ついにきました、ほぼ全編下ネタです。
覚悟をもって読むか、ここで退場してくださいw
そういえばラップ貼ってませんでした。
こんなもの見ても仕方ないですけど。
歩いたり走ったりしてますが、23kmで完全に諦めてます。
そういえば、坂を下ったところでFDAの飛行機が飛んで行くのが見えて得した気分になったな。
FDAは機体の色が全部違うので、何色か見るのも楽しみなんですよ。(ちなみにワインレッドだった)
周りの走ってるランナーたちはみんな疲労に加えて風との闘いに必死なのに、歩いてる私のこののんびり感ときたら。
FDA込みで松本の景色です。(FDA好き)
ところで。
景色を堪能するのはともかくとして、この辺りから私の身にはこれまで経験したことがない事態が起こっていました。
お 腹 が 痛 い
鋼を自称する膀胱とともに割とお腹も丈夫な方で、これまで大会中に人間の尊厳について憂える事態に陥ったことはないんですが、間違いなく風で冷えたと思われます。
レインで風が通らなくなってかなりあったかくなったけど、時すでに遅し。
ヤバいヤバいヤバいヤバい
トイレトイレトイレトイレトイレ
当然大会中にトイレを探した経験もないので、事前にトイレの場所チェックなんかしているはずもない。
ピンチが目前に迫りきている中、
のんびり歩いてはおれん!
優先順位がトイレにとって代わった瞬間です。
足の痛さは一旦忘れ、トイレを探してとあこ進撃。
そこから1kmくらいのところで発見したんですが…
…
……
………
やめよう。
なぜなら2基しかない簡易トイレに、男性ばかりが8人くらい並んでるから…。
女性ならこの気持ち、わかってもらえると思う。
(余談ですが、女性風呂に入ってた変態男が逮捕された最近のニュース、本当に女性の心を持ってるなら絶対男の体で女性風呂には入らないと、この時の心理をもって断言できる)
もう少し我慢できるよね>私!
自分に言い聞かせ、再びトイレを求めて走り出した…途端に差し込みが。
…ダメだ戻るか…
…いや、イヤだ!どうしてもイヤだ!ガンバレ私!
コースは高速の高架を挟んで反対側へ。
1.5kmくらいのところにトイレ発見!
ここは6基ある!
またもや男性ばっかり並んでるけど、もう仕方ない。
一旦並んで…………並んだんですけど、自分の番を目前にやっぱり離脱。
(振り返りなのに)大騒ぎしてる手前言い訳しておきますが、本当にギリギリのところでの闘いを繰り広げてたんですよ。
走る衝撃で出てきそうになるくらいのね!(威張るな)
でもね、トイレに並ぶとどういうわけか収まるんですよ、腹痛および差し込みが。安心感?安心感なの?
それでもう少し先に行けると勘違いして、尻に力入れながらコースに戻っちゃうんですけど…
やっべ、今出た!?
出たんじゃね!?
マジか!!
走り出して間もなく、なんか出た気配
ここでも私の名誉のために先に書いておきますけど、
出てません。
おそらく出口←で待機してるモノ(すいませんねホント)の熱で出口から漏れる空気(おならではない)が熱くて、それで液状化したモノが出たと勘違いしたんだと思います。
でもその時はもう人生終わったと思ったよね、マジで。
実は私、今年の愛媛の35km過ぎのところで大を漏らしながら走ってる人を見てまして、その光景がフラッシュバック。
ご丁寧に、その姿を自分に置き換えて。
ああ今、この瞬間、私もあの人になったのか…。
いや、遠い目をしている場合ではない。
さっさとトイレを探して自分の始末をつけねば。
26kmのところにAYUがいるはずだから、そこでウェットティッシュをもらおう!そう袋ごと!(AYUは荷物多い民なので、だいたい何でも持っている)
AYU!AYU!AYU!AYU!
ウェットティッシュ!ウェットティッシュ!ウェットティッシュ!ウェットティッシュ!ウェットティッシュ!(以下略)
ここにAYUが来てくれて本当に良かったとまだ見ぬAYUを全身全霊で求めながら、でもこれ以上漏らしてはならぬと全力で尻に力を入れ、向かい風は相変わらずスゴイし、足に加えて尻にも力が要るし、もうこの区間大変だったんだからほんと…。(知らん)
そして26km、あれだけ渇望したAYUはおらず…
いない!いない!どこ行ったんだ!
ウェットティッシュ!!(目的…)
大げさじゃなく半泣きで、でももしかしたら途中で何かアクシデントがあったのかもしれないと心配もしつつ先に進んでいくと、28kmくらいのところで大きなエイドと10基くらいあるトイレはっけーーーん!!
幸いランナーも並んでないし、もうここ入る!
パンツがやばかったらいっそ脱いでしまおう!シームレスパンツは薄くて小さくなるから良かった!
下半身冷やすとマズいから(本当に漏らしてたらそれ以前の問題なんだけど)レインを脱いで腰に巻こう!
色々考えながらようやくピットイン。
暗い簡易トイレでパンツと尊厳の無事を確認しました。(その瞬間、脳内BGMにthe final bell@ロッキーが流れた)
私の人生はまだ終わってなかった!
長々と下ネタに付き合わせてすみません。
こんなに詳細に書き綴るヤツも他にいないと思いますが、だって正直ここが私の松本マラソンのピークだったんだもん。(おい)
7kmも続いた闘いに終止符を打ち、何もなかったかのように軽やかな気持ちで再びコースへ。
AYUにお土産にしようと、エイドにあった饅頭まるまる一個(個包装)をいただいて出発。
それどころじゃなくてほとんど忘れてたけど、この後すぐ自分の足が痛いことを思い出す…。
またも歩いたり走ったりしながら、30kmでコースの反対側に立つAYUを見つけました。
饅頭を渡し、途中忘れかけてたロキソニンを貰い、「遅くなっても行くから」と、こんな有様のくせに強く宣言して、ゴールまでAYUとはお別れ。
なんだかんだ言いながら火急の事態に追われて走ったので、収容車は免れるんじゃないかと希望が見えてくる。
写真だけ見てるとキレイな景色しか見えませんが、この道路も恐ろしい向かい風でした。
まあ、私はほとんど歩いてるので、走っているランナーほどの抵抗は受けていません。
くもり予報も覆されて、雲は多めながら晴れてきました。
雨は結局一滴も降らず。
風さえなければマラソン日和といって良かったと思います(その風が尋常じゃなかったんだけど)。
31kmの給水所でロキソニンを投入。
早く効いてくれるといいな。
山の神ゾーンは終わりましたが、その後も細かく続くアップダウン。
この坂、距離は短いけど30km超えたところで現れるので堪えます。
歩いてるランナーもけっこういました。
青看板にある通り、ここを超えたらゴールのやまびこドームがある信州スカイパークです。
後編に続く。