名古屋ウィメンズマラソン2014 ⑤ | RUN!FUN♪RUN!

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走ることがそれほど好きではないのに、なぜかランニングを趣味にしてしまった怠け者のブログです。
走れば走るほど太るという奇跡のランナーの卒業ついでに
せっかく太った体を使って、1kg痩せると3分速くなる説の検証中。(※痩せる痩せる詐欺が止まらないため一時中止)

こんにちは。





オールスポーツの写真が公開されました。

とりあえず見てみたら、歩いてる写真が3枚あった!



オールスポーツを全く意識してないのは置いといて

(一度もカメラマンにポーズを取った覚えがない)

あんなに歩けなかった42キロの一体どこにカメラがいたのか!



別の意味で衝撃を受けたとあこです。



ちなみに去年に引き続き、今年も買いません。

あまりの醜体、みっともなくて見るに堪えない。

これが後世まで残るとか…拷問だわ。il||li _| ̄|○ il||li








自分のDEBUさにゲンナリしつつ、レポその⑤です。





最大の難所である上り坂を超えて36キロ地点。



道を渡ったらしい弟一家が、手を振っているのを早々に発見。

迷わずルナとメイの元へ突進。


いつもと様子の違う叔母にようやく慣れたのか

(堅い)笑顔ではにかむルナ。


「ちょっとタイム落ちてきたね」

「うん、今日疲れちゃってさ。走りたくないんだよね」


などと姉弟が話しているところ、無言で距離を取り

手にしたケータイでくまモンをバシバシ撮影しています。


私はと言えば、「沿道で知り合いとおしゃべり」は

せっかく会得した休憩方法なので、まだコースには戻りません。

弟や義妹、メイ(こちらも叔母に慣れた様子)と歓談中に

心ゆくまで写真撮影したルナが私のところへやってきて



「ルナ、とあちゃんといっしょに

ごはんたべにいきたい」



…え、今!?(´・∀・`)



この申し出を聞いた弟、苦笑いで

「さっきから100回くらい言ってるんだよね」


なんという癒し系!(叔母バカ)


「そっかー、でもとあちゃんこれ終わったら飲みに行くから

今日は疲れちゃってるから、また今度でいい?」


「うん、わかった」


100回訴えていたわりに聞き分けのいいルナ。

後ろ髪をひかれる思いでようやくコースに戻ります。

(これ以上追及されると困るという大人の事情)



弟一家が来てくれたおかげでとても気が紛れましたが、

それで脚の疲労が取れるわけもなく、ここからが長い。


私設エイドのコーラやイチゴをいただいたりしながら

ひたすら右足と左足を交互に出す作業に勤しみます。

くまモンである私は、そこに左手を高く上げる作業と

上げた左手を左右に振る作業と、

沿道に向かって口角を上げて口呼吸する作業もあります。



そんな39キロ地点では、再び同期のAYU登場。


「あ~AYU~!!わーい休憩~!!ヽ(*´∀`)ノ」


休憩宣言も堂々たるものです。


地下鉄の駅から離れているので沿道の人も少なく

疲れがピークに達したランナーが亡霊のごとく

黙々と走っているのを見たAYUに

「何ここ!足音しかしないじゃん!」

などと突っ込まれながらしばらく雑談を楽しみ

(口と脚は完全に別物だということを実感中)、

ゴールへ向かうというAYUとお別れ。



コースに戻ればくまモンコールも復活。

休憩ばかりしていても、体は限界の私。

ずっとキープして走行していた左側から、

なるべく目立たぬよう右側へそっと移動。この時点で本末転倒の仮装ランナー

そして、懲りずに歩いてみる…



「くまモン、歩くな~走れ~!!」



はい…。( ;∀:)





歩かせてよ、あんたが走ってんじゃないんだからさ…

と思わず毒づきつつ、この声の主、声がしゃがれてガッサガサ。

それでも沿道から遠く離れた私を大声で応援してくれたんです。

走らないわけにいかないじゃあーりませんか…。( ;∀:)

なぜチャーリー浜



応えるのもかなりツラいものの、誰もがしんどいこの地点

少ない沿道の応援を私が独り占めしてるけどいいんだろうか、

と、他のランナーに対して申し訳ない気持ちが沸いてきました。



そんな私の心配も、最後41キロ地点の給水所で吹っ飛びます。

後ろから来た美ジョガー、給水中の私に


「くまモン、大変ですね」


彼女は「頑張って」と言って去っていきました。

声援独り占めは気にしなくていいらしい。

彼女のおかげでちょっと気が楽になりました。


ここまで来ると、ボランティアの皆さんの激励にも力が入ります。


あと1キロ。

もう少し。

キロ8分でいきましょう!


たくさんのボランティアの方が声をかけてくれる中

拡声器を使ってランナーたちにゲキを飛ばす

おじさんボランティアがいました。


私がその前を通り過ぎようとした瞬間

「くまモン、頑張れ!」

振り返って手を振る私。

「くまモン、元気がないな!」



…あるわけないよね。( ;∀:)精一杯のパフォーマンスよコレ




それでも走りながら答えましたよ、大声で。

「元気だよ~!頑張る!!」


今回は最後までやたら声を張ったフルマラソンだったな…。




少し先にテレビカメラ発見。

うちでテレビ観戦してるという友人も何人かいたので

見つけたら映るように努力する、と約束していました。


これまで一度もテレビに遭遇しなかったけど、ここにきてようやく!

あと3メートル!!



