こんにちは。
実家のトイレに貼ってあるカレンダーに
一位は尊い。だが一位より尊いビリがある。
というような格言が書いてあります。
これについて、
「一位はめちゃくちゃ頑張ってなきゃ取れないから、
一位より尊いビリっていうのはないよなあ」
「一位と同じくらい尊いビリならあるよね」
父と喧々諤々やった結果、
一位の人はQちゃんと手を繋いでゴールはできないが
ビリの人はQちゃんと手を繋いでゴールできる大会があることから
(なぜかQちゃん限定)
一位より尊いビリはないが、得するビリはある。
とあこ家ではこのような結論に落ち着きました。
なお異論は受け付けます。(`・ω・´)
去る9日(土)、京都の宝ヶ池公園にて
なるぽん会としてリレーマラソンに参加してきました。
愛知-京都間は、新幹線だとわずか40分。
財布事情さえ気にしなければ、充分日帰り圏内です。
朝9時に京都駅に到着して
Yさんといっちゃんの出迎えを受け、3人で会場まで向かいます。
同じ関西圏とはいえ、二人も京都の地理には詳しくないようで
それっぽい方向へなんとなく歩きました。
宝ヶ池公園、とても広くていい公園です。(´∀`)
写真だとわかりにくいですけど、手作り感満載。
本日の会場は、2)宝ヶ池の周回コースです。
この辺りはリレーマラソンのコース。
ご覧の通り、砂利道全開です。(;´Д`)
ここはまだ控えめな方で、
走って知りましたが、コースは砂利道100%でした。
舗装されてるところなんて1cmもありゃしない。
駅から徒歩15分くらいでメイン会場に到着。
それもそのはず。(・∀・)
ファミリーリレーやファミリーマラソンなる種目もあって
楽しく走って休日を過ごそうとする家族連れがたくさん。
先に着いていた四さんと、初めましてのなっちゃん。
少し遅れてなるぽんも合流。
直近のレースがウィメンズだったせいか
どうにも地味に見えて仕方がないシューズ写真。
さて、突然私見で恐縮ですが、リレマは嫌いです。
なんでかって、理由はただ一つ「しんどいから」。(›´Д`‹ )
じゃあ出なきゃいいじゃんって話なんですけど、
なるぽん会のみんなで走るのは楽しいし
もしかしたらひたすら楽しくファンランで終われるかもしれないから。
ねえ?:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
…というかすかな希望も空しく、
0.195kmを余分に走る第一走者の四さんが
鼻呼吸のまま6~7位で目の前を通過していき
私の頭の上に乗ってるように見えるピンクの物体は
前方に立ってる女性ランナーのキャップだと思われます。
そして不安はまんまと的中。
2位とほんの数秒差の3位で颯爽と戻ってきた四さん。
第二走者のなっちゃんには
くれぐれもガチで走ってくれるなと何度も釘を刺しましたが
実力者のなっちゃん、順位をキープしたまま帰還…。
第三走者のYさんが飛び出していった時に
第四走者である私の持病がいよいよ発症。((((;≡д≡;i))))
「(:.;゚;Д;゚;.:)なるぽん、聞いて…。急性走りたくない病が…」
「あかん!誰か!抗生物質を!」
「きゅ、救急車…」
「重病やな」(いっちゃん)
笑ってないで誰か私の代わりに…。
「(:.;゚;∀;゚;.:)カメラ持って走ってもいい?」
「落として壊しても知らんで」(四さん)
何、その冷たい対応!∑(゚Д゚)
Yさんが帰ってくるまでに救急車が間に合わず
仕方ないのでイヤイヤ襷を受け取って走り出します。
カメラは渋々なるぽんに預けました。(´・ω・`)
そして受け取った襷をかけたかかけてないかのところで
後ろからターサーを履いた身軽な女子に早速抜かれる。
……よし。(←)
想定通りにリレマの2kmは猛烈にしんどくて
増量した上にサボりまくっていた脚はふわふわ力が入らないし
ごろごろと転がるデカい石で何度も足グネるしで
私がゴールするのが早いか、お迎えがくるのが早いかの緊迫感。
最初の1kmラップが4‘37だったのを見て
だからあらかじめ5‘30で1kmが限界だって書いたじゃん!!
