久しぶりに実家に帰りました。
「とあこ、風呂入るか?」
…まだ15時なんですが。( ゚Д゚)
それでも父は「沸かしたから」とそのまま入浴し、続いて
「そろそろメシ作るか?」
(なお下ごしらえはすでに終わっており、残すは仕上げのみ)
…まだ16時なんですが。( ゚Д゚)
父の前倒し生活に戦慄した週末。
雨で暗かったからだろうか。
この分だと寝るのは20時だと、私もお風呂に入りました。
さて姫路城マラソンレポ、②です。
記憶もほとんど飛んでいるし、ゴールまでいけるといいんですが。
(無駄な期待)
この日、結果的に気温は平均して10℃程度、
晴れ主体から曇り主体に変わり、マラソン日和。(´∀`)
朝は寒かったのでゴミ袋を着ていたんですが
走り出したら早い段階で暑くなってきました。
この様子だと気温も上がってきそうなので
2,3km走ったところでさっさと脱ぐことに。
当然給水所はまだまだ先ですし、ごみ箱もありません。
が、その辺に捨てるという選択肢は私にはありません。
なので手に持って走ります。
ちなみに手にはゴミ袋の残骸だけではなく
スタート前からちびちび飲んでいたOS-1も持っています。
私の場合、最初の給水所までに喉が渇くことが割とあるので
最近はOS-1を持ちやすいように潰して持って走ることが多いです。
脱いだからには当然給水所まで持っていく覚悟はしていたんですが
途中、少し先に立っていたボランティアのおじさんが
手一杯の私に気付き、ゴミを受け取りに近寄ってきてくれました。
姫路城マラソンはボランティアの数がとても多いです。
コース的に、どこも沿道に人がいるというわけにはいかず
どうしてもランナーしかいないという箇所も出てくるのは
姫路城に限らずよくある話ですが
そんなところも短い間隔で必ずボランティアさんが立っていました。
沿道がいないだけあって、寂しいところであることが多いので
そんなところで静かに手を叩いて激励してくれる
姫路城のボランティアの皆さんはとても印象深いです。
特にシルバー世代が多く、ニコニコと立っておられました。
脱線しましたが、そんなわけで想定外に早い段階で身軽に。
ボランティアのおじさん、ありがとう。(。-人-。)
この日の私、前日に生牡蠣とか食ってるのを見てもわかるように、
フルマラソンを走るにあたり何も考えていません。
と言うか、完走できるかどうか自体わからない状態。
なのでペースも決めていませんでした。
とりあえず頑張らない。決して張り切らない。
そして、沿道と積極的に絡んで遊んでもらう。
私の作戦と言えばそれだけです。
姫路城というといちいちタカコちゃんで申し訳ないんですが
タカコちゃんが朝言ってました。
「景色もいい」と。
私のフルマラソンと言えば、
1に人、2に景色。3、4がエイドで5に天気ってなところですから
街中を抜けて、川沿いを上流に向けてどんどん北へ。
見えるのは山や畑と、どんどん田舎に入っていきます。
ところどころで菜の花を栽培しているのか、菜の花畑が見られました。
今がまさに桜と菜の花の競演が盛りの時期ですから
2月の末に菜の花が見られたと思うと、なんかラッキーです。
今となっては補給食に何をどれだけ持っていたか忘れましたが
補給食が重くてランパンが下がってくるのが気になって、
走りながら結び直そうとするものの上手くいかず
ずり上げながら走っていたのを止まって直したのが5kmくらい。
実はこの日までにダイエットしてそこそこ落ちまして
自覚してた以上に腹周りの肉が落ちていたようなんですね。
それが原因でランパンがいちいち下がってきていたんです。
10回以上のフルマラソンを走った経験から
擦れに対してはある程度対策していたのに、
姫路では初めてへそが擦れました。ランパンの紐で。
あ、そこそこ落ちたとか言ってますけど
姫路の2週間後にルイージの衣装が入らなかったわけですから
ダイエット前にどれだけ太ったのか、
もしくは姫路後2週間でどれだけリバウンドしたんだって話で、
とあこが痩せたと思ったら、それは早とちりですのであしからず。
…またも脱線しました。
こういうのどかな風景の中に、時々集落があって、
そういうところに沿道が集中している感じです。
印象に残っているうちの一人、小さな集落の一人のおばさん。
たとえ全員が出てきていたとしても
総勢20名くらいじゃないかという、本当に小さな集落。
そこには見る限りそのおばさんしかいなかったんですが
これがめちゃめちゃド派手な人で
宮川大輔・花子の花子師匠みたいな服装。
髪型はお下げ、ですが頭に花とか旗とか色々刺さってて
顔にも統一感なくあれこれペイントして、手には鳴り物。
まとまりは全然なく、どこもとっ散らかってて騒がしいんですが
たった一人で、集落を通過していくランナーを全力応援。
とにかく応援してくれてる気持ちがものすごく伝わってきて
「お姉さん、きれいね!」すかさず声をかけたら
「あんたには負けるわ!」と、関西人らしい返しが返ってきて
周囲のランナーに笑いを提供するという一幕。(*’艸3`)
普通に歩いていたら、こんなやりとり絶対しないから
こういうひと時が持てるのも、私にとってはマラソンの特別です。
あと、タカコちゃんもレポに書いてましたが
おじさん(※おじいさん、ただし超元気)しかいない集落とかあって
あの年代からすれば、こんな私でも「若い子」なので
つい目尻が下がって投げキスしたくなるような激励が飛んできます。
それにしても、あのおじさんしかいない一帯はなんだったんだろう。
姫路の沿道は、どこも常に人でいっぱいというわけではありませんが
なんだか個性豊かです。( ´艸`)
全体としては、愛媛に雰囲気が似てます。
愛媛をちょっと人見知りにした感じ…かな。
ところでさっきから薄々感じてたんですけど
姫路城のコースって、スライドないの?
事前にろくにコース図も見てないものですから
トップ選手らしき姿が、川向こうにチラチラ見える頃になって
そうか、姫路城のコースは川を挟んで行って来いなのか。
てことは、タカコちゃんとのスライドはないんだ。(´・ω・`)
朝会った、カラフルなbuffを頭に巻いたタカコちゃんの姿を思い出し
だいぶ残念な気持ちになりつつ、私も折り返し。
16kmです。
続く。