…という書き出しを、姫路城レポ③の下書きで使っていたんですが
まさかそれが日の目を見ないうちに別の書き出しで使うとは。
ちなみに姫路城レポの下書きをした時は恐竜マラソンから4日、
今回はタイトルの恵那峡ハーフからの筋肉痛です。
恐竜マラソンの筋肉痛が引かない時も
「10kmでこれって、どんだけ頑張ったんだよ、49分21秒(凡)」
と半ば呆れましたけど、今回もそれに近いものがあります。
でもね、恵那峡は仕方なかったかもしれない。
だって暑かったもん…。

この日、最高気温は25℃。
ハーフの私でも想定外のダメージを受けましたから、
長野やかすみがうらでフルを走った人の身体疲労はいかほどか。
しっかり休養とってくださいね。(´・ω・`)
(なんにしろ呼びかけが遅い)
さて恵那峡ハーフ、とあこ三度目の参戦になります。
このコース、改めて坂しかありません。
上ってるか下ってるかの二択。
変化といえば、その勾配がキツいか緩いかの違いだけです。
去年もエントリーしてたんですが、どしゃ降りの悪天候に加え
熊本地震でとても走る気にならなかったので、DNSしたんです。
そのせいで忘れてたんでしょうか、コースのドSぶりを。
うっかりワクワクしながらやってきてしまいました。
(それでも朝起きる時は散々布団の誘惑と闘ったけど)

でも私、この大会は確かに好きなんです。
何より景色が良くて、田舎独特ののどかさがあるし
会場にもゆとりがあって、ほどよくユルい雰囲気。
ハーフの制限時間だって3時間なんですよ。(ただしコースは…)
会場には隣の中津川市から工業高校のブラスバンド部が
コナンのテーマとかrunnerとか生演奏してくれてます。

やっぱり生音はいい。(*´ω`*)
彼らは表彰式にも登場し、生演奏で表彰式が行われます。
恵那峡のコースはスタートから5kmまでそこそこの上りなので
勾配に慣れておこうと、アップがてらウォーキング。
(ハーフなのに脚温存)
スタートの競技場から公道に出るルートが少し狭いのと
この上り坂で、いきなり減速して前が詰まって進めなくなるので
スタート20分前にはスタート位置に立ちました。
あ、もちろん看板「1時間30分」と「2時間」の間に。
なお、スタートブロックが非常にザックリなのは今更です。
今日は暑くなるとわかっていたので、
服装は極めて夏に近く、日焼け止めを何度も塗りました。
夏本番であれば、アームカバーで腕はカバーするんですけど
まだ暑さに体が慣れてないので、とにかく薄着で、薄着で。
でもこんなに暑さ対策に気を使っている私の目の前に
Marmotの長袖長ズボンで完全防寒してる人いましたけど。
あの人生きて帰れたんだろうか。(;´д`)
そんなこんなでスタートです。
自分の実力より少し速い位置に並んだので(あくまでザックリ)
流れは決して悪くなく、この日の設定5'20は無理なく出ます。
競技場から出て早速の坂。
ここはさっきウォーキングしてきたばっかりだから大丈夫!
…と、ガンガン上っていったはいいんですが、2kmもいかないうちに
「まだ!?まだ上り続くの!?」息も絶え絶えになる。
そういえばさっき、1.5kmくらいしか下見しなかった。
あそこからまだこんなに上りが続いていたとは!(忘れてる)
どうせウォークなんだから、上りきるまで行っときゃ良かった。
ビーピーいいながらどうにかこうにか走っているところに
ガーミンがピーッと2kmのlapのお知らせ。
そこに「どれくらいで上ってきました?」
ひょろっとしたねづっち(懐)似のオッサンに話しかけられる。
「5分半です」
ずっと近くにいたことは知ってたけど、ここで話しかけるのか!
「ずっとそれくらいで行くの?」
「上りなんで……(ゼーゼー)」
「話しかけるなって?」
「いや……上出来です…(ハーハー)」
も、もう話せないからね!!(;;°;Д;°;;)
「今日は1時間45分くらい?」
Σまだ続くのか!( ̄□||||
やたら周囲をキョロキョロしてると思ったら、生贄探してたのか!
「いや、ムリですね!」
やけくそで力一杯断言し、ズルズルと落ちる。
念のため言いますが、わざとではありません。素でもちません。
ヒョロねづ(命名)とはその後も17kmくらいまで近くにいましたが、
あたりのランナーに話しかけまくり(被害者は女性が多い)、
沿道で「頑張れー」と応援してくれている老夫婦に
「お前も頑張れよ!」と、ウケ狙いなのかなんなのか
好感度の低い返しをして自分で笑ってたり、いやあ…( ´∀`)
心から鬱陶しいランナーを
久しぶりに見ました。(# ゜Д゜)
10kmくらいのとこでまた話しかけられたけど
もう無視しちゃったもんね。てへぺろ。
長々おしゃべりしたいならコース外ですりゃいいのに。
と、コースがキツイせいか心の悪態が止まりません。
あとこの日は、異常に痰吐くランナーが多かった。
あっちでペッ。イラッとして抜くと、こっちでペッ。
もちろん男性ばかりです。なんでそんなにマナー悪いの?
こんなにキレイなとこ走らせてもらって汚して帰るってなんなの?
ほんと死○でくれない?(←隠れてない)

(突然のオアシス。荒んだ心に一息)
今年の恵那峡は桜が満開で、本当に最高の景色でした。
でもコースは相変わらずのドSぶりで、
いっつもここ走るとDNFの欲求と闘いっぱなし。
おまけに気温はどんどん上がってきていて、まあ暑い。