と、張っておいた伏線が役に立たなかったことを呪い続けた1周目。
最初から最後までネガティブ一路。( ›´ω`‹ )
3位だった順位は私が6位くらいまで落としたはずなのに(計画通りに)
いっちゃんが再び戻して帰ってくる…。
もー…なるぽん会速いって…。_:(´ཀ`」∠):_
私と同じようにお迎え(おじいちゃん)を見たのは、
おそらく唯一なるぽんだけだと思われます。
それでも走り終えたその足で、
チームの元へ戻ってきたなるぽんはすごい。(※汗だく)
私なんか息上がりまくってるし立ちくらみ止まらないし
なんだかんだと4位以内に順位をキープしたまま
走りたくない病と闘い続けて走順をこなします。
最初から飛ばすと後がキツイので、
後半型にしてみようと走った2周目は1kmラップが5‘00で
逆にヤバイと焦ってしまって精神的には良くなかったな。
(一番ヤバかったのは、それでも充分しんどかったこと)
私のラップは1周目、2周目とも9‘18だったんですが
襷の受け取りを前方(Yさんへの甘え)で、
渡しを後方(いっちゃんの優しさ)でしてもらったのに加え
怠け本能発揮で、とにかく最短でコースを取っていたらしく
常に100mほど距離が足りていませんでした。
最後の1周は8‘15でしたが、
これはガーミン押し忘れも加わって250mの距離不足でしたので
おそらく3周回とも同じくらいのラップだったと思われます。
(私にとっては想定外に)ガチで走り続けたなるぽん会は
4位をキープしたまま勝負のラスト3周回。
ここは男性陣が率先して走ってくれます。
最初から四さんが「1分程度の差なら最後3周で詰めれる」と
追い込み嫌いの怠け者すらシビレるような発言してたんですけど
有言実行、最後の6kmを走る男性3人は本っっ当にカッコ良かった!
会いたくて震えたことは人生において一度もありませんが
(応援地点→走り終えた途端に活発に動くようになった脚で向かった
ゴール地点より150mほど離れた池のほとり)
アンカーのいっちゃんは、
私となっちゃんの目の前で3位のアンカーを捕まえる劇的展開!
そのまま競り合う二人を追っかけてゴールまで。
2km近く全力で走ってきた二人に全く追いつけないとあこ。
(&鈍足に付き合って走ってくれる優しいなっちゃん)
さすがアンカーを務めるランナーの走力。
いっちゃんと最後まで競った女性ランナーもほんと速かったです。
最終回まで3位だったチームは、
まさか1分20秒も差がある4位チームに追いつかれるとは
夢にも思っていなかったんでしょう。
でもこれは勝負だからね!(自分が走らなくていいならとことん煽る)
表彰式では安普請(失礼)な表彰台を破壊することを恐れ
大騒ぎしてなかなか檀上に上ろうとしないとあこと
台など上らなくても充分上から目線の(※物理的に)いっちゃんが
最初から最後まで断トツでトップを守っていた
赤いランシャツランパンのチームと、
筋肉なんて微塵もついていないカモシカのような脚で
身の軽さとバネを如何なく発揮して2位に入った小学生14人チーム。
優勝チームは問答無用で「全国駅伝大会」とかいう(確か)
360度どの角度から見てもガチであろう大会に招待されるとのことで
でも、この写真が来年のパンフ及びHPに使われると聞き
「余計なことを…」思わずつぶやく。
走り終えた後の昼ビールは効いたー。
男性陣より1周少なかったのに、一様に眠くなった女性陣。
誰も何も催促してないのに「撮れ」と言わんばかりに
勝手に私のカメラに向かってポーズをつけるなるぽん。
はいはい。色っぽい色っぽい。(適当感)
番台がある昔ながらの銭湯でしたが
とてもきれいに保たれていて、地元にも愛されてるっぽかった。
運転の四さんはノンアル。
ごめんね。人( ̄ω ̄;)
4人掛けテーブルにぎゅうぎゅうで6人着席。
四さんはずっと隣で「狭い」「狭い」ってぼやいてるし
店員さんは「もう一テーブル使ってください」って何度も言ってるのに、
好き好んでぎゅう詰めで座る大人6人に変な顔してるし
※写真追加。
これがないと、高級中華の店名がわからないかと。
そして楽しかった!(≧▽≦)
四さんに京都駅まで送ってもらってからも
駅近の店でラストオーダーまで楽しく飲みました。
ポテトフライ3回くらい頼んだ気がする。
走ってる最中は走りたくない全開でしたが
終わってみればめちゃくちゃ楽しい一日でした。
ありがとうございました。(*-ω人)
・計測マットを踏んだ部外者(※とあこ調べ)
後ろに子どもを乗せた自転車のお母さん。
ベビーカーを押した家族連れ。
ゴールデンレトリーバー1匹と、その飼い主。
ビジネスバッグに革靴でスーツ着用のサラリーマン。
スタート直後の雑踏を逆走する根性の一般ランナー。
・コース上で遭遇した人々(※とあこ調べ)
日傘でコースを塞ぎながらのんびり散歩中の老婦人二人。
最後の追い込みをかけるいっちゃんの前を横切るファミリー。
自転車を押しながら池のほとりで談笑中の、ご老人二人。
勝負のラスト3周回のさなか、フラフラとコースを逆走する
補助輪を付けた自転車練習中の親子、しかも2組。
その状況に文句を言うランナーを周りに誰一人として見なかったし
非関係者を見るたびおもしろ過ぎて笑わせてもらったし、
そんなユルさが逆に愛おしい大会でした。
楽しい休日の公園をお借りして
思い切り走らせていただきありがとうございました。