不肖とあこ、来年からカテゴリーが変わります。
市民ランナーの中で、最も層が厚く、レベルの高いカテゴリー。
私ごときのレベルでは歯が立たないのは、入る前から歴然。
その前にできるだけ表彰台に上っておこう。
そう思い、マイナーで参加者の少ないレースを狙って出ています。
なお、考えがみみっちいというのは自覚しております。(  ̄▽ ̄)
さて、今回のレースもその一環で、過去のリザルトから
ベストを出せば入賞できると目標を持って出場しました。
スタートは10時20分。
スタート地点にほど近いホテルだったので、7時頃起きて朝食、
その後ボチボチ準備すればいいやとアラームをセット。
夢うつつに遠方から「エヘンエヘン」と誰かの痰が絡む声が聞こえ、
そのうち「よいしょぉっ!」「オエエエッ」
意味不明なかけ声の後、盛大にえづく声。
これが延々続き、これはなんだと最悪の目覚めを迎える。
犯人は隣の部屋のオヤジのようで、朝も早よから痰と格闘。
二度寝しようと試みたものの、その独特な闘いが丸聞こえで
「…うるせえな!!(# ゜Д゜)」
思わず叫んで跳ね起きた早朝6時前。
て言うか、なんなんだ「よいしょぉっ!」って。(´-ω-`)
寝られないのでそのまま起きて、準備に入りました。
(隣のオヤジはその後もチェックアウトするまでやってた)
予定より1時間早く起きても、スタート位置に到着したのは
予定通りの9時50分だったので、まあ良しでしょうか。
今回は入賞狙いなので、なるべく前へ。
でも私の前には、
どう見ても私より遅そうな太めのお姉さんとかが何人も。
彼女たちより先にスタートしないと、抜くの面倒。
余計な体力使うことになるのイヤだしなあ、と前に出る。
が、気付けばまたいつの間にか私の前に立っている。
まあ向こうから見れば私も同じように見えてると思いますので
この妙な攻防戦も致し方なしというところ。
そんなやり取りを繰り広げながらも、
前から10列目以内はキープしたままスタート、ロスは9秒。
最初にみんな飛ばすのはいつものこと。
私はあくまで自分のペースを守って走ります。
でも、スタートから数百mであまりにバカバカ抜かれるので、
これほんとに取り返せるのかなと不安になる。
ペースキープとか言ってたって、ギリギリなのが10km。
それでも2kmまでにぽろぽろと落ちてくる女子を拾いつつ
(当然ですが、今回は特に女子しか見てません)
私もゼエハアがまったく落ち着かない。
私が抜いた女子の一人が
ピッタリとついて来ているのを認識したのもこの頃です。
みなさんのレースブログを読んでいると
入れ替わりで集団を引っ張る、とか
集団の誰かと会話しながら、とかよく見かけますが
私は普段誰かと走ることがほぼないので、ものすごく気になる。
もう、もんのすごく気になる!(;;°;Д;°;;)(2回言った)
呼吸を「ハッ、ハッ」と2回吐く癖のある女性だったので
余計に存在感が強くてますます気になる。
やだなーやだなー。(;´д`)
でもまだ序盤だし、引き離すならもう少し後にしないと
私が後々落ちて、また捕まるのは火を見るより明らか。
せめて7km超えてからだなー。
でもあと4kmもこれに耐えられるかなー。(;´д`)
あえて落として前に行ってもらおうかなー。
なんて考えてたら、4km過ぎで彼女に抜かれました。
あえて落とすまでもなく、着々と落ちてた模様。
…良かった。(* ̄∇ ̄*)(おい)
とは言え入賞を狙うなら
前にいるのは一人でも少ない方がいいに決まっているので
少し距離を開けて(付くのも苦手)、離れないように頑張ります。
しかし6km手前にあるアップダウンで彼女との距離を縮め、
折り返したら間もなく、どんどん近づいてくる彼女の背中。
ああ、このままだと抜かしてしまう。
また付かれるのイヤだなあ~。(;´д`)
ずーーっとしんどいし、後ろのプレッシャーに耐える自信ない。
彼女の50m後ろから悶々とそればかりを考えていましたが
そのタイミングで私を抜いていった男性の陰に隠れるように
車線いっぱい彼女から離れて抜きにかかりました。
「ハッ、ハッ」
コースの端から明らかに私に近づいてくる独特な呼吸…。
いやあ~!!
見つかった~!!
来ないで~!!
その一瞬だけ、キロ4分半であからさまに逃げました。
ムリ!!私いっぱいいっぱいだから!!
引っ張ってもらうなら、その辺の男性にして!!
落ちてきただけあって、彼女も限界だったと見えて
無事に逃げおおせたようで、ひとまずホッとしました。
(それよりその瞬間最速の力をもっと上手く使ったら)
さて、そこからは前方にぽつりぽつりと見える女子を拾います。
先ほどの折り返しで数えた時、私より前にいた一般女子は19人。
そのうちの3分の2は40代だとして(どんだけ強いんだ)
年代別3位までに入るには、あとざっと3人!(今一人抜いたから)
一人。
二人。着々と。
淡々と書くと、まるで余裕があるかのように見えるので、
念のため言っておきますけど、私も全身全霊で必死です。
主に似て性格の悪い子宮が、よりによって昨日アレしまして、
もーお腹痛えし、時々目が回るし、なんなら一回えづいたし、
そんな中で何をそんなに必死に、と思えば
ただただ現在のカテゴリーは今年最後だという
追い詰められた気持ちだけで走っております。(;;°;Д;°;;)ハアハア
そんな必死の全力投球で、よし、三人!!
そもそも3分の2が40代とか言う概算から
勝手な私の思い込み全開なわけですが、
短い距離のレースは目標を細かく設定しないと粘れないので
思いきり安心したところで、ゴールの競技場が見えてくる。
最後は残った力全部出す!
どれくらいなら走れる?
…トラックなら!
自分との相談を終えたちょうどその時
すごい勢いで白雪姫の扮装をした女子に抜かれる。
誰これ!どこから来た人!?Σ( ̄□ ̄;)!!
フォームも脚の筋肉も、見るからに速い人の白雪姫でしたが
残りはもう100mない!
トラックで抜き返せるかもしれない!
希望を捨てないまま入り口をくぐり、競技場へ。
目の前に広がるトラック。
パッと見ゴールゲートはない。
多分あそこだ、100mくらい先のスタッフがたくさんいるとこ!
よし、行くぞ!!
ピロ~♪
…脚に力を入れた瞬間、ゴールマット踏んでた。
なんという灯台もと暗し。
トラックを走ることなく、ゴールは競技場入り口にあり、
結局余力を出す間もなく(残ってたか残ってないかは不明)、
なんとも間の抜けたフィニッシュとなりました。
1km4'50目安で、キロごとにしか見ていなかったガーミン。
ゴールして初めてタイムを確認したら、
あまりの凡タイムで二度見しました。(°Д°)

