熊本城マラソン2015 ③ | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

こんにちは。




土日の更新をサボリまして申し訳ありません。

早速ですが言い訳させてください。(ほんとに早速だな)


熊本に同行したAYUに写真をもらったんです、CDRで。

それをブログに載せるには画像加工が必要ですから

一旦ケータイに移そうとしたんですが、どうしてもできないんです。

レース序盤、セサミ3人が揃って笑顔のすごくいい写真なので

どうしても載せたいと悪戦苦闘してたら日が暮れました。

そして今でもデータは移せていません…。orz


…まあ、どっちみち私はまるで存在していないかのごとくに

スタンプで全身消しなんですが。(;´∀`)



翌日、東京スタート待ちのこたさんから

「昨日更新サボリましたね」とメールが届きまして

今日は写真なしでも更新せねばと決意新たにしたものの…



amebaに繋がらない!!(怒)




私これ時々あるんですけど、皆さんないですか?

PCでもケータイでもダメで、一度こうなるとその後絶対ダメなんです。

なのに、一晩明けると直ってるんです。

そんなわけで、自分の更新だけでなく皆さんの記事も見れず。

今日コメント行きましたが、遅くなってすみません。(´。・д人)







一方的に言い訳して気が済みましたので、レポに入ります。



入りますと言っておいてなんですが、こたさんに

「レース中は記憶がなくて、レポあっと言う間なんじゃないですか」

と言われて、思い返すと確かにあんまり記憶がないんですよ。


レース中はペーサーのこたさんの赤い頭ばかり見ていたので

景色もろくに見ていないし。

いや、見てはいたんでしょうが、終盤の地獄を味わったことにより

それまでの記憶が上書き消去されたような。(´Д`;)

なんとか細切れの記憶を繋げて書いていきますね。



スタートを踏んだのは、号砲から3分近く後。

Bブロックと聞けば、さぞ周りも速かろうと思っていたんですが

意外にちっとも進まないランナーの大渋滞。

最初の1kmLAPは6:30、2kmLAP6:00。


これでもこたさんが人の隙間を探して、3人縫って走ったんです。

しかもこの先5kmくらいまでこの走りにくい状態は続き、

多少ばらけるまで人の間を縫って走らざるを得ませんでした。


渋滞の間を縫うというのは、スピードを上げたり下げたり

体をひねったり避けたり、思っている以上に余分な力を使います。


ここで結論、最初にロスした分を取り戻すほどの走力が

私には備わっていなかったんだと思います。

最初から最後まできれいに5‘40ペースで走ればもしかしたら、

ということはあったかもしれませんが

そもそもそんなギリギリの走力でサブ4狙うというのがお門違い。

4時間6分という記録も、こたさんがいなければ絶対なかった。

ビギナーズラックならぬ、こたさんラックです。(;´Д`)ノ



ゴール後にそう実感することなどつゆ知らず、

セサミで3人、42.195kmの長旅が始まりました。



沿道は聞きしに勝る応援の多さ。

セサミ3人いても、エルモとクッキーモンスターは呼ばれますが

ビッグバードの声は聞こえず。(´・ω・`)


渋滞と沿道に気を取られていましたが、3km辺りでふと気付く。

「こたさん、補給食落としました(゚Д゚)」

私の衣装ですが、楽天のスポーツショップで購入したものの

ランニングウェアではなかったので重い上にポケットも緩くて、

走り出した途端にポケットの中で補給食が大暴れ。

2つは手に持って走っていたんですが、残りの一つがなくなっている。

「仕方ないな」

「仕方ないですね」

昨日からやたら食べてるし、

スタート前にダメ押しのカステラ一切れも食べたし

なんなら今お腹が重くて、走りに邪魔なくらいなので、

補給食が必要になるなんて想像もできず、あっさり諦めました。

あと賞味期限切れてるし。(・∀・)


私もそうですが、クッキーモンスターも食べ過ぎでお腹が重いらしく

ずっと「気持ち悪い」と訴えていました。

朝のごはん2杯目は要らなかった。

代わりにカステラをもう二切れ食べた方が軽かった。

早く消化してくれ~、お腹が重い!(((;-д- )=3



こたさんが沿道の子どもに飴をあげている時は

クッキーモンスターと2人でペースを守って走ります。



熊本のコース、ちょいちょいアップダウンがあります。

レース前のこたさんの「スパイス程度ですよ」を信じていたら

いやいやこれがなかなかのもので、

アップダウンがあると言われているNAHAより断然坂でした。

(NAHAとはペースが1分違うので比較対象にはならないかも)

