ああ、愛しの愛媛マラソン【涙目カウントの結果】 | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

一夜明けて、現状確認。


鼻→鼻筋の向かって左側に腫れ。若干熱を持っている
唇→下唇の向かって左側に切り傷による腫れ
首→ムチウチっぽくなってる


ん~…様子見!(´,_ゝ`)
(極度の病院嫌いなため「鼻が曲がる<病院」の傾向)





久しぶりの大長編になっております愛媛マラソンレポ、ようやく最終です。
どうしてここまで長くなるかね、しかし。(=д= )


感動の涙で気管が狭まって呼吸困難に陥り、
名実共にヒーヒー言いながら2つのトンネルを抜けると


私たちを迎え撃つべくそそり立つ、平田の坂。
まだ元気な往路は、さほどでもなく上れますが
復路で再会する平田の坂は、まさに天国へと続く道。


ここは…歩く!!(・`ω・´)キリッ


ただでさえHPの残量は黄色表示(@ドラクエ)、
脚に至っては赤表示(@ドラクエ)なので、
坂を歩くことはトンネルの前から決めていました。


※平田の坂は見えてません


でも、ダラダラ歩かない。目標はキロ10切り!
ウォーキングスタイルで、腕をブンブン振って上ります。
周りのランナーも半分以上は歩いているので、歩いてても抜ける…。


そういえばこの日は、序盤から歩き出すランナーを多く見ました。
サブ4前後で申請しているので(毎回虚偽になって申し訳ない)、
ハーフ前から歩くランナーはさすがにあまり見かけないんですが
辛かったのは私だけではなかったようで、やっぱりみんな風に苦しんだんでしょうかね?


そして歩いている私にも愛媛の沿道は優しく、
「頑張れ頑張れ!」
「ありがとう、でも歩いちゃってるの~」
「大丈夫、大丈夫!ちゃんと歩けてるよ!」
………。( ;∀;)(⑨)

さらに、坂の途中に大きな声でランナーを激励しているおじさんが。
「まだサブ4.5いける!」
「切ると切らないとじゃ大違い!!」


サブ4ペースで30kmが達成できなくなった時点で
目標は伊予銀行の「14秒のランナーにプレゼント企画」へと切り替わり、
そのため「4時間半切れるよ~」と沿道から声をかけられても
口の中で「だいじょうぶ~」と小声でやんわりお断りするくらい(最低だな)
タイムに対してこだわりを失っていたんですが(14秒以外)、
おじさんの力強い発破に突如ハッと目が覚めました。


Σそうか、切ると切らないとじゃ大違いか。
…確かにそうかも。
サブ4は無理でも4.5なら帰ってこられるってことすら、堂々と言えなくなるな。


おもむろにガーミンを確認。
グロス?ネット?
…この期に及んで情けないこと言うな!
4.5もギリギリってとこまで走れてないんだから、せめてグロス!!(#゚Д゚)
最後くらい死ぬ気で走れ!(#゚Д゚)


自分を叱咤しながら、残りの距離と時間を計算。
…わかんないけど(←結局)、多分キロ7切ればいける!

坂の頂上から走り出します。
下りきったところで、抜いた男性ランナーが「マジか」と呟くのが聞こえ、
多分上りで私を抜いたんだなと思い、同時に
やべえもう抜かれられない(日本語おかしい)と気合いが入る。


坂を下って進路は左折。
街中に戻ってくると、沿道にはびっしりの観客と次々飛んでくる声援!
嬉しい…。( ;∀;)(⑩)

4.5を切ろうと気合いを入れて走り出したはいいけど
キロ7があり得ないほどしんどい。ほんと限界。


さらに軽い熱中症?お腹はチャポチャポなのに喉が渇く。
これ以上飲んでも苦しくなるだけだと給水はスルーしましたが、お楽しみのポンジュースはいただく。
固形物を受け付けないので、坊っちゃん団子エイドも無念のスルー。
くっそ、ゴールしたらしこたま食ってやるからな!


死ぬ気で走っているうち、トンネル前で抜かれたサブ4.5軍団に追い付きました。
付いたら楽に走れると思い、一旦連結したものの…
……
………ダメだっ!!( ´;゚;∀;゚;)
私、集団走できない!!( ´;゚;∀;゚;)

全身が「自己中」で構成されているためか、走りにくくて仕方がない。
余力なんかないくせに、またも苦労して集団を抜けました。
滞在時間、1分。( ´;゚;∀;゚;)
こうなるともう、背後に控える4.5軍団との鬼ごっこです。

上がらない脚でやっと辿り着いたお堀手前では、レベッカさんの声。
名前を呼んでくれる声にホッとしました。
見つけてくれてありがとう!



4.5を目指すゴールまでの数km、実際数えきれないくらい歩きたい欲に負けそうになったし
ネットタイムでいいじゃんって悪魔の囁きに何度も屈しそうになったし
それでも歯をくいしばって走り切れたのは、やっぱり大会を支えてくれる皆さんのおかげ。
最後の1kmはずっと「ありがとう」「ただいま」と叫びっぱなしでした。


「ありがとうで、もっと強く走れる」。
私は本当にボランティアや沿道の皆さんに走らせてもらってると思います。


いつもはゴールゲートが見えるとラストスパートをかけるんですが
この日は正真正銘、脚が売り切れ。
ゴールに向かって走るのが精一杯で、「14秒」も目の前で過ぎてしまいました。


けどいい、今日の私の全力で頑張った!
4.5、グロスで切ってやったぞ!!( T▽T)




ゴール後、コースを振り返り「ありがとうございました」と声に出してお礼を言ったら
両側を可愛い可愛い女子のボランティアがズラリとハイタッチで迎えてくれて
涙目…では収まらず、笑顔で目から大量の汗を出す不気味な姿を曝すはめに。(涙目カウント、最終∞)


荷物預けに帰ると、ボランティア女子たちが
誰が早く対象者の荷物を探し出せるかゲーム開催中で
(ランナーも待たされずに済むし、何このwin-win過ぎるゲーム)
笑顔満開で楽しそうな姿にこちらまで思わず笑顔。
学生ボランティアには本当、最後まで癒されました。


愛媛マラソンのおもてなしはゴール後にも続き
いもたき、ひき肉と生姜のスープを美味しく食べ(内臓疲労はどこへ)、
いただいたぴかぴかの塩握りを持って、ホテルへ。


ああ楽しかった!
何度走っても“最高”を更新する愛媛マラソン。
今回はしんどかったけど、それでも愛媛マラソンを走らせてもらっている嬉しい気持ちが強かったです。
誇れる大会を持つ愛媛のランナーが羨ましい。


そして愛媛マラソンがやっぱり大好きなので
いつでも走れるように、アスリート権また目指します。
抽選でもエントリーはするけども。( ̄▽ ̄)







レポはあと一つ、アフター・番外編までお付き合いください。