの1kmくらい、私の前で同じように沿道にありがとう運動してる男性がいまして。

同じもしくはそれ以上のペースで運動を繰り広げる人って珍しいので他人事のように感心してたら、その人この日の衆議院選挙に立候補してた人でした。

道理で沿道から「選挙の人!」とか「近藤さん!」とか呼ばれてたわけで、翌日の新聞には石川3区で当選したと出ていました。

完走&当選おめでとうございます。



話は戻って、ゴール前では少し離れたところで男性2人が競り合ってたので、ラストスパートにこっそり参戦しながらゴール。

ネットタイムで55秒だったのを見ると、彼らに混ざっといて良かったですw



今年は誰も待たないし、自分の写真は元々撮らないので、さっさと先へ。

ただ、コースに一礼するために振り返っただけで、目の端に誘導のおじさんが飛んでくるのが見えた…金沢すっごいいい大会なんだけど、ゴール地点だけ異常に神経質過ぎる気がします。(去年はコワモテのハゲおじさんにロックオンされた)


メダル、タオル、ドリンク、バナナ一房←、おにぎり、ポテチを受け取りながら進みます。

最後に「かわいい」と声をかけてくれた女子高生ボランティアに「これ何だと思う?」と逆にへんな帽子を指して難問を吹っかけ(首かしげてた)、逆さまに置かれていた荷物wをピックアップして、いざ更衣室へ。


……

………

「Σすいてる!」

(※普通の音量で声に出た)



去年足の踏み場もなく、どうにか確保したスペース。

一刻も早く座りたいのに場所がなかった記憶から、去年より1秒でも早くとゴールタイムまで設定したのに、今年はなんとガラッガラで選び放題♡♡

その後近くに来られた静岡のランナーさんと少し話したところ、その方普段は3.5ランナーのようで「暑くていつもより1時間くらいかかっちゃった」と言っていたし、その後15分経過してもさほど状況は変わらなかったので、暑さでみんな思う結果が出なかったのかもしれません。

この長い更衣室の感想を見て、私がどれほど更衣室の混雑を警戒していたかを計っていただければ幸いですw



その後父と金沢駅で待ち合わせ、小松駅まで電車に乗って(小松に車停めてるって言うから…)移動、辰口温泉でのんびり体を癒しました。

1人の大浴場で「頑張ってよかったー!」と絶叫してやりました。



ちなみに気になっている人がいるかもしれないエイドの収穫ですが

こんな感じでした。



全部攫ったつもりなんですけど、後でパンフで確認したところ(するなよ)カニカマとかきんつばとか最中とか、見なかったものもあり。

見なかったんじゃなくて見逃したのかもしれませんが、全体的に去年より種類が少なかったかも。

次戦のおかやまに期待!←またやるらしい