とあこの毒吐きブログへようこそ

長くなるから、言い訳とか前置きとか全部取っ払って、早速吐く書くよ!
私の不満は、ボランティア説明会の二週間後に受けた運営の電話から始まりました。
交通整備は細かく地域が分けられていて(2、300mおき)
各エリア20〜25人の一般ボランティアと、それをまとめるリーダー1人の布陣で回します。
リーダーをやるかそれ以外をやるかは、エントリーの段階で選びます。
その後開催される説明会も、当然、リーダーとそれ以外とで開催日も内容も違います。
今回私が選んだのは、もちろんリーダーではない一般ボランティア。
なんせ初ボランティアですし。
その私に、突然架電してきた運営はこう切り出しました。
「実は千種区南エリア(←私の担当区)のリーダーがいないんです」
「はあ」
「もしよろしければ、リーダーをやっていただけないかと思いまして」
「はあ?…具体的には何をするんですか?」
「当日現地で出欠の点呼を取っていただき、その時に集めた健康チェックシート(※コロナ対応)を、帰り際に返信用封筒に入れてポストに投函していただければ結構です」
「…(うーん)……(誰かがやらなきゃいけないんだろうし)………それくらいならいいですよ」
「ありがとうございます。
それで厚かましいんですが、できれば皆さんに『あなたはここ担当、あなたはここ担当』と指示までしていただけると助かります」
「ほんとに厚かましいやりたくないわけではなくて、それはムリです。
そこまでやっちゃうと、周りの方は完全に私がリーダーだと思いますよね。
何かあった時にきっとリーダーを頼ると思うんですが、私リーダーの説明会も受けてませんし、何も対応できません」
「…そうですよね、わかりました、大丈夫です。
では当日は陸協の方に指示していただくようにしますので」
今回ボランティア募集は延長に延長を重ねていたので、コロナ禍で人数が集まらないんだろうなとは思っていましたし、運営も困って片っ端から電話しているんだろうと引き受けたわけですが。
なんでこのタイミング!?
リーダーがいないのはもっと早くからわかってたことでしょうよ。
どうせ電話かけてくるなら説明会の開催前にかけろよ!
それで、引き受けた人間にリーダーの説明会受けさせろよ!!
切れた電話を見つめながら呆れて果てた、ウィメンズ開催2週間前。
それでもなんとかなるだろうとたかを括って迎えた当日、結論、私が甘かった。
「通常の集合時間より30分早く来ていただいて、陸協の方と顔合わせしてください」
と件の電話で運営に言われた通り、30分早く現地に行きましたが、顔合わせが始まるような様子はない。
ただ資機材置き場に白いジャンパー(陸協関係者)を着た若者と老人のペアがいたので、2人に声をかけました。
「急遽点呼を取ってほしいと言われたんですが、その後はどうしたらいいですか?」
私の言葉に、2人キョトン。
「私たちはこの地区担当ですが、運営からは特に何も言われていませんが…。
青い帽子をかぶった方が千種区南一帯のリーダーですので、その方なら知ってるかもしれません」
ええ、もちろんです。(唐突)
正直、この時点で後悔してます。
あんなに嫌っている名古屋の運営を、信用した私が悪かった。
道路の向こうに見える青い帽子に向かい、ゲンナリしながら横断歩道を渡って同じように声をかけたんですが、この青帽子の対応がまた…
「あ、ボランティアのことはわからんわからん!全然聞いてないから!」
だとしてももう少し物には言い方ってもんがあるだろうと思いますが、この時まず頭に浮かんだのは、こんなんでここのエリアのボランティア運営どうすんだよ!!ってことですよ。
ここにきて運営の雑さについに怒りMAXになった私、どんなに青帽子が無愛想でもここで退いてなるものか。
即座に!
今、ここで!!
運営に文句言ったる!!!
「運営に繋がる電話番号知りませんか!」
私の剣幕に逆に怯んだ青帽子、慌ててポケットを探り、何やら取り出した冊子を確認したものの
「あ、これじゃないわ忘れてきちゃった」
チッ、使えねえな!!