…というところで、そのテレビマンたち。

突然顔を上げ、私の後方から颯爽と抜いていったランナーを

猛然と追いかけ出し、風のように去っていきました。

(後で確認したら、ランナーは地元テレビ局のアナウンサーでした)



…あと3メートル…。( ;∀:)




「持って」ない女、とあこ。

それでもそんなことをしてるうち、ゴールは目前。

ゴールのナゴヤドーム周辺は見物客で溢れ返り

おかえり!とハイタッチの嵐。


ドームの敷地内に入ると、走り終えた美ジョガーが並んで


「おかえり~!」

「おかえり、くまモン!」


笑顔とハイタッチでお出迎えしてくれました。

身も心も美ジョガーだよ、あなたたち…。

こんなにツラかった42.195キロは初めてだったので

心底涙が出そうで…



あ、ダメだこみあげてきた…。(ノ_-。)




…違う、これはアレだ。

4時間走の時に経験した 、呼吸がおかしい症状だ!



ゴールを目の前に、元気も戻って脚も動く。

こんなにまだ走れたのかと思うほど元気なのに、

歩きたいなんて今これっぽっちも思ってないのに、

歩かないと息ができない…。( ;∀:)

おかげで出かけた涙も引っ込みました。


今日、ほんとに体調悪かったんだなあと

最後の最後で体に教えられた次第。


息が普通にできるようになるまで、最小限で歩き

すぐに走り出します。


ドームの中に入ると、華やかなピンクの絨毯。

にぎやかな人々の気配と歓声。

盛り上げるDJのトークと、楽しげな音楽。

いつもの通り、ラストスパート!



最後の力全て出し切って、全力疾走…

…したけど、ラスト20メートルで

首にかけてたウォークマンが落ちて、拾いに戻る。(_ _。)



最後までなんだかパッとしない42.195キロ。

それでもなんとか完走しました。ヽ(;´Д`)ノ

レポもようやく完走間近



未設定


最後まで走らせてくれてありがとう。

と、ゴールで一礼。


そして、ごそごそとポーチからカメラを取り出す。



未設定

ティファニーゲートまでの間に、

イケメン隊と写真撮ってたランナーを横撮り。

知り合いではありません。



未設定

大混雑のティファニーゲート。

選り好んでしっかりイケメンのところに並ぶと

ティファニーと一緒に写真を撮りたがる女子が大発生するため

ちっとも進まないというイライラ渋滞に陥ります。

(※ティファニーゲートでの写真撮影は禁止です)


ここはそこそこのイケメンで妥協するのが得策(失礼だな)。




未設定

ゲートを通り過ぎたところで、前日のEXPOでライブしてた

6-pack(というらしい。グループ名が腹筋て)発見。

こそっと撮ろうとしたら、気付いて揃って目線くれました。

やることもイケメンで、ケチのつけようがない。


流れに従ってドームを出ると、私が先ほど美ジョガーたちに

ハイタッチしてもらった涙の駐車場内コースに出ます。

私も帰ってくるランナーたちにハイタッチしたかったけど

いかんせん、まったくその体力が残ってない…。(x_x;)

立って歩いてるだけで脚が攣りそう。(って高知でも言ってたな)

次は必ず、と心の中で言い訳して、更衣スペースへ進みました。






最初から最後まで、なかなかの苦行だった

名古屋ウィメンズマラソン2014。


何度も何度も、心からツラいと思いましたが、

止めたいとは一度も思わず、終わってしまえばすぐに

楽しかったと思えるのがフルマラソンの不思議。


マラソンは己との闘いで、孤独なスポーツです。

でも私は、マラソンを走ってる時ほど

人との繋がりを感じることはありません。( ´艸`)



ボランティアのみなさん、スタッフのみなさん。

沿道のみなさん、家族・友人。

みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとう!!



高知にも名古屋にもオールスポーツがいたので

撮ってくれた写真をネットで見せてもらいました。

歩いていた(奇跡の)3枚を除き、全て笑顔で写ってました。

フルを走ってる時、楽しくて仕方ないのが表れてました。

笑顔で走れてるうちは、マラソン止められないです。(´∀`)




これで私の今シーズンのフルマラソンは終了。

目標に掲げていた、4時間半は達成できました(ネットだけど)。

来シーズンは、4時間15分を目指します。


…え、目標が小刻みですか?

身の程を知ってるんです











着替えた後、ドームで初めて会った神。

中学生と間違えるような童顔小柄な女子でした。


(ちなみにこの日も、東京マラソンの2週間後ながら

全身ドナルドダックの衣装で気楽にサブ4で完走。

彼女も沿道に歩かせてもらえなかったとボヤいていました。

こんなところで神と思いを一つにするとは!)





そうか、この子があのキーホルダー を…納得。






(*´∀`)












グダグダなレースですが、記録として記載します。

()内はネットタイム。


5km  0:38:16(0:34:03)   34:03 

10km 1:10:34(1:06:21) 32:18 

15km 1:42:51(1:38:38) 32:17

20km 2:14:21(2:10:08) 31:30 →父を大声で呼ぶ

25km 2:46:51(2:42:38) 32:30 →仏頂面のルナをハグ

30km 3:20:57(3:16:44) 34:06 →止まって休憩、を取得

35km 3:56:53(3:52:40) 35:56 →ルナに食事に誘われる

40km 4:35:32(4:31:19) 38:39 →拡声器で檄を飛ばされる

2.195km 4:50:24(4:46:11) 14:52 →美ジョガーに感動する