こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。

視覚障碍者の片付けと収納について書いています。基本方針は今回で最後です。長くなってすみません(汗)。

 

 

 

 

 


基本方針の4番目と5番目は同じようなことなのですが。
「「④床にものを出しっぱなしにしない」」
「⑤テーブル、キッチンなどの上にものを出しっぱなしにしない」
です。

④からいきますと。
「床に物を置かない」というのは見えない人なら自然に身に着くことかもしれません。
単純につまずきます。危ないです。
また掃除もしにくくなりますし。
長期間放置していると誇りをかぶり、見えない私はそれに気が付きません。
床にものを置くのは、視覚障碍者にとっては百害あって一利なしです。

とか言ってますが、私も子供が出しっぱなしにしたかばんやおもちゃを踏んづけたり躓いたりはしょっちゅうです(汗)。
その代わり、どんな大事なものでも床においてあるかぎり、お母さんに踏まれて壊れても一切文句は言わない、という家庭内ルールを厳守させています(笑)。

⑤テーブル、キッチンなどの上にものを出しっぱなしにしない
ものを置きっぱなしにするべきでないのは床だけではありません。
ダイニングテーブルやキッチンの調理スペース、リビングのローテーブルなど。
ついついちょい置きして、そのままなんとなく雑多なものが摘みあがっていったり。
よく使うものだからと調味料やふりかけの定位置にしてしまったり。
私も昔はおたまやフライ返しをカゴに入れてコンロの向こう側に立てて置いていましたし、塩や砂糖の容器をキッチンの調理台の隅にそろえて置いたりしていました。

よく使うものなので便利で理にかなっているようにも見えますが。
実際にはお玉もふりかけも塩も一日に何十回も出し入れするようなものではないですよね。
せいぜい朝と夜に一度ずつ取り出して使えばいいところ。
棚の中にしまってもほとんど不便を感じませんでした。

そしてキッチンの上に何もなくなったことで、ものすごく快適になりました。
まず掃除がしやすいし、置いている容器などに油汚れや誇りがつくこともありません。
見えないと見えている人よりも色んなものを汚すしこぼしますので、ものがたくさん置いてある状態をきれいに保つのは本当に大変だと思います。
私の場合は面倒でついつい汚れっぱなしになってしまっていました。
物がないと調理スペースが広々として、作業が安全で快適になります。

ちなみにうちのダイニングテーブルにはティッシュケースが一つ乗っているだけですし、キッチンの上に常時出ているのはやかん一つです。
とっても快適です。