鼻息荒く青帽子を解放し、一つ深呼吸してから腹を括りました。
やるしかない。
リーダーがいなくても、陸協が段取りを知らなくても、運営がクソでも、1時間後にはここをウィメンズ・シティ併せて1万人のランナーが走るわけで、交通規制間に合いませんでしたー、では済みません。
さらには、ただでさえコロナ禍の中で唯一開催した大規模大会。
他の大会がこの後に続けるか、名古屋の成功にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
なんで一介のボランティアが、当日、現地でこんなに背負わなければいけないのか。
ふざけんな運営、後で絶対コロスからな。(もう伏せ字にもしない)
ふつふつと煮えたぎる黒い怒りを腹にのみ込み、ボランティアの集合場所へ戻り、一人一人に声をかけて点呼はまず終えました。
どう呼びかければいいのか、第一声すら手探りの中
「皆さん、すみません。
私リーダーではないんですが、今回リーダーが不在らしいので、協力して進めていきましょう」
真っ先にリーダーではないという防御幕を張る責任逃れw
それでもその後、何かあると私に声がかかりましたし、「あなたはここ、あなたはここ」という担当指示も結局やるはめになりましたが。
ですが、いざ始めると私以外のほとんどの方が実はリピーターだとわかり、特に女性は積極的にコミュニケーションをとってくれて、なんとか規制は完了しました。
なんなら私がでしゃばってリーダー(仮)を引き受けなくても、他に引き受けてくれるベテランがいたんじゃないかと、ここで愕然とする。
運営が電話した順番的に、きっと私は最初の方だったんでしょう…。
中にはボランティア5回目という人もいて、百歩譲って運営もそういう事情をわかって現場任せにしていたのかもしれませんが、それにしても行き当たりばったり過ぎるだろ。
初ボランティアの分際で気負わざるを得なかった私の脂汗をくらえ。
それでも規制開始してから三角コーンやテープ貼りなどは皆さんの協力のもと滞りなく進み、スタートにも間に合わせることができました。
ところでこの準備中、先に出てきた陸協の2人とは別の陸協のジジイ(推定年齢70代。なんで陸協ってジジイ多いの?)がいまして、コイツが青帽子と同じくらい人に対する口の利き方を知らない。
年長者の自分は敬われて当然だとでも思っているのか、とにかく逐一横柄に人に命令するので、ただでさえ朝一で血圧が上がっている私、下手するとブチ切れそうになること数回。
スタートしてからは、その光景やキラキラ女子、または輝く汗を飛ばして走るシティのランナーたちにすっかり癒されましたが、
シティも最後尾が近くなってきた頃、横柄ジジイが持ち場の中央分離帯を離れ、コースを渡って(←おい、その手の赤旗が泣くぞ)私の方に向かってくるのが横目に映りまして。
やだなーやだなー、と目を合わせないようにしていたんですが、横柄ジジイの目的はやはり私。
来るなり、私が手に持っていたランナーのためのゴミ袋を指して
「それ、ゴミか!」←総じてこういう口の利き方。私のいら立ちがおわかりいただけるだろうか
「…ゴミです(超イヤそうな顔)」
「頼む!」
人にものを頼む態度ではない物言いで突き出してきたのは、使い捨てのカッパ。スタート前に風除けにするタイプのやつ。
よもやこのジジイにカッパ渡したランナーがいたのかと、ひったくるようにして無言で(もはや返事をする精神的余裕もない)受け取り、ゴミ袋へ突っ込んだその時。
横柄ジジイが、今日初めての愛想笑いを浮かべてこう言ったんです。
「もうこの気温だと、暑くて要らんでな」
…
……
………
これ、オマエのカッパかよ!
言われてみれば着てた気がする…
ランナーならともかく、オマエのカッパはオマエで始末しろや!!
せっかくの愛想笑いも逆効果、腹が立ったので口を縛って誰もいない歩道に力任せに叩きつけてやりました。(後で拾ったけど←当たり前)
ちなみにこの話を聞いて、サムさんは「着てちゃダメでしょ」と大ウケしてました。
ざっとこんな感じでいろいろありましたが、ボランティアに参加したことは後悔していません。
私は人に助けを求めたり甘えたりすることがどうも苦手で、とにかくなんでもまずは自力でやろうとしてしまうんですが、世の中どうにもならないことはあるもので、そういう時は素直に手を貸してほしいと周りに伝えることの必要さを学びました。
そして何より、運営はクソだけど(何度でも言う)、ボランティアの皆さんは全員が無事にランナーを走らせることだけを純粋に想っていて、自分にできることなら躊躇なく身を差し出してくれる人たちの集まりであることを知ることができました。
こういうボランティアの方の気持ちは、きっとどの大会でも同じなんではないかと思いますし、こういう人たちに私も支えてもらって走れていたんだと、改めて実感しました。
ここまで毒を浴びてくださった皆さんには意外かもしれませんが、今後も走らない年はボランティアとして参加したいと思っています。
こんなところで、散々自分ばっかりスッキリして申し訳ないですが、ウィメンズにまつわる毒吐きは終わります。
お付き合いありがとうございました
