北九州マラソン2018④ | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

あわわ…。((((;゚Д゚))))
いつの間にか明日は名古屋ウィメンズではないか!
まだ北九州を書き終えてないのにもう次のレースとは、なんてせわしい…。
 
なんて言ってる私も、今まで黙ってましたが明日は参戦します。
なんで黙ってたかって、まったくテンションが上がってこないから…。
昨日受付行ったついでにEXPOにも寄ってきたんですけど、
 
ドーンと中央にブースを構えるメナードの肌診断→素通り
ドーンとその向かい側にブースを構えるNBのショップ→素通り
参加者全員の名前が書いてあるお約束の壁→素通り
シールに目標タイムを書いて貼る壁→素通り
目標タイムで写真を撮るいくつかの企業ブース→当然素通り
 
EXPOなんにも見てない。( ̄― ̄)
何しに行ったかって、飲食ブースで焼き鯖寿司と大福買っただけですから。
デパート催事のうまいもん市でも行っとけっていう。
 
こんな後ろ向きな姿勢で恐縮ですが、明日お会いできる方々、よろしくお願いします。
もちろん私の目標は完走です。(…え、練習?→素通り)
 
 
 
そういうわけで名古屋が真後ろに迫ってきたので、残りの北九州を詰め込みます。
長いので覚悟してください。(脅迫)
 
 
 
人気が少なく寂しいコースから、徐々に人の姿が増えてきたのは28km辺りからでしょうか。
同時に左手には海が見えてきて、特徴的な建物も目につき始めます。
北九州マラソンのハイライトと言っていい、門司エリアが近づいてきたようです。
 
 
北九州の公式エイドですが、一般ボランティアだけでなく企業単位で参加されていました。
ここもそうです。
参加企業を募って、まるごとその企業に任せているんでしょうか。
たとえば32km過ぎのスポーツようかんがあったエイドは
井村屋の社員さんと思われる人たちでできていました。
モノの提供だけでなく、人も提供しているんですね。
 
 
ここは一般のボランティアの公式エイド。
ぼた餅とかありました。北九州のフードは豪華だと思います。
(もう加工が面倒で、出しっぱなしですみません。不都合あったら連絡ください)
 
 
こちらの給水エイドは西日本ナントカという企業らしい。
市全体で盛り上げようという取り組みが伝わります。
 
 
このあたりまでくると練習不足の脚はだいぶ堪えていて、本日何度目かの底にいたんですが、
彼らがタイミング良くオフィシャルソング「銀河鉄道999(ゴダイゴ)」の演奏を始めてくれて、なんだかすごく元気が出ました。
音楽なくても生きていける、とか豪語している私ですが
ここで撤回します。
音楽は人に力を与えることができる!(`・ω・´)どーん
 
どんどん賑やかになっていきます。
 
 
そうめんエイド。
エイドエイドと言いながら、いざ走り出すと胃が受け付けない、という事態が多い私ですが、コーラとみかんとそうめんだけは絶対に取り逃しません。(°∀°)b
途中書きで放置している姫路城マラソン(2017)の際には、35km過ぎの終盤でコーラを出している私設エイドを見つけ、並んで順番待ちをしていたら、紙コップの液体はコーラじゃなくめんつゆだったというエピソードもあります。
(コーラが品切れしたらしいが、だからってなんでめんつゆを紙コップに入れていたのかは未だ謎)
めんつゆに並んで数分無駄にしたことがおかしくて、その後一人で笑いながら走った思い出。
 
 
とても応援が多く、賑やかで華やかなエリアなんですが、なんかすっごくグルグル回らされます。
写真ゾーンが関門橋の見える関門海峡。
 
 
フォトスポットが用意されていたので、写真を撮ろうと立ち寄ったところ、ボランティアのおじさんが「撮るよ」と声をかけてくれました。
(自分なんてどうでもいいけど)おじさんの好意に甘えて撮ってもらいました。
ここでガーミンを止めたのを忘れ、その後2kmほどそのまま走る。
オートストップになってたのに(解除し忘れて)、なんで手動で止めたのか…おそらく、すでに頭がまともに働いてない。
 
 
さらに先に進んだ給水所で、「水」と書いたポールに掴まって立ったりしゃがんだりしているランナーを見て、即座に牧野ステテコが脳裏に浮かぶ。(゚Д゚)
「牧野ステテコかよ」と小さな声でひっそりとツッコんだその数メートル先には「スポーツドリンク」と書いたポールを掴むランナーが。
両方おっさんでしたけど。
こんなことばっかり覚えてるから、私も相当疲れてたんでしょう。
 
毎年強風が吹きすさぶらしい門司港エリア、今年はほぼ無風。
誰がなんと言おうと文句なしの好コンディションでした。(´∀`)
アナウンスを受けて、ポンチョを携帯していたランナーも、スタート以降にまた使った人はさほどいなかったんじゃないでしょうか。
受付をした前日は小倉駅周辺でもかなりの風で寒かったんですけどね。
 
ちなみに名古屋ウィメンズを控えた今日も強い風が吹いていますが、明日は風も収まるそうです。
 
通りがかりの収容バスも記念に撮っておく。
もう今からDNFするより、歩いてでもゴールした方が早い。
Masaさんはどれくらい先にいるんだろうなー
シンガポール暑いから、今日くらいの日和でも寒いのかなー
などと考えながら、残りは10kmを切りました。
 