坂が目の前にそびえているのを見るたび、こたさんが

「とあこさん、大好きな坂やで!」

とか言うので、開き直って

「やったー!よーし上るぞ!」

と応えていましたが、内心は常に

この盛り上がりを巨大な木槌で叩いて均してやりたい

という思いでいっぱいだったことを、今ここでお伝えしておきます。


3km5‘39

4km5‘50   ※3.5km地点で最初の坂

5km5‘52


確か5kmを過ぎた辺り。

突然「ビッグバード頑張れーーー!!」と誰にも負けない大声で

私単独の名指し応援が3人の耳に入りました。


5kmのここまでビッグバードは一度も呼ばれておらず

他の2人に便乗して応援されている気になっていたので

思わず色めき立つ3人。o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

「きた!とあこさん!ビッグバードやで!!」

「ビッグバード呼ばれたな!」

「うん!呼ばれた!」

ビッグバードが呼ばれないことに後ろめたさを感じていたのか

私以上に喜んでくれるエルモとクッキーモンスター。


キョロキョロと声の主を探すと、道路の反対側にいたのは

ビッグバード製作者のAYU!

ここでAYUが撮ってくれていた写真が冒頭のモノなんですが

私の知識不足により載せることができず、大変残念です…。


AYUは手を振り声出し、かつ一眼レフ大連写をかましており

私たちが気付いて手を振るまで

コマ送りのような一連の写真を頂戴しました。

ありがたい限りです。

なのに1枚たりとも載せられない。(_ _|||)


この後、AYUは私たちの先回りをすべく

レンタサイクルで猛然と走り去って行きました。

ちなみにAYUは翌日、私に負けない筋肉痛に襲われておりました。


6km5‘34

7km5‘52

8km5‘42


8km地点にも、コース最難関と言える橋越え。

そのまま続けて高架下をくぐり、また上ります。

ここはあまり落ちていないところを見ると、

渋滞がある程度解消していたものと思われます。

ちなみにこの橋は後半31kmにも通りますが、これがもう(以下略)。


9km5‘43

10km5‘51

11km5‘34


ここから、こたさんが楽しみにしていた田園地帯。

応援と私設エイドが印象に残っていたようです。


コース両側に田んぼが広がり、確かに走っていて気持ちがいい。

風があったら吹きっ晒しで辛いところだったと思われますが

この日は風もなく、本当にいい天気でした。(´∀`*)

応援の人には最高のコンディションだったはず。


ただ、そのため被り物をしている身にはかなり暑くて

頭から流れる汗の量が尋常じゃなく、目に入って痛かったです。

こたさんも時々エルモを脱いで風を入れてましたし

(こたさんがエルモを脱いでたのはコース上だけだった気が)

クッキーモンスターはこの辺りから顔色が悪くなってきました。


12km5‘39

13km5‘35

14km5‘36


田園地帯を抜けて、また目の前に上り坂。

「とあこさん、良かったな!また上りやで!」

「やったー!上り坂ー!」

などと懲りずにやっているところに、

一人の男性ランナーが追い越しざまに私の頭と自分の顔を指さして

「似てるって言われる」

とニヤリとしながら走って行きました。



確かに似ていた…。



「あの人の方がビッグバードやったな」

「背も高いしな」

ちんちくりんのビッグバードを挟んで感想を述べる2人。


15km5‘41

16km5‘50


熊本城マラソンには「声援スポット」なる地点があります。

沿道にびっしりと人が並び、とにかく応援してくれる。

太鼓やバンドなど、出し物で応援してくれる。


スポットじゃなくても、熊本の人達の応援は

最初から最後までひっきりなしに暖かく素晴らしかったですが

ここのスポット(「声援スポット」と看板がある)は

応援の方にも気合いが入っているのか、一際すごかったです。


特に

「キミのこと愛してるよ!」

と推定年齢6歳の男の子に愛の告白を受けたのが印象的でした。

オーケー、10年待つわ!←


17km5‘39

18km5‘41

19km5‘37


私のランナーズハイはいつも、ハーフ辺りでやってくるのですが

だいたい1~2km前からちょっとずつ高揚してくるんです。

それが熊本ではまったく気配がなく、

これはずっと頑張らなきゃいけないんだな、とここで覚悟しました。


スタート時に満タンだった私のお腹はようやくこなれてきましたが

クッキーモンスターは引き続きかなり厳しそう。

息をしろと言うこたさんの言葉に深呼吸するのですが

聞いているこちらまで苦しくなるような呼吸音。

「あかん!オレあかんわ!」

「クッキー頑張れ!(もうこたさんにもクッキーと呼ばれていた)

顎上がってるで!顎引かな呼吸が苦しなるで!」

「クッキー頑張れ!」


20km5‘35

21km5‘36


こたさんに言われた通りに顎を引き、少し前の足下を見つめて

ひたすら頑張ったクッキーモンスターですが、ここでリタイア。

3人でゴールするという目標はあえなく断念となりました。

クッキー…。(´;ω;`)





ここからエルモとの2人旅。

私も全然余裕はありません。

果たしてこのペースでどこまで行けるのか…





…というのはこたさんのレポでご存知かと思いますが

あと半分お付き合い下さい。