(再び春爛漫の恵那)
恵那峡ハーフの運営はスムーズで素晴らしく、
おもてなしもとても良いんですが
唯一の難点だと私が思っているのは、給水カップがプラなこと。
私は絶対走りながら飲めません。
あれを紙にしてくれたら言うことなしなんですけどねえ。
今年は暑さ対策でサンバイザーにしてきたので
給水のたびに頭から水をかぶりました。
そして驚いたのが、母の従兄弟が沿道に立っていたこと!
おなじみ料理上手な親戚さんの弟にあたる人なんですが
なんか見たことある人がいるなと思ったら
通り過ぎざまに名前を呼ばれてビックリ。
ヘロヘロの脳みそをフル回転させて、正体に気付いた時は
ものすごく驚きましたが嬉しかったです。
すげーサプライズだった。( ̄▽ ̄;)
おじさんも、よくサングラス姿の私に気付いたな~。

ここまでレース中の心境などほとんど書かずにきましたが
それはなぜかと言うと、
「坂」と「しんどい」と「暑い」と「DNF」しかないからです。
ですが最後の4kmは下り基調なので、
ここくらいは書こうと思います。(どんな理由だよ)
ただただしんどいばかりでしたが、最後の4kmは下り基調。
ここまで来たらもうどうにか走って帰れる!
そう思ってなんとか踏ん張ってきました。
いざ下り基調になったからといって
スパートをかけられる力はすでにありませんが
前を走る一人一人をコツコツと拾っていきます。
ずっと後ろにいたヒョロねづの声ももう聞こえません。
(この頃は彼もかなりバテてたみたいだけど)
そういやここで救急車のサイレンが鳴り響いてたけど
スタートにいたMarmot君じゃないだろうね。(´д`|||)
そして恵那峡ハーフの最大の山場は最後、競技場への坂!
この手前の最後の給水所で、しっかり給水して…いざ!!
例年ここでゴボウ抜きするので
今年もそのつもりで気合いを入れたはずなのに
全っっっったく脚が動かない。
脚は重いし勾配きついし、全っっっっっ然進まない。(;;°;Д;°;;)
この感じはだいこんマラソンの時と同じだと
自分の気持ち次第で脚は動く!と念じながら必死で走るも
歩かないのが精一杯で、200m程度で4分台だったのが6分後半に。
この坂をこんなにだらしなく上ったのは初めてです。
上りきってからも笑っちゃうくらいヘロヘロで、
いつもなら競技場に入ったところからスパートするのに
脚が動く気配はさらさらない。orz
そんなこと思いながらチンタラ走っていた私を女子が抜いていく。
ガーミンを見ると1時間53分になったところ。53分台で入りたい!
でも脚はここに至っても動かない。あと100mくらいか。
残りが50m程になったところで、ゴールの時計は1時間53分5某秒。
最後!ここだけ!と、ようやくスイッチが入り、猛ダッシュ。
抜かれた女子も抜き返し、時計だけを見て突進するも
あと数歩のところで時計は1時間54分になってしまい、
まだゴールしてないのに早々に力を抜いてしまいました。
そこに再び、抜き返した女子に抜かれてゴール…。
PBではありますが、反省点の多いラストでした。
高低差はさほどでもないけど、坂しかないコース。(しつこい)

上りか下りかがわかりやすすぎるlap。


ハーフをめったに走らないので、ガチで挑んだ恵那峡ハーフ。
コースの難しさを含めても、珍しくレース後に色々想いました。
もっと上手に走れるようになりたいなあ。
しんどいだのキツイだのネガティブなことばっか言ってますけど
このコース、けっこう好きなんですよねえ。
地元の方の応援も、多くはないけど温かくて。
多分来年もエントリーすると思います。( ̄∇ ̄*)ゞ
ついでに、恐竜に引き続いての凡タイムだったんですけど

思いもよらず年代別入賞しました。( ; ゜Д゜)
もちろん全く狙ってなかったので、そりゃもう驚きましたとも。
こんなコースでも、れっきとした登録コースなので
参加者も多いですし、レベルも決して低くないんですよ。
ただ今年は暑さで全体的に記録が伸びなかったのかもしれません。
あと、30代は他のカテゴリーと比較しても断トツ低レベルでした。
特に4位以下がガクッと…。( ̄▽ ̄;)
そんな棚ぼた入賞。
お待たせしました、副賞のお時間です。
一人に一人、スタッフのおじさんが手渡してくれます。
10位担当のおじさんはとても朗らかで、そしてせっかち。
「とあこさーん!とあこさーん!」
自分が担当する10位の選手(私)をせっせと呼び出す。
目の前におりますが。(°Д°)
目の前のぽっちゃりとふくよかな女子がそれだとわかると
せっかくの生演奏が始まる前にフライングで「おめでとう!」
生演奏が始まった時にはすでに副賞授与に取りかかっており
「一番重いやつだからね!(  ̄▽ ̄)」
ニコニコと嬉しそうに且つさっさと手渡し、握手を求める。
また重いんですか。
(※恐竜さくらマラソン参照)
という言葉を飲み込んだ私も笑顔で受け取り、早々と手持無沙汰に。
(おじさんはすでにいない)
さらに他の入賞者は仲間や家族からの撮影タイムが始まり
誰にもカメラを向けられないぼっちの私は
端っこなのをいいことに、一足お先に表彰式をおいとましました。
どんな重量級だよ、とハラハラして受け取った副賞は

紙袋の大きさの割に中身は底にちょこーんと…
塩でした。(  ̄▽ ̄)

重量は600g、恐竜マラソンの半分にも満たず、安堵。
何よりカテゴリー最後に記念になりました。
ありがとうございました。
止まってる姫路城レポも、名古屋も早く書かないとな。

筋肉痛だけでなく、疲労からの腰痛がすごいなう。( ;∀;)