あと10kmか、良かった、完走できる。(ノ_<)
と思った瞬間、ぐわっと涙が出てきて気道が狭まり、呼吸困難に…。いや早いから。
狭い気道で必死に呼吸するので、喉がひーひー鳴る。
 
 
練習もしてないくせになんで泣くのかって話ですが、実は私、秋のレース1本DNFしてるんです。(´・ω・`)
新潟を走った後、足底筋膜炎になりまして、走るのはおろか歩くのさえ痛いという状態に。
そのまま完全にランオフすることになり、次のレースまでには痛みも収まったんですが、いざ走ってる途中で痛み再発。
とはいえその時は全然我慢できる程度で、行こうと思えば行けたと思うんですが、ダムの上を2往復というコース上、先に進むと本格的に走れなくなった場合に対処ができないと判断し、DNFしました。
DNFを決めた時、宣言した時は特になんとも思わなかったのに、今まで当たり前に貰っていた完走証を貰えずに帰路についた時、初めて悔しいという感情が湧き上がってきました。
と同時に、自分なりに頑張った夏トレがなんの成果も出なかったどころか、足底筋膜炎になった上にDNFという現実にすっかりモチベーションが下がり、練習する気を失ってしまいました。
でもレースのエントリーは済んでいるわけで、エントリーしている以上理由もないのにDNSという選択肢はなく、秋の喪失感と練習不足の不安を抱えてスタートに。
完走できると確信したところで安堵したというわけです。
 
まあ、たった一度成果が出なかっただけでモチベーションを保てなくなるのは私が根性なしなだけですし、それを理由に練習もしなくなったのは怠け者なだけで、こんなのはただの言い訳です。( ̄▽ ̄;)
 
海も見えなくなった34km過ぎでいよいよ脚が動かなくなってきて、今どれくらいで走れてるんだろうとガーミンを見て、ガーミンが止まっていることを知る。Σ( ̄□ ̄;)!!
コース上の距離表示で手動で切り直したところまでは良かったんですが、その後鬼ごっこのオニとの距離を計るのに時間を知りたくなり(疲れていようがせっかち)、時間を見るのにボタンを押し間違えてラップを切ってしまい、数秒前の自分を台無しにする。
 
 
そして38kmの小倉牛エイド。
ゼッケンに「目標小倉牛」って書いてる人もいて、てっきりゴール後の打ち上げで贅沢するのかなと思っていたら、なんと小倉牛をまるごとその場で焼いて、切って提供されていました。
不覚にも小倉牛がエイドで出ること、見落としてたわ!(しっかり貰ってるからなんの問題もないけど)
一切れ食べたものの、内外ともに疲れきってる体には受け付けてもらえない。
だからって捨てるのも忍びないので、隣でバナナを出されていたボランティアの方に「食べません?」と渡してきました。
食べかけなんか要らないだろうな…。( ̄▽ ̄;)
 
 
ここまで歩きたい欲と闘い、空を見上げて、同じなるTで走ってるであろう仲間のことを考えたりして騙し騙し走ってきたレースも残りわずか。
安堵の涙も残り10km地点だけではなく、その後もふとした拍子に何度か押し寄せては押さえ込んできました。
ここ、40kmを過ぎた橋の上なんですけど
ここで「上ったら下りがあるけん、あと少しやけん」と声をかけてくれてるおじさんがいて、優しい声にまた気道を狭める。
もう完走できるとかできないとかじゃなく、単純に人の温かさに泣いてるんじゃないか疑惑。
 
 
いよいよゴール。
フィニッシュゲートはすぐそこ。
どこのマラソン大会もそうですが、ゴール前は何重もの人だかり。
脚はまったく残っていないように感じていましたが、絶対残ってるということは経験で知っているので、奮い起こしてラストスパート。
ぬおおおぉぉぉぉおおぉおぉ~~~!!o(*≧д≦)o))
早く止まりたいんじゃ~~~~!!o(*≧д≦)o))

 

 

……

ちゃんとフルマラソンを走りきれました。(T▽T)(ガーミンの記録は40.3kmだけど)
キロ6のペース走結果、どうやら保てたのは36kmまでだったようです。
その後はキロ6分半からキロ7を行ったりきたりの不安定な走り。
そのくせ最後の220mは4’15のペースで走っているようなので、やはり最初に限界を作るのは心ですね。
 
止めていた涙があほみたいに出てきて恥ずかしかったです。
どんだけ完走できないと思ってたんだ>自分。
 
そして、それが欲しくて走ったと言っても過言ではない完走証、
 
 
後 日 送 付
 
 
だったんですけど、なにそのオチ。(゚Д゚)
しかも今日現在、まだ届いてないっていう。
 
さらに荷物受け取りの時、ど真ん中が破れた私の袋は、
ドーンと先頭に置かれてまして
ナンバーを確認しようとするボランティアの女子高生に
「それです(´;д;`)σ」
涙目で自己申告。どんな羞恥プレイだよ。
 
一際目立つその袋を抱えて「更衣室までお持ちしますね」なんてニコニコしながら言う女子高生が本気で天使かと思いました。
 
 
 
しっかりオチまでついた北九州マラソン、とてもいい大会でした。
関わってくださった全ての方に心から感謝です。
 
36kmくらいから肩が凝って痛くて痛くて、手に持ったデジカメのせいではないかと疑い何度か捨てようと思いましたが、そんなカメランを明日の名古屋でもしようと思います。(・∀・)
途中で手に持っていなかったら、捨てたと思ってください。