(このlapで、何を基準に4'50とか言ってたのか甚だ疑問)
うん、でも私、相当頑張った感あるからな~。
1mたりとも力抜いてないもん。
…つまりこれが今の実力ってことだろうな…。( ̄▽ ̄;)
それでも目的は果たせました。

やっぱり3分の2は40代だったな!(確信←他のカテゴリーは)
入賞者が待つテント内から表彰台を写す。

表彰台から撮った写真もありますが、
おじさんの顔を加工するのが面倒なので割愛。
そして、しっかりオチが付くのがとあこイズム。
これ、副賞なんですけどね。

やたら重いと思ったら、何これ。
すごい脱力感で写真を撮る気にならなかったんですが
中身はお茶(350ml×3)、柔軟剤(1l←!)でした。
四角いのはメダルケースです。
これを愛知まで持って帰れと…?(°Д°)
さすがの名古屋の結婚式の引き出物だって、
最近は重けりゃいいって風潮から脱出してるぞ!(`ロ´;)
PRONTOで昼食を摂りながら、副賞の始末を考える。

荷物を預けていたホテルに戻り、
ダメ元で引き取ってくれと頼んだら、快く貰ってくれました。
良かった。(* ̄∇ ̄*)
断られたら、駅のトイレにあたかも忘れ物のように
置いて行くしかないと思ってた。
本当のとこ言うと、やったら重いメダルも要らなかったけど、
これは相手方も迷惑だろうと持ち帰ってきました。
そして現在は福井から帰るバスの中。
3時間近くの時間と、逃げられない環境があれば
スマホでもレポが書けることが判明しました。
レポはこれにて終了です。
長々とお付き合いありがとうございました。m(__)m