「今はいいけど、お父さんヤバイなと私が思うことがあったら、
その時は申し訳ないけど免許取り上げるからね」
その時、想定外に父が気分を害して驚いた私、
ケンカをするつもりはまったくなかったため
「そんな風に思うとは思わなかったからごめん」
と、さっさと引いてその場を収めました。
タイミングを見て、改めて言おうと思いながら。
父の年代は、運転できることがステータスであり
運転することそのものが生き甲斐だったりします。
そんな時代背景を改めて実感したりしながら時は経ち
今や毎日のように高齢者が運転する車が
歩行者をはねたとニュースになる日々。
若年者だって無茶な運転で事故を起こしているのに
高齢者ばかりがおおっぴらに取り上げられることに
同じ「高齢者」枠の父としては思うこともあるようですが
同時に考えることも増えたようで、
私が以前持ちかけた話を今しても、(予定通りしつこい)
あの時のように怒ることはなくなりました。
ただ、そうなればなったで
「そういう年齢なんだ」と諦めて、
娘の言うことに耳を傾ける気持ちになったであろう
父の心に沿った時、ふと心苦しくなります。
あんなに運転にこだわってたのに
今、別に問題があるわけではないのに
愛妻を亡くし、一人で暮らしている父に
私は酷な現実を突き付けたのではないかと。( ´-ω-)
とは言え、私が情に流されて
たとえば誰かの大切な人の命を、
年齢のせいで運転を誤った父が万が一奪ったとなれば
父の可愛い孫たちにも影響する話ですし
私は多方面で一生悔いるでしょうから、
その点で迷うことはありません。
単に一組の親子として思うことがあるだけです。
今日も父は言っていました。
「ダメだなと自分で思ったら返さないかんな」。
返すという一言が出ただけでかなりの進歩なんですが
ダメだなと父が自分で思った時より
少なくとも1年前に私はダメだと思うであろうと、
…これからまた話を進めなくてはならないようです。
そして交通が発達している地域ではないので
父が免許返納したら、その時は私も実家に帰るなり
近所に住むなりの対応は必要になるでしょう。
簡単に免許返納と言うはいいけど、
今の高齢者世代の子供はみんな苦労してるんだろうな。( ̄▽ ̄;)
メディアにとっては流行りなのかもしれませんが
高齢者の事故を今のように流しまくるのは
高齢者の家族にとっても追い風ですので
このまま社会問題として続けてほしいものです。
※事故起これといっているわけではない
そして今日も写真撮れず。(;´∀`)
☆8日までの走行距離:81.2km