2024年5月11日(土)、上州・八王子丘陵を歩きました。
上州・八王子丘陵は、渡良瀬川の右岸、群馬県みどり市、桐生市、太田市にまたがる丘陵群です。
この日は、八王子丘陵の一部、鹿田山と茶臼山丘陵を歩きました。
まずは、みどり市(旧・笠懸町)の里山、鹿田山に、花を見に行きました。
南方向から見た鹿田山(しかだやま)です。
グーグルマップには、「鹿田山フットパス」で表示されています。
立派な駐車場があります。
フットパスとは、イギリスで発祥した「歩くことを楽しむための道」とのことです。
散歩コースの歩道には、ウッドチップが敷かれていて、ぬかるみもなく心地よく歩けます。
シャクヤク(芍薬)が植えられている畑です。
花弁の色合いがグラデーションなのが、花の美しさを引き立てています。
花弁のこの強烈な色合い、それに負けない中央の雄しべの金色、豪華な花です。
「鹿田山フットパス」からは、赤城山の大きな姿を眺めることができます。
低山ながら鹿田山には、いくつかのピークがあります。
兎山(うさぎやま)山頂です。
こちらは八王子山(通称:雷電山)山頂です。
そして御嶽山頂です。
最期、弥右衛門山(233.3m)山頂です。
一応、鹿田山の最高峰です。
お目当ての花が、沢の清流の脇に咲いていました。
クリンソウ(九輪草)です。
水のせせらぎとクリンソウは、よく似合います。
赤色単色のクリンソウは、各地様々な場所で見ますが、ここのように白色やピンク色などいろんな色があると一層、見映えします。
クリンソウは、360度の方向に花が付きます。
白花にピンクの斑入りのものもありました。
数年前はもっと見事なクリンソウの群生だったようですが、大分、花の数が減ってきたようです。
今後も毎年ずっと、美しい花の咲く姿がずっと続いてほしいものです。
鹿田山から、茶臼山丘陵に転進しました。
東武桐生線、阿左美駅(あざみえき)を出発しました。
みどり市立笠懸東小学校前を通過し、左手に見える茶臼山丘陵に入ります。
茶臼山丘陵は、いくつかのピークがあります。
まずは、荒神山を目指しました。
一登りで、小さな祠のある荒神山山頂に着きました。
古くより、この地に荒神様ありという伝説があり、「荒神山友の会」という地元の方々が、祠を再建されたようです。
荒神山から茶臼山へミニ縦走しました。
こんな感じの道です。
手前、太田市から遠く伊勢崎市街の眺望が広がる場所を通過しました。
茶臼山山頂に着きました。
標高は、294mです。
茶臼山山頂からは、素晴らしい展望が広がっています。
先ほど通ってきた荒神山方面。
奥には雄大な赤城山。
その手前に見えるのは桐生競艇場です。
この競艇場の存廃を巡って周辺市町村の対立から、みどり市の市域が桐生市域を2つに分断し、大きな飛び地が出来てしまっています。
山頂に、アヤメの花が咲いていました。
茶臼山丘陵をさらに縦走しました。
八王子山山頂です。
水道山という地味なピークを通過しました。
高雄山(236m)を通過。
直下に見えるのは岩石採取場のようです。
高尾山(238m)を通過。
この日、最後のピーク、天王山です。
標高243mは、太田市第3位とのことです。
太田市営八王子公園墓地に下山しました。
この墓地は、管理の行き届いた素晴らしい霊園です。
何より山の斜面を活かした階段状になっており、太田市街を一望できます。
ここで永眠できる人はうらやましいです。
合計時間 3 時間 14 分 休憩時間 10 分
距離 8.4 km のぼり / くだり 521 / 553 m