こんにちは子育て中の視覚障害者、きの子です。
以前にお風呂掃除や掃除機がけの記事は書いたのですが。
視覚障碍者ならではの工夫をしているといえば、掃除よりむしろ片付けの方かなと思いまして。
今度は片付けや収納の工夫について書いてみることにしました。
20年近く視覚障害主婦をやってきて、ちょっとずつ気付いて実践してきたことです。
もっと色んなやり方もあるとは思いますが、一つの例として読んでいただければと思います。
まずは片付け、収納の基本ルール、我が家編です。
当たり前すぎて退屈かもしれませんが、基本方針ということで書き出してみます。
①ものの置き場所を決める
②使用頻度に応じて場所を決める
③床にものを出しっぱなしにしない
④テーブル、キッチンなどの上にものを出しっぱなしにしない
⑤ものの見分けができるようにする
①ものの置き場所を決める
これは見えても見えなくても基本中の基本ですよね。
でも視覚障碍者にとってはより切実です。
上の引き出しから出したものを下の引き出しに戻しただけで、次に使うときには目当てのものが見つからず、探すのがすごく大変になります。
一人暮らしなら自分が気を付ければいいだけのことですが、家族がいる場合は家族の協力も必須です。
ただ、家族全員がものの場所をきちんと守ってくれるとは限りませんよね。
やみくもに文句を言ってもなかなか改善しないので、譲歩も必要かなと思いました。
私の夫はどちらかというとものが捨てられず、出しっぱなしが使いやすいよね、というタイプ。
なのでリビングの一番使いやすい棚を断腸の思いで(笑)、夫のためにごっそり解放し、自分のものはここにしまってねと約束しました。
収納スペースを広めにとったので、今のところ夫のものがリビングにあふれることはないですし、夫からも文句は出ていません。
特に家族共有で使用頻度の高いものについては、片付けが苦手な人でも覚えやすく、手間なく片付けられるような場所や容器を工夫することも必要かなと思います。
長くなりそうなので、②以降については次回の記事で!。
