晴れないということがこんなに嬉しかったこと、過去に記憶がない。
何しろバカみたいに晴れまくる酷暑の今夏。
先日、道端で倒れてる熱中症とおぼしき人と遭遇しました。
毎朝出勤が始業時間ギリギリの私。
いつもと違うルートで会社への道を急いでいたら、歩道の端に人影が。
目をやると、高校生男子が倒れた人のそばにやるせなく立っていました。
世間はお盆、行き交う人もまばら。
て言うか、見渡す限り私と彼(と倒れた人)しかいない。ザ・お盆…
声を出すでもなく、ただ困惑した様子で立っている高校生男子を放っておけず(いや倒れた人は)歩み寄ると
そこにある会社の敷地を区切る柵に、グッタリと倒れかかっているのは70代くらいのおばあさん。
「大丈夫!?」と大声で声かけしてみたけど返事はない。
でも意識はありそうなので、まずは落ち着いて119番。
対応してくれた人に「救急車が来るまでいてくれますか」と訊かれ
承諾しようが拒否しようが始業ギリギリだし「わかりました」と返答。
午前中から全く清潔感のない、ただただ強烈な全力太陽光線全開の日向だったんですが、
この日に限って日傘を持っていなかったので、私の巨体で陰を作るよう、おばあさんの背後に立って
おばあさんを挟んで立つ高校生男子を労いながら、救急車を待ちます。
ノーガードで凶悪な太陽背負って、吹き出す汗が止まらない。
その間に、ふと顔を上げて何かを訴えるおばあさん自身から
おばあさんが聴覚障害者であることがわかりました。
そりゃ背後から声かけてても返事がないわけだ。
間もなく救急車から近くにいると連絡が。
ガラガラで見通し最高のザ・お盆道路を向かってくる救急車は探すまでもなく一目でわかり、
(注意喚起を促す一般車両がいないからか、サイレンなし)
手を上げて合図するとすぐに見つけてくれました。
救急車から出てきた、ほほ笑み混じりの救急隊員たちに
「ありがとね」
「あとはやっとくからいいよ」
とアッサリ言われ、救急車が着いてから15秒後には自由の身。
119番した直後、会社に遅れると連絡したのは8時50分。
放免されて会社に到着したのが8時56分。(現場ー会社間は500m)
結局間に合った。
救急車の到着の早さに驚愕しました。(゜ロ゜)
日本はしっかりしてるなー。
猛暑のために、思いがけない場面に遭遇したわけですが
思い返しても感心するのは、あの男子高校生。
声をかけることができないというのは今時の子らしいところですが
倒れている人を見つけて足を止めるのって、それ自体が実は勇気がいることだと思います。
たった一人で、よく立ち止まってくれた。
あのおばあさんも、きっと無事に自宅に帰ったことでしょう。
そしてこの日の私が日傘を持っていなかった理由。
それは日中快晴でないおかげか、近頃は退勤後の気温が35℃を切っているので
久しぶりに帰宅ランしようと思い立った日だったから。
荷物になる日傘は家に置いてきていたわけです。
どうだろう、走るのはかれこれ一ヶ月ぶりくらいでしょうか。
エントリーしてしまっている秋のマラソンもありますし
(ふふふ、数ヵ月後にこんなにモチベーションが下がってるとはね!)
そろそろ稼動しないと間に合わない。
結果といえば、キロ6分半で息が上がり(体感キロ5)
2kmで脚が止まるという惨惨たるもの。
まあこんなのはサボり始めた時から想定内ですので、
初心者同様でやり直すしかありませんが
最大の敵といえば、増えに増やした体重以上のものはなく、
何しろ走っている間中、揺れる尻肉を感じるくらいですから、かなりの苦戦が予想されます。
とりあえず昨シーズンの体重までは戻さないとな…。
なんかこのまま渡辺直美レベルにすらなれる気がする。
ぼちぼちやらないと。(´д`|||)
※本編とはなんの関係もありません